基本作法の説明
神様、御霊様を拝む時には、特別に決まりなどはありません。ただ「祈り」の中身として、「お礼」「お詫び」「お願い」があります。
金光教では、「祈り」とは、人からの一方的なものではなく、神様との対話であります。すなわち、神様からも祈られているということを抜きには出来ません。
そのため、こんにち生かして頂いていることの「お礼」と、知らず知らずに行ってきた自分勝手な、神様に対し御無礼な生き方の「お詫び」、そして「天地の道理」に合った、日常生活の中に起こりくる様々な問題、難儀を「お願い」申し上げることが大切になるのであります。
◎基本的な拝礼の作法
☆まず御神前にて神様に、以下一通り終われば、次に御霊前にて御霊様を拝みます。
1,まずは一礼して、神様、御霊様に心中にてご挨拶をします。
2,次に拍手を四回します。
拍手を四回するのは、数字の「四」を忌む一般の風潮に対して、金光教では「四」は幸せの「し」、よかれの「よ」であるとの
教祖様のみ教えに基づいたものであります。
3,その次に一礼をしたまま、心中にてお祈りします。
御神前では心中にて、心を込めて飾りのない心の中のありのままの思いを神様に祈ります。
御霊前では、心中にて先祖代々の御無礼のお詫び、御霊様の助かりを申し上げ、自らをお導き頂けるようにお祈りします。
4,その後、体を起こし、拝詞があれば、御祈念をさせて頂きます。
拝詞にはいくつかの定められた祈りの言葉がありますので、話しかけるように、自分の心が神様、御霊様に向かうように御祈念させて頂きます。
5,再び拍手を四回します。
6,最後に心を込めて一礼します。
※御霊前での祈りの後、御神前にて改めて一礼だけして、御結界にて御取次を頂きます。
○御結界に進みます。
○お供えがある場合は、前の台の上に差し出します。
お賽銭やお供えは、何をいくらしなければいけないと言うものではありません。心任せでありますから、自分で決めて、真心のみをお供えします。
最初から用意していく場合には、金封の表、水引から上に「奉」と書き、その下に、「氏名」を書き、左下に「満年齢」を書き御結界にてお供えします。(教会備え付け金封をご利用下さってもかまいません)
現金にてお供えされたい場合は中央のお賽銭箱にお入れ下さい
○御取次くださる方に、自己紹介をします。
最初の時には名前や年齢などを書き記したものをご用意ください。
当教会では、用紙がありますのでその場で書いて頂くこともあります。
○続いて、参拝の理由や伺う事。お礼、お詫び、お願い事などを、ありのままに申し上げます。
○御取次くださる方より、願った事について、お言葉があることもあります。
その時には素直に聞かせて頂き、聞き終わった上で判らない所を、改めて聞いても構いません。
ただ、御取次くださる方は、生き方を示して下される方ですから最後の最後までは教えられることはありません。重要なのは祈りをもって話す中に、わが心から練り出し実際の行動に移していくことです。
○御取次を願うと御神米(ごしんまい)が下がることがあります。
これは、人間が神様に願わせて頂きましても余程、高徳な方でない限り、神様は御姿も見えず、御声が聞こえません。その為、神様からの「助かってくれ」と言う願いが込められた、神様からのみ恵み、恩恵をあらわすもので、お返事が御神米なのです。
それゆえに、どこの教会にて頂いたものであったとしても、粗末に扱ってはならないと考えるのであります。御神米を頂く時、心に神様を頂くと言うことを忘れては何にもなりません。御取次を頂いた時には、神様を忘れていかないようにしたいものです。
その後は、拝む目当てにしたり、口に頂いたり、身につけたりする人もあります。
いずれにしても大切に扱わせて頂きましょう。
○御取次が終われば、お礼を申して退席します。
※御取次くださる方は、「御祈念帳」に名前と、お願いを記して、神様に御祈念下さいます。
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