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◇日々の祈り◇

◎金光様が、
「亥の年、いつぞや頼んだことを神様にお伺いいたしたら、書いてやれいと仰せられたから、書いてあるぞ。」
と申され、左(下)の御文をくだされた。

金光大神、天地金乃神、不残金神様、時の中夭(思わぬ災難)災難、盗難、火難、悪事災難お逃しくだされ。
氏子の年回りは、入り厄、はね厄、厄晴らしくだされ。
時候のあたり、疲れ、肩癖、かぜ、はやり厄(流行病)病難は、大厄は小厄におまつりかえくだされ、七難八苦の憂いをお逃しくだされ。
神々の無礼粗末、行き合い(祟り)見参(同上)故障、人のほのお(恨み)ほむら(同上)恨み、生き霊死霊の訪ねがござりましょうとも、あなた(神)のお手続きにて精霊(ショウリョウ)はお道立てをおやりくだされ。
あなたのご方角に向かい、ご無礼お粗末ござりましょうとも、年の御回り、ご眷族、月、日、時、刻限、昼夜の御回りに向かいて、ご無礼お粗末ござりましょうとも、日々ご方角を改めてご信心つかまつる氏子にござりましては、いかなるご無礼お粗末がござりましょうとも、おさし許しくだされ。
別条ござりませねば、願主の願い成就仕り、残る家内中、無事堅固、寿命長久、御願いあげ奉り。
氏子の望みがござりますれば、普請作事、縁談縁組み、他行(他出)宅がえ、他所勤め、道中船中、海上安全、風しけ難をもお逃しくだされ、どこのいずくへ参りましょうとも、年限詰め中(期限つきの勤めの間)無事で相勤め、帰宅つかまつり候よう願いあげ奉り。
うちうち、家内安全、諸商売、諸職人、諸けいこ、できよし願いあげ奉り。
若葉の身の上、利口発明、知恵分別、もの覚えよきように御願いあげ奉り。
商売は、買い場、売り場都合よきよう御くり合わせを願いあげ奉り。
作徳、しつけ(植えつけ)ありつき(根つき)出来立ち(作物の生長)よし、這う虫の災い、物怪、物つきござりませぬように、五穀成就、牛馬にいたるまで息災延命、運気運勢開運、出世繁盛、懇意な所、一家、親類にいたるまで繁栄を願いあげ奉り。
漁海は大漁の御くり合わせを願いあげ奉る。
うちうち、女は妊娠、身の軽し、安産やすきことを願いあげ奉り。
月役、火止まり(妊娠)順合いを願いあげ奉り。

「この文を、金光が朝晩お願いもうしておる。
亥の年、この文のとおりお願いせよ。
また、信者へも教えよ。」
と仰せられてお書き下げくだされた御文でござります。

[出典:金光教教典/金光大神御理解集/第一類/大喜田喜三郎師の伝え・6/全文]

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