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〜天地を感じる心〜(編集長)

 秋を迎え、空は澄んで高く感じ、食べる物も香りを楽しみ、口においしく、実った作物を見て触って、夜になれば虫の鳴き声が聞こえてくる。

 秋は人間の五感に訴えてくるものがあると感じるのであります。

 実際は秋だけでなく、どの季節にも、その季節によっての感じ方がある。

 その働きをどう受け取らせて頂くのか。

 教祖金光大神様は、

「山にも種々の物ができ、川にもいろいろの魚がおる。
 海にも種々の魚がおる。
 これを漁師が取りて商人が売買し、何人(なにびと)にても、好きな物を買い求めて食い、体を丈夫にして国のために働くように天地の神様がお守りくだされてある。
 何でも世の中の実物に当たって考えれば、しだいにありがたいことがわかる。
 四季に応じて、毎年、人間が楽しみ待ちておる物ができる。
 それを買い求めて食い、身体丈夫にしていただけるのである。
 四季の変わりは人の力で自由にならん。
 こう話せば、食い飲みを、尊みいただくという言葉に改め、天地の神様を敬うようにしなさい。」

 と教えて下されているように、神様の威徳の現れ、お働きとして受け取られているように感じるのであります。

 何をもって神様を感じるのか、天地のお働きを感じるのか。

 日常生活の中で、誰もが食事を頂き、生かせて頂いておる。

 何も考えずにさせて頂いているような人もあるかも分からないが、実はそんな身近なところにこそ神様があられるのかも知れません。

 生活をさせて頂く。

 自分一人の力で生きていると思われる方も多いと思うのでありますが、実際はいろいろの方のお世話になり、また神様のお働きを受けて生かされる中に生きているのだと思うのです。

 たとえば、お金は自らの働きにおいて稼いだものかも分からないが、その自らが働かせて頂けるということは、健康のおかげを頂いているからこそ働くことも出来ているのだと思うのであります。

 自分が健康であるという中にも神様はお働き下されているのだと思うのです。

 天地を感じるということは神様を感じるということでもあろうかと思います。

 季節の中で、秋は天地のお働きを感じやすい時季であると思います。

 心を素直にして、天地を感じてみてはいかがでしょうか。

 まずは食事の時には食べるもの、作って下さった人に感謝をさせて頂く心で、

「いただきます!」

 と手を合わせてみることから始められたらいいのではないでしょうか。

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