砲塔内部の製作

今回パンターUを作るに対してとにかく頭を悩まし、何度も手が動かなくなったのが砲塔。
そしてその内部ともなると、空間との戦い。
88mm砲が乗る事は決まっているので、レイアウトはティーガーUBを踏襲しつつ、パンターの狭い空間に無理無く組み込めるかが課題でした。
しかし、タダでさえ砲弾も大きいのにこの狭さじゃ車載数はかなり少ないのではないかと。
砲尾含め、そのほとんどはスクラッチです。
キットで使ったのはザウコフ、その基部、MG34、後座ガードのみ。
砲手のハンドルは円形に切ったプラ板をモーターツールの先端に治具を使って固定して回転させて、アートナイフで削っていくという手法で成型した。
プラ棒を曲げる時は直接火に当てて曲げると、プラ棒が熱で縮み綺麗に曲げられないので、自分はハンダコテに近付けて曲げています。
金色のパーツは砲の上下させる為の物ですが、流石にここはプラ棒で均等なジャバラは作れないので、真鍮棒の旋盤での削り出しです。
88mm砲を作るときに参考にしたのがヤクパン砲で、この部分はキットからはぎ取ってこようかと思ったけれど、これだけの為にキット一つを無駄には出来ないので自作しました。
砲塔の溶接後はエポキシパテにて表現。
偽装用フックは0.3mm、ハッチの取っ手は0.5mm真鍮で表現。
アンテナ基部は6.4mmプラパイプと3mmプラ棒を加工したもので表現。
ピルツは1.6mmプラ棒を加工。
エッチングはアベールの物を使用。
コマンダーズハッチ、エスケープハッチは開閉式。
エスケープハッチの雨どいは0.14mmプラペーパーで薄さを表現。
車体後部は最終的にはこのようになりました。
マフラーはパンターFからチョイス。
このマフラーも複数からのコンパチなので、無駄なくキットを有効活用w