投稿いただいたお話

　平成１４年の新年もおかげで迎えさせて頂き、教会の御用も元日祭に始まり、私も新たな気持ちで御用に使って頂いております。

　親教会の年頭祈願祭に御礼参拝させて頂き、５日には御本部へ初参拝をさせて頂くことになり、家族８名で参拝させて頂くことのお願いをさせて頂いておりました。

　犬のクッキーは、留守をしてもらうつもりで、私は犬にも話して聞かせ、朝の散歩に出かけました。

　途中、犬の散歩をしておられるご家族に会いました。

　おじいちゃん、おばあちゃん、女の子、男の子の保育園か１年生かと思えるお孫さんと、いかにも楽しそうに語りながら、小犬に散歩をさせておられました。

　私は犬を散歩させているというよりも、犬に引っ張られて行くもので、私が散歩をさせてもらっているという感じですが、今日もこのクッキーのおかげで、神様が私に健康のおかげを下さっているように思え、うれしく有り難く、神様にクッキーにお礼を申しながら、散歩をさせて頂きます。

　今お会いした、おじいちゃん、おばあちゃん、お孫さんとワンちゃんの微笑ましいご家族が、いつまでも幸せに暮らされますようにとお祈りをさせて頂き、朝のご挨拶をしてお別れをしました。

　帰りますと、息子が、

「やっぱりクッキーも一緒に車で御本部参拝に連れていく」

　と言ってくれ、クッキーにも話してやると、分かっているのか、いないのかは、分かりませんが、喜んで一番に車に乗り込み、８人と１匹で、おかげで初参拝をさせて頂くことになりました。

　私は、一番後に乗らせて頂き、乗せて頂いている前の息子夫婦、孫３人、私の隣に教会長と次男が乗り、クッキーもあちこちと窓から首を出したり引っ込めたりして、孫達みんなの顔を何か嬉しそうに、連れてきてもらえて安心した様子で遊んでおりました。

　私はおかげを頂いていなければ、一つの車に家族一同乗り合わせ、御本部参拝させて頂けることはないと思い、

「本当に、有り難い、勿体ないことだなあ。神様、金光様、霊様、御守り頂き有り難うございます」

　とあついものがこみ上げてきて、御礼を申しながら、御本部の初参拝もおかげ頂き、今年の御用の船出をさせて頂きました。

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　日は変わり、ある人が、いつも来たら犬が吠えるのに吠えなかったことがあり、

「今日は一度も顔を見ても吠えなかったね、年が変わったので、気持ちを変えておとなしくなったのかね」

　と言って、その人は笑ってくれました。

　クッキーは分かっているのか、いないのか私の顔をじっと眺めていました。

　帰られてから、

「今日はお利口だったね」

　と頭を撫でてやりました。

　微笑ましい言葉をかけて下さったこの方も、今年も幸せになられますようにと、お祈りをさせて頂いたことでした。