謹んで新春のお慶びを申し上げます
『神心見て見ぬふりは人心/気づき頂き現わす心』
平成十七年 酉年 元旦
皆様いかがお過ごしですか。
旧年は「喜び生かす生き方」を求めて信心のけいこをさせて頂きましたが、その中で気づかせて頂いたことは、喜ぶ前におかげを受けていることに気づいていないということの多さでありました。
また、信心をさせて頂きながら、起こり来る事柄がおかげであると気づかせられながらも、楽を求めたり、逃げようとして人心から見て見ぬふりをしてしまう。
しかし、信心で助かる、おかげを受けるとはどういうことであるのか。
ひとえに気づきを頂くということではないのか。
頂くとは、有り難く認めて受け入れるということであります。
問題から目を背け逃げようとすると、いつまでたっても助からないことになる。
起こり来る事柄が苦しくともつらくとも、まず頂くことが大切なのであります。
次に頂いたことを、よく見ることが大切であります。
どういう状態にあり、どういうおかげを受けているのか。
また、神様から自分はどういう願いをかけて下されているのか。
そのことを、しっかり見つめ気づくことです。
自分の弱さも、至らぬ所も、油断しておることも認めて改まってみるということであります。
その中から何を現わすことができるのか。
それに気づき頂き現わす時、本当の助かりを頂くことができるのだと思わせて頂きます。
今年一年、どうぞ良い年になりますよう共々に信心のおかげを蒙らせて頂きましょう。