wssdプロジェクト

 今年2002年8月に南アフリカで、持続可能な開発に関する世界サミット(WSSD: World Summit on Sustainable Development)が行われます。この会議では、1992年の「地球サミット」から10年間の見直しと、地球サミットで採択された地球規模での目標設定(アジェンダ21)の具体的実施方法について話し合いが行われる予定です。
 現在、先進諸国では持続不可能な形での消費のあり方や過度のエネルギー消費が問題となっている一方で、未だに多くの発展途上諸国は深刻な貧困状態から抜け出せない状況にあります。また現実には、環境保護を推進したい先進国と経済発展を優先させたい途上国の対立や、環境保護派と経済界の認識の差は依然として埋まっておらず、真に「持続可能な開発」とは何なのかが問われています。
 私達は世界中の資源を消費して生活している身として、まずは自分達の生活と世界の様々な状況との関わりを知り、真の持続可能性とは何なのかを考え、様々な問題の解決策を探っていきたいと考えています。また、より多くの人がこのような問題について考える機会をもつことが問題解決の一つの道と考え、様々なイベントを通してそのような機会を提供したいと思っています。
 このプロジェクトでは、We see, We say, We do.(WSSD)をスローガンに、まずは自分達の問題意識を素直に表現し、文字だけでなく実際に体感するようなイベントを通じて本当の持続可能性とは何なのかを探っていきます。また、そこで感じたものを自分達なりの形でアウトプットをし、出来る限り多くの人にこの問題について考えてもらえるきっかけづくりをしたいと考えています。そして、実際に自分達ができる範囲での行動へとつなげていくつもりです。
 具体的には、勉強会と実体験型のイベントを組み合わせた企画や、クラブイベントを通じて持続可能な開発に関して考える機会の提供を行い、同時に世界会議の内容を追いながら、実際に南アフリカの本会議へ公式参加して国際会議の様子や世界の生の議論を見てきたいと考えています。
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