投稿いただいたお話

　皆様いかがお過ごしでしょうか。

　５月は暖かさを迎え、初夏を思わせる日々であります。

　天地自然の木々や草々を見させて頂きますと、時節を待って枝葉をのばします。

　そして、つぼみをふくらまし花を咲かせ、虫の世話で実をつけます。

　後には熟すのを待ち天地に任せて実を落とし、また鳥の世話になって遠くへ運んでもらうなど無駄があまりありません。

　起こりくる事柄を受けながらも、そこに脈々と命の受け渡し、育み生きる生命力を感じさせて頂くのであります。

　そこまでには、一つ一つ事に当たって進化をしつつ、成長を続けてきた証、進歩を感じるのであります。

　人間も万物の霊長と申され、またその歴史も進化の中で知恵を受け継ぎ、磨きして進歩を続けてきたのだと思うのです。

　しかし今の世の中を見るとき、環境や習慣が多様化しすぎることにより、人間の中の進化の方向性が間違った方向に進んでいるのではないかと感じることもあるのです。

　進化と進歩は同じではありません。

　教祖金光大神様の申された「一生が修行中である」の言葉を思う時、常に自らをよい方へと導く働きをさせて頂く努力の中に成長し進歩は生まれるのだと思います。

　共々に進歩をさせて頂きましょう。