皆様いかがお過ごしですか。
七月を迎え、雨の降り続く中、晴れの日を恋しく思う日々ではあります。
ですが、天候は待っておればいずれ回復することもあります。
同じようなことが問題難儀の中にもあるのではないでしょうか。
そのためには、時節を待ち、生き方を根本から改めていくことが大切であります。
そうしていけば、いつまでも問題難儀が続くことなく、おかげの道があることと存じます。
それぞれの時には、それぞれの生き方があるもので、晴れの日には通用したことでも、雨の時には通用しません。
雨の日に傘もささずに歩くのは、風邪を引いたり難儀を招くようなものです。
この例えでは判られても、実際の生活はどうですか?
難儀なことが起きてきても問題に直面していても普段と変わらず
「私はこう生きる」
「こうしかできない」
と決めたように無謀な生き方を続けてはいませんか?
それでは、難儀がより大きくなるものです。
問題が起きてきた時には、周りの状況をよく見て、傘の一つもさして、傘の下に入るようにと身を慎むことです。
傘を持っていても面倒に思ったり、形ばかりで振り回しておったりして、ささずにいたのでは意味がありません。
ここでの傘は信心であります。
信心は判っただけでは意味をなしません。
自分で信心を実行していると思っていても、それが形ばかりであれば意味がないのです。
信心を元にして身を改めてはじめて役に立ち、生きるものであります。
共々におかげを蒙らせて頂きましょう。