皆様いかがお過ごしですか。
5月になると新たに始めたことなど一段落して色々と疲れが出てきやすいものですが、時節柄、体にも不調を起こしやすいので若い人でも無理をせずに健康に注意して過ごしたいものです。
金光教では、
「いつも健康であるのが有り難いのである。」
と教えておられます。
普段、自分が健康であるとそれが当たり前になって、病気の時の苦しみを忘れたり、病気から治った時に喜んだり心を改めたことなど忘れがちになりやすいのですが、この二つを忘れなければ同じ病で苦しむことは無いと言えます。
一般的に「病は気から」とも言われますが、人を思い、神を思う。ただ単に自分さえ助かればよいと言うような心を出すとおかげにはなりません。
人の痛み苦しみが分かる人は人間としても、病気であっても病にも負けない立派な人だと思います。
人間には弱さもある。又それを認めて他を思いやれる強さもある。人を責めたり、相手を否定し続けたり、力で押さえつけることが本当の強さでは無いと思うのです。
そこにどういう働きがあるのかは分からなくても神様に祈らずにはおられない心というのもある。
そういったことも含めて、受け止めていける器の大きな人間でありたいと願うのであります。
求められることは多々あると思うが、人間誰しも身は一つなのです。取捨選択するならば、私は只今ここにあることを大切に思う。
難儀、苦しみ、病気、災難。そこに出会った人が、先にある御教えの心、
「いつも健康であるのが有り難いのである。」
その事に気づけるのではないかと思います。常にその心を忘れないでありたいものです。
共々に立ち行くおかげを蒙らせて頂きましょう。
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