3月25日に私が、奥城に参拝に行った時のこと。
この日は、最初は、サクラ見物やデジカメで写真を撮ったりと、散歩のように楽しんで奥城参拝に行ったのですが、その後のこと。
奥城に向かうため山を登り始めると、最初はカラスや鳩、その他、小鳥が多く飛んでいるのが目についたのです。
「今日は、妙に鳥が多いな。」
私は独り言を呟きながら、さらに山を登っていきますと、最初は、数羽のカラスの鳴き声だったのです。
それが、段々に増えていき、前方の方から、異様に思える程のカラスの鳴き声が聞こえてきたのです。
「なんやこれは。」
私はそう思いながらも、声のする方へと近付いていきました。すると、まるでヒッチコックの恐怖映画、鳥を見るような光景。
空一面を真っ黒なカラスが覆い尽くし、その辺りが薄暗く感じた程のすごさでした。
何十、下手すると百羽以上居たのかも知れないと思われる程のカラスが、山を包み込むように飛び回り、そのカラスに怯えた小鳥の警戒を促す悲痛な鳴き声が耳の奥に聞こえてきたのです。
私自身、こんな経験は初めてでした。
「こりゃなんぞ事があるかもしれん。」
私自身、身の危険を感ずるような思いがしたのですが、その後、母も一緒に参ってあったものですから、
「こりゃ地震か山火事でも起こってないろうかね。」
そう話したことでした。私はその時、半分は冗談のつもりで言ったのでしたが、その夜、やっぱり地震が起こりました。
そう考えると、神様とはようしたものや、いろいろなことで教えてくれてあるんやなと一人思わせて頂きました。
しかし、今考えても、怖いくらいの情景でした。(デジカメを持っていたのに撮ることを忘れていた程です。)
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