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〜竹の如くに〜(65歳・女性・金光教教師)

 皆様お元気でお暮らしでしょうか。

 竹の子の伸びるある日のこと、私は奥城へ御礼参拝をさせて頂きました。

 途中に竹やぶがあり、そばを通らせて頂きますと「道の土が少し盛り上がってきたわ」と思っていると、黄色い葉先が少し見えていました。

 時々それから参拝の度に、その竹の子がずんずん伸びて、あっちにもこっちにも、見上げるように伸びて、私はその竹の子を見ると、心の中で「すごいすごい」と感動を覚えます。

 根元の方から少しずつ一枚一枚皮を外し、その中から見える緑の色の何と美しいことか、私は歩みを止めて竹の緑に心うばわれ、「きれいきれい、これこそ神様が下さった自然の色だ」と感動しています。

 今は皮が外れてしまい、葉が出て若竹になっています。

 私は教祖様の御教えを思わせて頂くのです。

 竹には間隔をおいて節がありますが、その節がなくての一本の竹であったなら竹に強さは生まれないでしょう。

 あの節があるから、いろいろの物に使われ、竹の強さで生きているのだと思わせて頂きます。

「難はみかげ」

と御教え下さっていますが、人間は難は一番嫌なことで、いつもいつも幸せにあったらどんなにかいいだろうと思わせて頂くのでしょうが、そんな難のない人生はありえないことだろうと思わせて頂くのです。

 難は竹の節のようなもので、難の体験を多くした人ほど、人の難儀もわかり、お役に立つ人にならせて頂けると思わせて頂くのです。

 難は私の財産だと思わせて頂けば、難もありがたさに思わせて頂けるのではないでしょうか。

 私はいつも竹を見せて頂く季節になると、神様が私に人生の生き方を教えて下さってあるように思えありがたく思わせて頂くのです。

 皆様もこの暑さの季節お体お大切にお元気でおかげを頂かれますようお祈り申しております。


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