投稿いただいたお話

　私はよい信心もようさせて頂いておりませんのに、神様、霊様のお助けお守りのおかげで、七十一歳というお年を頂かせて頂いてまいりました。その長い間には、色々な事がありました。

　折にふれて、過ぎ越し方を振り返ってみます時には、御教えにもございますように「あれもおかげであった。これもおかげであった」と思はせて頂く事ばかりで、本当に有難く思はせて頂いております。

　今は主人が脳梗塞で寝た切りの生活をさせて頂いており、私は在宅介護をさせて頂いておりますが、私にとりましては、主人の病気も神様の大きなみ計らいであったと、有難く思はせて頂いております。何故ならば、主人は六十九歳で発病し、現在は七十七歳ですが、昔からお酒の好きな人で、しかも車の運転も好きで、もし今も元気で動かせて頂いていたら、どんな大難が起こっていたか、目に見えるようでございます。それが今は病気でも、どこにも痛みはなく、動けなくても妻の私が付き切りで世話をさせて頂いておりますし、介護保険が出来てからは、週に一回、入浴車も来て下さり、皆様でやさしくお世話下さり、訪問看護や往診もして下さり、点滴なども在宅でして頂け、本当に恵まれております。

　住まわせて頂いている所も、山にも海にも近く、お店にも近く、地の利の良い所で、本当に助かっております。すべて神様、霊様のおかげ、日夜御取次御祈念下さってあります金光様をはじめ、教会の先生方、又、かかわって下さる皆様のおかげと感謝させて頂いております。

　今は朝、目が覚めたら、夜中の御礼を申し上げ、新しくおいのちをお恵み頂いた御礼を申し上げ、今月今日のお願いを申し上げ、夜、休ませて頂く時には、今月今日も無事に過ごさせて頂いた御礼を申し上げ、夜中に何事もないようにお願いを申し上げという繰り返し、今月今日の積み重ねで、今日まで来させて頂きました。

　私は主人にも感謝させて頂いております。主人が寝た切りになって下さっているおかげで、私もいろいろ御用がさせて頂け、体もなまらなく、健康を保たせて頂く事が出来ます。もしもこれが一人でしたら、足腰が痛いから、怠け心が先に立ち、何もせず、自分も動けなくなっているかもわかりません。

　それを思うと、どんな形であれ、老夫婦が日々寄り添って、助け合って暮らさせて頂いている幸福をしみじみと味あわせて頂き、御礼を申し上げております。