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〜春の息吹き〜(63歳・女性・金光教教師)

 土佐高岡教会では毎年、教徒の家でその年、年記祭を迎えられる霊神を、家でご奉仕になられる人は別ですが、事情があってお仕え出来られない家は、教会で合同年記祭としてご奉仕させて頂いております。

 今年も今日をよき日と定めて、お天気のご都合も頂き、暖かい日に恵まれ、家族の人々より集いてご参拝になられ、合同年記祭をおかげでなごやかにご奉仕させて頂きました。

 御神前、御霊前には春の花であるふくらんだ穂の柳、ゆり、桃、菜の花、イリス、カラーなど美しく生けられ、春の息吹きが感じられ何かホッとする気持ちで、心和む内に霊神に心から御礼を申し上げ、ご奉仕させて頂きました。

 あられし日のことを偲び語らいて、霊神様方もお喜び下さってあるように思わせて頂きました。

 夕方、私は少しでもお日様のある時間にと思い、犬のクッキーと共に散歩に出かけました。クッキーは毎日散歩の途中に息子の車を止めてある所で、私の顔を眺め、ごろりと横に寝て、私に早くお腹をさすってというような仕種をします。そこで散歩は一休みになるのです。

 しばらく体をさすってもらったり、お話をしたりしてから、やおら起きあがり、いつもの散歩道を回って来て、川の所まで帰ってきました。

 川の中をふと見ると、一羽のシラサギが舞い降りてエサを取っていました。

 今まで見たことがなかったが、1メートルも離れていない所に向かい合うようにして、カラスが一羽舞い降りてエサを取っていました。

 そのすぐ側に、水がうねっているように見えるのでよく見ると、二尾のコイではありませんか。

 あんなに暖かい時にいたコイが、冬になって一度も姿を見せなかったので、どこに潜って冬眠しているのかと姿を見せる日を毎日通る度に、川を眺めていましたが、今日は少し水が温かくなったのでしょうか、姿を現したのでしょう。

 私は

 「まあコイだ。」

 と一人声に出て、同じ場所に、シラサギとカラス、コイを見せてもらい、春の訪れに、一人うれしく感動を覚え、クッキーとしばらく眺めながら、教祖様の御教えが心に思わせて頂きました。

 真っ白いサギ、真っ黒いカラスを見せて頂き、御教えの如く、

 (素直な心で御教えを頂く信心のけいこをさせて頂き、神様、霊様、金光様に少しでもお喜び頂けるような信心のけいこをさせて頂ける私にならせて下さい。)

 と祈りつつ、このような春の息吹きにふれ合いさせて下さった、神様に感謝しつつ、今日の御礼を申し上げさせて頂いたことでございました。

 ありがとうございました。

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