旅行代理店不要論(2003年8月8日更新)
 皆様、こんばんは。
「営業日報」を更新したり本編を更新したりあまり深い意味はございません。ただインターネットの環境があまりよくありませんので便利な方を使っていましたらあっちへいったりこっちへいったりしてしまうのです。(どちらが重要かという意味もとくにはございません)
 さて私が3月まで勤めておりました、Q社の社長なのですがこのように言っておりました。
「今、若者はインターネットをドンドン使っていて、もちろん旅行のこともインターネットで色々調べたりしている・・・これから先何年か後に旅行代理店はなくなる?というか大きく形が変わっているだろう」
このように言っておりました。
 まさにそのとおりですね。
もう旅行業者などは不要になってしまうのではないかと感じる時があるのです。
(この辺は考え方にもよりまして、生き残るには業者も努力をしないといけないとおっしゃる方が多いです)
 先日、非常に予算にうるさい(あまりない)グループの見積もりを作っておりまして、某中国地区の旅館の料金をいただいたのです。念のためにと思いその旅館のホームページも見てみました。そうしましたら案の定
「インターネット予約特別料金」
なるものが、ちゃんと出ておりまして、それが代理店に出している料金より更に安く表示されているのです。・・・・・
 こういう施設増えてきましたよね。

 以前でしたら、
「インターネット特別価格」
と言いましても代理店の商品の方がまだ更に安い場合が多かったのですが、今はそうでもないようです。
(もちろん安ければいいのではない、とおっしゃるお客様だっていますが)
 このような形で中抜き?が当たり前になってきました。重い話ですが代理店の存在の意義が問われているのではないでしょうか?
 近い将来ではコンビニや郵便局でパッケージツアーが売られるようになります。さあどのようにすれば生き残れるのでしょうか?稼げるうちに稼いで別の商売を考えようというオーナーもいるかもしれませんね。

 お客様も
「君達の仕事も大変やなあ」
といってくれたりもします。
さてどうしましょうか?なんとなく弱気になってしまいます。

 話は変わりまして・・・
「大阪府各市町村宿泊互助券」
を現金化できる方おられませんか?
多少のお礼はいたします。
ご連絡は
akutoku@hotmail.com
までメールにてご連絡下さいませ。
よろしくお願いいたします。

 また当ホームページでは以前にシンガポール在住の方やソウル在住の方に投稿していただいていたページがございます。(別に海外住居者でなくてもOKです)ご投稿いただける方を募集しております。一切更新の催促はいたしませんので、我こそはという方メールにてご連絡下さいませ。


      国内格安航空券のご案内(2003年6年17日更新)
 皆様、こんばんは。
本日は国内線の格安航空券のご案内をさせていただきます。
 ご存知のとおり、各航空会社は7月以降の国内線運賃は平均11%の値上げが決まっております。
 そこで今回はパッケージツアー用の航空券のみを単体で取扱いさせていただいております。早割り21や特定便割引きなどの公示運賃と比べまして、料金面でのメリットが大きいと思っております。
 是非とも一度お問い合わせ下さいませ。
 またツアー用の航空券の特性により下記のようなデメリットもございます。用途により使い分けていただくのがいいかと思います。
 @出発の8日前までに予約の完了・発券をしないといけません。
 A予約の変更は一切できません。
 B往復でのご利用となります。(北海道は除く)日帰りではご利用いただけません。
 C一般席に空席がございましても該当クラスに空席がないとお取りできません。
 D15日前からキャンセル料がかかります。

 なお、大阪発のみの取扱いとなります。

 大阪⇔福岡や大阪⇔東京など新幹線と競合する路線につきましては、特定便割引きなどの設定が安くされているため、料金的メリットが少ないようです。

 「ご利用予定日」「ご希望の時間帯」「区間」をお教えいただきましたら料金すぐにお出しいたします。是非ともご一報くださいませ。
お問合せメールアドレス
akutoku@hotmail.com
よろしくお願いいたします。


     伊計島(2003年3月2日更新)
 先日から時々
「沖縄に天然のビーチですごく美しい場所がある」
と私は申しておりました。それがどこかはふせていたのですが、伊計島にあるのです。今回は妻に
「いつか沖縄に住みたいわー」
と思い込ますよう美しい海を見せたいと考えておりました。
 あの残波岬ロイヤルホテルの裏のビーチへ朝散歩に行ったのですが、これが思いのほか美しく私は
「このホテル本当に結構いいんじゃない」
と思ってしまいました。
 ゴルフ、平日は4000円です。本当に悪くないですね。
 その残波岬のビーチに比べますともっともっと美しいのが伊計島のビーチです。もともと潮の流れが速いところらしく=水がキレイなのだそうです。この辺は潮の流れが速くて、海水浴をのんびりしておりますと、あっという間に沖へ流されてしまうのだそうです。
 私はこのビーチへの現地ツアーを行う会社を作ろう!と呼びかけていたのですが、一番重要な「安全の確保」が困難であるとわかりほぼ断念してしまった訳です。
 このホームページで
「海が美しいですよー」
ということにつきましては何の責任も発生いたしませんので皆様にこっそりとお教えいたします。
 このビーチへの道中、海がキレイに見える橋がございます。英語と日本語で
「危ない、飛び込むな」
という趣旨の看板が出ております。
 その下品さで誉れ高いアホ米兵がここで飛び込むのだそうです。せっかく人間として好き嫌いは別にいたしまして危険ですよと教えてあげているのですよ。でも飛び込んじゃうのだそうです。(本当にアホですよね)いやもしかしましたらあまりにも無教養なため英語が読めないのかもしれません。
 この日妻は
「水族館に行こう」
と言っておりました。私は
「水族館なんてどこのだって一緒ジャン」
とその意見は却下いたしました。
 夕方ニュースで見たのですがこの
「ちゅら島水族館」
がちょうど本日2月28日にオープン後100万人目の客が入場したのだそうです。こういう場合は言われてしまいます。
「ほら、だからいこうって言ったのに」
と責められるのです。100万人目になる可能性はありますからね。
 午後には私が子供の面倒を見まして、妻はエステに行ってしまいました。まあいつも家事をしっかりとしてくれていますし、子供と向かい合っていたらストレスも貯まるのでしょう。まあこういうのはしょうがございません。
 夕方以降、私の友人の家に行きまして彼の子供も昨年生まれたところでして是非とも見に行こうということで、お宅にお邪魔させていただきました。
 私達のホテルが読谷村にございまして、友人のお家が沖縄市にございます。そこにそれがなければ(その上直線の道があれば)ですが、さほど遠くはないはずなのですが、その間に米軍の「カデナ基地」がございまして、ぐるっと回って行かなければなりません。どう言えばいいんでしょう。駐留させてやっているにも関わらず「デカイ顔」しているなあ、という存在です。右翼系の方々、今こそ怒りののろしを上げるときじゃ!!ないでしょうか?
 この私の友人の子供が私の娘よりちょうど6週間ほど先に生まれておりまして、同級生なのですが非常に可愛い顔をしております。そして何故か体重は私のところの子供の方が重いのです。(何故でしょう?)
 しかしこの子供達の将来を考えますといつまでも平和であって欲しいものです。沖縄であるからこそそう思うのです。何がありましても戦争は反対です!


          沖縄3日間20,000円の旅(2003年2月27日更新)
 久しぶりに休みをとりました。家族で沖縄に来ております。出発前はギリギリまで仕事をしておりましたが、なんとか間に合いまして沖縄行きの飛行機に乗ることが出来ました。
 こういう休みの日は、いくら飛行機の時間が遅くとも朝から仕事などせずにダラダラしていたいのですが。前日か前々日にそれは無理っぽいなあ、ということに気づきまして、最後には出発に間に合うか??というところまで(直前まで)仕事をするハメになってしまいます。
  そして妻ともめますのは、私は空港まで最寄の駅まで歩いて電車で行こうといいます。あいにく私の家から駅は少し遠いのです。妻は歩かずに車で駅まで行こうといいます。(ホントウにくだらないことでもめます)
 まあ私の仕事のせいで出発が遅れていますので妥協しまして駅まで車で行きました。
 今回は事情がございましてまだ7ヶ月の娘・杏も連れて行きます。私の今までの言動でしたら「子供は連れて行くべきではない」のですが、(赤ちゃんは疲れるし、まだ何を見ましても思い出に残るほど大きくなっていません。その上周りの人に迷惑をかける可能性大です。その上これは私達の我がままですが赤ちゃんの面倒を見るのが大変です。)事情が事情ですので連れて行くことにいたしました。
 なぜ連れて行くのかと申しますと、ほんのすこーしだけですが、アレルギー反応が出ておりまして「ミルク」ではダメなのだそうです。母乳を飲ませるために沖縄まで連れて行くことにしたのです。
 しかし赤ん坊と言いますものは不思議なものでして、どうも周りで見ている人に幸せな気分を与えてくれるようなのです。この日も駅で電車を待ってますと(まだあまり人見知りしないですので)見知らぬ人に笑いかけたりするのです。
 そうしましたらそのおばさん・・・これを食べて下さいと袋いっぱいのみかんを私達にくれました。
 そして空港でベビーカーを借りる際にも日本航空の職員の手を握ってはなさないのです。もうどこに行きましても赤ん坊を通して色々な人から声を掛けられます。飛行機の中でも隣の席のグループの人に笑いかけて皆から注目されるのです。赤ん坊は気楽でいいですよね。
 さて今回の沖縄は3日間ですが、滞在時間の異様に短い3日間になります。出発は16:00台のJAL便です。帰着は3日目の11:00台のJAL便ですので1日目と3日目は何にも出来ません。まあしょうがないでしょう。今回のツアーは往復の航空券とレンタカー3日間と宿泊がついてたったの20,000円ですので文句も言えません。
 ホテルはと申しますと「残波岬ロイヤルホテル」です。(決して1流とはいえません)これだって文句は言えません。(しかし読売旅行?だったかなあ、デラックスホテルに泊まる沖縄3日間なんてツアーのタイトルでこの「残波岬ロイヤル」を使っていたりしますのでそのデラックスとか1流とかは誰彼でも自由に言っていいものなのです。ただその人のレベルが伺える場合もございますが。
  飛行機に子供を乗せることに不安がございました。なんせ機嫌が悪くなると泣きまくりますし、また何か体に異変が起きても困りますしね。幸いにして110分間一度たりとも泣くこともなくその半分以上をスヤスヤと寝ておりました。心配することもなかったです。
 那覇空港に到着後、レンタカーを借りるためにレンタカー会社へ非常に混んでおりまして、人でごったがえしておりました。そのほとんどが若い女性のグループです。しかし沖縄ってこんなに若い女性に人気があったのですね。
 私は以前から何の具体策もないのですが「いつか沖縄に住みたい」と考えておりまして今回は妻と初めて沖縄に行きまして、妻に沖縄っていいところだね、と思わせなければなりません。さてどこに連れて行けばいいのでしょうかね?
 まずレンタカーに乗りまして夕食に「那覇そば」で夕食です。まずは沖縄の料理はおいしいというイメージを持ってもらわないといけません。ご存知の方はご存知と思いますがここはJTBなんかと提携してまして観光客も来るのですがでも当たり外れもないということで「ソーキそば」を食べました。(気に入っておりました、成功です)
 ここで席に着いたまま何かを出している人(客)がいまして沖縄ではこうするのか?などと思っておりました。実はそうではなかったのです。JTBの「美らら」のクーポンを出しておられたのです。何でも食後のドリンクがサービスになるのだとか。どういう訳かその行動に私は違和感を感じてしまいましたが、まあそのそば屋の決めたことですので文句を言うことではないのですが。
 レンタカーで道に迷うこともなくホテルに到着いたしました。この大和ロイヤルのホテルの客室に入りまして思いのほか部屋が広くて見直しました。沖縄には新しくていいホテルがたくさんありますので、ブセナテラスとかルネッサンスとか日航アリビラがいいと言うのですがでもツアー代金を考えますとこのホテルでも十分だと納得です。本当に以外かもしれませんが館内色々と工夫されているのです。
 スタッフの対応も非常にいいです。私は2日目に伊計島に行こうと思っていたのですがその道を尋ねた際に対応してくれたフロントマンはわかりやすく丁寧に教えてくれました。随所に沖縄らしさを出そうという気遣いが感じられます。(明日につづきます)

  
     地方紙に載りました(2003年1月17日更新)
 昨日、私達のいたゲレンデに某地方新聞社、いや別に某じゃなくて
「北海道新聞」
が取材に来てくれました。
 生徒や教職員からインタビューを取り写真も撮って帰りました。翌朝・・北海道新聞を見ますとデカデカと取り上げてくれているではないですか!
 添乗員の私といたしましてはこれはラッキイなことでして何の苦労もなくお客様は印象深い思い出が作れたのです。
 また記事の中のコメントが全部大阪弁そのままでして少しだけ笑えました。写真の載った生徒さんやコメントの載った生徒さんは嬉しいでしょう。
 これどうでしょう?逆手に取りまして、毎日載せるというのは?北海道は地域の振興策として「試される大地 北海道」のキャンペーンを展開してるでしょ?その一環として毎日修学旅行生の写真とコメントを載せると・・・
 学校関係者は大喜び間違えなしでしょう。まさか学校関係者も毎日乗せているとは夢にも思わないでしょう。当たり前の如く毎日毎日載せつづけるのです。関係者の皆様いかがですか?
 本日は「わかさぎ釣り体験」に行きました。あの氷の張った湖に穴を開け釣り糸を垂らすやつです。好奇心旺盛な生徒さんは
「自分で穴をあけて釣りをしたーい」
とほえます。(もちろんそれは可能です)
 好奇心旺盛どころかめんどくさがりの生徒さんは
「寒いからいやー。添乗員さん代わりに釣ってー」
と言います。(もちろん私はかわりに釣ってあげます。何でかと申しますと自分もしてみたいですからね)
 この差は(好奇心があるかないか)は大きいですよね。私は自分の子供は絶対に自分で体験してみたいという子に育てようと思いました。
 また話はそれますが、えさを自分でつけられない子、釣った魚を自分で針からはずせない子・・・もっと野生的に育ってもいいと思います。
 ちなみにちょっとした裏話を申しますと、好奇心旺盛で自分で穴を掘った生徒さんはなかなか釣れません。なぜでしょうか?なぜなら既にある穴にはわかさぎちゃんの好む匂いを前の日の晩につけておくのですねえ。(ある程度釣れないと面白くもないだろうという業者さんの心遣いでございます)
 ですので新規の穴で釣れるかどうかは、本当にその下に魚がいるかどうかにかかっているのです。=非常に確率は低くなります。
 北海道が大好きな外国人がいます。普段は絶対に雪の降らない台湾人の方々なのですが。私が生徒さんの投げたさおで釣りをしていますと、若い台湾人のグループが来まして
「すみませんが、写真を撮りたいので釣りざおを貸して下さい」
とおっしゃるのです。どうも私は添乗員だから?断らないだろうと思われたのか私に声をかけてきました。まあ断る理由なんてまったくございませんので貸してあげました。
 若い台湾人のカップルがわかさぎの釣りざおを持って(もちろん男性が)ベタッとくっついて写真を撮って帰られました。なんかいい意味で単純で可愛らしいですよね。


     財布を忘れた・・・(2003年1月16日更新)
 皆様、こんばんは。
皆様にお伺いいたします。添乗に行って、ドライブインで昼食を取りまして支払いを忘れてしまう事ってありませんか?私は一度岐阜県で支払いを忘れて出発してしまったことがございます。情けない話です。しかし相手がドライブインでしたら最悪、連絡をして後日クーポンを送付することもできますし、振込みをすることもできます。
 恥ずかしいですがまあ何とでもなると思っていいでしょう。
 本日はもっと恥ずかしい失敗をしてしまいました。
 本日は19:00より函館の夜景を見に行く予定でした。その前にお客様から携帯電話に電話がかかっていましたので、そのお客様に電話をかけるために
「カードキイと名刺入れと(何故か)日程表」
を持って部屋を出ました。なぜ日程表を持って出たかと申しますとたぶんその隅か裏にメモでも取るつもりだったのでしょう。
 公衆電話からお客様に電話を入れ電話は無事終わりました。(私は決して自分の携帯電話は使わないのです)
 そして時計を見ますと、もう既に18:50でした。
「えっ、もうこんな時間か、急がなくちゃ」
とバスが来ているかホテルの正面玄関まで見に行きました。バスはちゃんと来ていました。そしてバスガイドさんと二言三言雑談をしまして再びホテルの中に戻りましたら、生徒さんが既に降りてきておりまして、私は流れ上こう言います。
「バスは着ておりますのでお乗りください」
そしてそのまま自分もバスに乗って人員を確認してしまいました。
 自分がただ単に電話をかけに部屋から出てきたのを忘れてしまっていました。そしてお客様はおそろいになり、そのままバスは出発してしまったのです。
 バス出発後3分が経過して、あっまずい。財布を持ってきていない・・・ことに気付きました。
 しかしここも流れ上、まさか
「添乗員が財布を忘れたので引き返します。」
とは言い出せませんでした。(今思い起こせば引き返した方がよかったのかも・・・)
 急にへんな汗をかいてしまいました。
 どうしよう?
 ロープウェイに乗るお金がないよーん。私は前出のドライブインの時のように
「よーし、こうなったらツケにしよーん」
などと甘い考えを起こしたのですが、あっさりとガイドさんに
「あのロープウェイ会社はツケなんかにしてくれない」
と否定されてしまいました。それもそうだ函館くんだりで私達の無名旅行業者の名前を出したって函館市民28万人中28万人誰もが
「そんな会社しらないよーん」
と言うでしょう。
 私はますますあせりました。もうしょうがないのでホテルの担当者に持ってきてもらったら、とガイドさんにアドバイスされ電話してみましたが、お答虚しく
「担当者はもう帰りました」
とのお返事。
 親切なガイドさんは
「家の者に持ってこさせましょうか?」
とまで言ってくれたのですが、そこまで甘えるわけにもいきません。
 それなら学校の先生に正直に言ってお金をホテルに帰るまで借りよう。その先生の所持金ではまだロープウェイの費用は足りませんでした。そしてあと何とかガイドさんにお金を借りまして何とか全員がロープウェイに乗ることができました。
 恥ずかしいお話ですが、何とかなりました。
 そして何よりもラッキィだったことは、その日の函館はキレイに晴れていまして、それはそれは美しい夜景だったことです。何とか救われました。
 いや函館の夜景は本当に美しいものです。
 余談ではございますがこの日、かなり太めの女性が夜景を見ながらかなりスマートな若い男性に強い命令口調で何か話しているのです。しかも男性の顔をベタベタと手でさわりながら・・人のことはどうだっていいのですがものすごく滑稽なシーンでしたので印象的でした。
 こんなに寒い夜に大勢の人が夜景を見に来るのだなあ・・・でも本当にロープウェイに乗れてよかった。
 今回の函館のバスガイドさんは非常に良かったです。色々とお世話になりました。ありがとうございます。
 

     今度九州に行かれる方おられませんか?(2003年1月15日更新)
 皆様こんばんは。
最近私の身体に異変が起きております。どうもおかしいのです。こういうシュチュエーションです。只今添乗中。部屋で退屈しています。ホテルの売店でワインを買って部屋にあります。(もちろん飲もうと思って買っておいたものです)
 こんな時でなくとも夕方になれば、飲みたいと思うはずなのですが・・・今目の前にワインのボトルがあるにもかかわらず、まったく飲みたいと思わないのです。
 これは重症でしょ?たぶん何かの恐ろしい病気に違いありません。怖い怖い。

 皆様の中に九州へ(熊本や大分や福岡)結婚式や法事などで行かれる方おられませんか?(もちろん大阪発で)もしおられましたらものすごく安く航空券をお出しできるかもしれませんので希望日と行き先とご人数をご一報いただけないでしょうか?ご協力お願いいたします。連絡先:akutoku@hotmail.com までお願いいたします。


     来月は沖縄に行きます(2003年1月14日更新)
 やっぱり H” が圏外ですので営業日報の更新ができません。インターネットも便利なのですが接続できないと何の役にも立ちません。
 来月ですが本当に沖縄へ行けそうな感じになって来ました。昨年の3月に結婚してからというもの子供ができたこともあり何処にも行けずにいました。新婚旅行だってけっこう仕事が忙しかったことと、まあ妻が妊娠中で大事を取りまして新幹線で九州2泊3日旅行しただけなのです。それも湯布院と黒川温泉ですので結構ミーハーでしょ。
 妻とは結婚する前から
「いつか沖縄に住めたらいいねえ」
と話していたのですが、肝心の妻はまだ一度も沖縄に行ったことがないというのですから、どうなることでしょうか?
 以前は本当にどこにでも行きたがる習性だったのですが、この所
「子供が心配だから」
とか
「お金に余裕がないでしょ」
とか、色々な理由をつけ出かけたくないようなのです。
 しかし子供も無事生後半年を迎えようとしておりますし、私の両親に預けましても家にいる時のように激しく泣き叫ぶこともないようですので、来月こそは本当に行けそうな感じになってきたのです。
 しかし子供と言うのは難しいものですねえ。成長したら成長したでまた新たな泣く原因が出てくるものでして。
 私の子供は女の子なのですが、産まれた時はしわくちゃな顔をしておりまして、あくびしたり、伸びしたりするしぐさはもう中年のオッサンのしぐさそのものでして・・・顔はガッツ石松に似ておりました。
 最近知ったのですが
「我が赤ちゃんはガッツ石松に似ている」
と感じる親は多いのだそうです。そのように子育て雑誌に出ておりました。裏を返しますとガッツ石松は赤ちゃん顔だと言うことです。
 もちろん今回大事を取りまして子供は私の親に預けて行きます。


     出張(2003年1月13日更新)
 今週は月曜日は成人の日でございまして祝日でした。そして火曜日から金曜日まで北海道に出張で来ております。すなわち今週は1日も営業もできない週なのです。それで今週持つのであれば・・・日頃の私の存在は何なんぽだろう?と考えてしまいます。
 まあそのために先週の土曜日丸一日仕事をしておりますけど、まあ正直に言いまして日々の営業から離れることは(少しだけ)精神が落ち着きます。
 しかしスキーの宿といいますと、どこのホテルものどが乾きますよね。間違えなく翌日には喉が痛くなり風邪をひいてしまします。
 案の定、H”が圏外ですのでこちらの更新をしております。
 しかし修学旅行はある意味新鮮で面白いですよね。今日は離陸の際に生徒が(ゴーとお腹にひびく轟音を立てるでしょその時)
「ウワー、怖ーい」
と叫び出すのです。あまり飛行機が好きでない私よりも余裕がございません。心の中でですが離陸でこれだけビビッてたら着陸はもっと(神秘的・なんせ飛んだものが目標の一点に降りるのですからね)怖いぞー。と教えてあげました。
 本日は函館のトラピスチヌ修道院に立ち寄りました。もう夕方でして、道路も少し凍っております。寒いのですが生徒さん達少しはしゃぎまして皆で写真を撮ろうとしておりました。バスガイドさんが
「じゃあ、写すわ」
という感じでシャッターを押そうとしていたその時、
「ちょっとあなたどこの旅行会社の人?」
と修道院の小柄な年配の女性が登場いたしました。
「ここはお祈りをする場所なので皆で写真を撮ってはいけない」
と言うのです。にもかかわらず
「撮るなら2〜3名で」
だって。写真を撮るという行為にどうして反宗教性があるのでしょうか?どうもよくわかりません。その上
「皆ではダメで、2〜3名ならよし」
ということはどういう宗教的な根拠があるのでしょうか?浅学の私にはさっぱり分かりません。
 私達のバスガイドさん可愛そうに・・怒られていました。
 まあ勝手な言い分かもしれませんが、修学旅行でもしかしたら一生に一度しか函館を訪れないかもしれない人だっているかも知れないというのに・・・宗教的に自己を抑制するのはいいことなのかもしれませんが、その神に遣える身分の方の懐の狭さを嘆きたいのです。
 神とは与える存在でしょ?制限する存在ですか?
 まして人が人らしく生きるよう努力するのが宗教の根本的な意義ではないのでしょうか?そのような少人数にしか意義のない宗教なんて必要ですか?
 とマジで腹が立ったわけです。(私はいくつになりましても多感であるのです)
 函館と言いますと
「ウニ・イクラ丼」
ですか?
 誠に残念ですが本日の夕食は、
「中華風スープ」
「エビフライとイカリングフライのタルタルソース」
「ホタテとかにの爪の洋風スープ」
「フライドチキンのフライドポテト等の野菜添え」
「(なぜか)いなり寿司」
「フルーツ盛り合わせ」
でした。お子様ランチの様?ですか。まあ修学旅行ですのでしょうがないといえばしょうがないのですが・・
 あまりにも貧弱で高校生でも文句を言いますので白いライスだけこれに追加していただきました。
 明日の夕食が楽しみだなあ。

 
     UAの次は?(2002年12月8日更新)
 昔読んだ本で北朝鮮の事情に詳しい落合某の書いた本にこのように21世紀を予言しておりました。
 「ニッポンの航空会社は1社もしくは2社になる」
まあ当時から日本航空と日本エアシステムの業務提携の話は浮上しておりましたので2社になるかも知れない、ということは予想可能であったと思います。
 それでは今の日本航空と全日空のどちらかが消えてなくなる可能性はあるのでしょうか?私は「ない」と思います。
 アメリカ合衆国や欧州の航空業界を見ておりますと、もちろんUAのような例外はございますが、これからは大手が残る図式だと思うのです。ヨーロッパではエールフランス・ブリティシュエアウエィズ・ルフトハンザこの辺でしょう。
 今のところJALとANAにそれほど格差が出そうにないと思えるのです。こと国内線に限っては豊富な路線網でニッポンの空を独占していた全日空ですが今回のJJ統合で一気に立場が逆転しますがそこまで大差はつかないでしょう?
 今まで日本航空の方が言っていたことをそのまま、今は全日空の方がおっしゃっています。(JJ回数券について)本当に立場逆転でございます。
 JJの統合と関係があるのか、ないのかは知りませんがここの所の包括料金が激下がりしておりましてね。一時行政指導の下、「運賃の透明化」を促すために「ツアー代金の下限」を定めたのですが、どうももとの状態に戻ったのではないか?と思えるほどの下がりようです。(別に悪いことではないのですが)
 さて話はそれてしまいました。今回のUAの破たんの原因はなんと言いましても同時多発テロがあげられます。たぶんテロが起こっていなければUAのように経営基盤の大きいそして路線も便数も多い会社がこれから残り、ますます力を強くするのだと思います。
 航空業界の場合、淘汰とは弱小がなくなることを意味するのだと思います。今のところヨーロッパでもアメリカでもまだまだUAのような会社が出てきてもおかしくないと思います。候補はゴロゴロしているのではないでしょうか?
 絶対安全?絶対とは言えませんが先に申しましたヨーロッパの3社は今のところぜんぜん大丈夫だと思います。
 

     今日の旅館は携帯が圏外だ(2002年12月7日更新)
 このところ悪徳社員の営業日報でいい感じに毎日少しずつですが更新しておりました。少しアクセス数も上向いたかなあと思っていたのです。しかしあいにく本日から出張に出ておりまして宿泊先は和歌山県の某大型旅館に来ております。携帯も圏外なのです。もちろん私の新兵器?AirH”なんて圏外で反応すらしないのです。
 ですので日記の更新はできないですので本ページを少しさわっております。
 今朝メールが着ておりました。このホームページで知り合った人なのですがお客様でもあります。こういうこともありえることです。
「UAのマイル約60000マイルあるのですが・・・」
もったいないですがもうどうしようもないでしょうね。(たぶんですが)その方がUAのマイルを貯めたのがほとんど提携会社のフライトで貯めておられるというのです。ルフトハンザやエアカナダこのへんのフライトをUAのマイルにするのは当時ならすごいいいアイデアだと感心いたしました。
 UAで貯めますと、そのマイル他人に譲れますしね。実際に搭乗するにしましてもたぶん一番良い条件でしょう?(まちがえてもANAにするよりはね)
 まあ今となりましては後の祭りですが・・・
 今日のバスの乗務員はドライバーもガイドもどちらもすごいいい加減でね。私が
「絶対に早く着きすぎるから、何か考えよう」
と言っているにもかかわらず、
「イヤ絶対にそんな早く着くことはない!」
と言い切るので、そのまま旅館にむかいましたら案の定、予定より1時間ほど早く着いてしまいました。
 早く着きすぎていい場合と良くない場合があることぐらいは理解して欲しいよなあ。まあ雨も降っているからいいか?いややっぱり良くないよなー。
 今日のお客様は某大手メーカーの子会社の職場旅行でして、最近この手の慰安旅行がめっきり減ってしまいましてありがたい話なのです。夜にはコンパニオンを入れて大宴会をします。若い人が多いですのにバスの中ではおとなしいのですね。そして聞いてみましたら
「昨日前夜祭をして朝の5時まで飲んでいた」
のだそうです。何か昔の自分を見ているような気がいたします。
 当然のことですが、この手の製造業の会社って従業員が守られていますよねえ。以前なら
「工場勤務はつまらない」
と切って捨てた私ですが、今なら少しだけ羨ましくも思えるのです。
(私達の冬のボーナスはどうなるのでしょう?)
 先日「サソリとカエル」の話をさせていただきました。どうしようもない泥沼でございまして、結論は「それが東南アジアさー」という話なのですが。この頃またこの話を思い出しましてあれは旅行業界の話だったのかなあ?何ても思いますね。
 どんどん旅行代金を下げていきまして、数社全部が破たんしていく・・・そして強い会社が残ったとしましても社員は貧乏だと・・・


     UAのマイル(2002年12月1日更新)
 皆様こんにちは。本日の新聞を見られましたか?いわく

「米航空大手ユナイテッド航空は、近く同社整備士から新規の賃金引き下げ案への合意を取り付け、連邦政府から18億ドルの融資保証を獲得しない限り、今後2週間以内に連邦破産法11条の適用申請に踏み切る可能性が高い。 
事情に詳しい複数の関係筋が明らかにした。 
UALコープ<UAL.N>の子会社、ユナイテッド航空の整備士は27日、期間5年半、総額7億ドルの賃金削減案を拒否している。(ロイター)」

 といよいよアメリカ合衆国のメガキャリアが破たんするのではないか?という憶測が飛び交っているのです。(もちろんこのホームページでは数ヶ月前から破たんの危機ありと警告をしておりますが)
 ご存知のとうりユナイテッド航空は社員が同社の株の50%以上保有しておりまして、通常の時期でしたら皆で困難を乗り切る力となるわけですが、今回のように
「強い痛みを伴うリストラ」
には取り組みにくい体質でもあるのです。
 上記の整備士の組合からはきっとギリギリのところで同意を取り付けるかも知れませんがそれでもこの場しのぎになってしまうに違いないと・・・私は思います。
 今、UAの帰りの航空券を持ってられる方やがんばってUAのマイルをたくさん保有されている方、早く使っちゃいましょう。あんなに大きな会社を引き受けられる会社なんかどこにもございませんのでね。
 
 
     面白い旅行記を見つけました(2002年11月30日更新)
 さて今年も街に山下達郎の歌が流れる季節がやってまいりました。私のような高血圧の人間にとりましては暑い季節は汗をかいてしょうがないですので、過ごしやすい季節になりました。
 結婚する前は
「ボーナスがいくらぐらい出るか」
が大きな課題でございましたが今となりましては
「ボーナスがいくら出るか、そしてその内どれだけが自分に配分されるのか」
とさらに大きな課題が生まれてしまいました。
 もちろん普段から安月給で家計をささえてくれている妻にぜーんぶ渡したいという気持ちもございますが、自分も少しは使いたいなあと、誰もが思いますよね。
 先日、両替をするためにコンビニに行きました。結婚してからはコンビニなんて本当に両替したい時ぐらいしか行きません。だんだん金銭にシビアになってくるのですねえ。いつもなら煙草でも一箱買うのですがその時は少し違ったのです。何故か本が並んでいるところに行ってしまいました。
 そこに
「買って!買って!!」
と私に語りかけて来る本があったのです。漫画ですが・・・タイトルが
「パチスロひとり旅」
といいまして名波 誠さんという人が実話を提供いたしまして漫画化された本なのです。思わず買ってしまいました。(ちなみに私はこのところ一切パチンコ屋には出入りしておりませんが)
 帯に書かれておりまして600万円の借金を旅をしながらパチスロで返していくというそれはそれは、壮大なテーマでもって書かれております。
 「旅に出たい」と思わせてくれる本が名著であるといたしましたらこの本は間違えなく名著でございます。彼は北は北海道から南は沖縄まで日々パチスロを求めてさまよいつづけているのです。
 素晴らしい。車で旅を続けていまして、「健康ランド」のような所で寝泊りされているのです。それはそれは各地のおいしいものを食べおいしい地酒を飲めるに違いありません。女の話は出てきませんが旅情たっぷりの本なのでございます。是非ともご一読を。
 

           船が・・・(2002年11月26日更新)
 皆様こんばんは。
本日ニュースステーションを見ていますと船が座礁したそうですね。そして燃えてしまったようですね。
船の名前に「ヨーロッパ」というのがついておりまして船主がノルウェー、船籍がバハマ、運行がフィリピン、荷主がニッポンと韓国なのだそうです。
 この世の縮図ですねえ。
 車を作ったり売ったりこまごまとした商売をしているのはアジアの中で多少モノを作ったりできるニッポンや韓国。多少は豊かなのですが相変わらず合衆国の基地を許し、自国の将来も自力では図れません。
 バハマ?ってコロンブスが初めて到着した地・・・それはハバナ?どっちでしたかねえ?私もわかりません。確か大阪ナンバに同名のライブハウスがございまして、一度は通る登竜門?とか言われておりました。さてこの国はよく聞きますよね。海運国なのでしょう。きっと税金も安かったりして?
 そしてフィリピン、海に囲まれましてモノを作ることもできず、長い間船乗りとして出稼ぎに男達は出かけます。ニッポン人や韓国人が決して働くことのないような低賃金で・・・
 そしてそれらの全てから利益を吸い上げるのがノルウェーの会社。船に乗ることもなく、油にまみれて車を生産することもなく、また為替などセコイことを考えることもなくタダタダお部屋の中でボッーとしてますと黙っててもお金が(それも大金が)ドンドン入ってくるという・・そして夏休みは1カ月以上とりノルウェーよりはるかに物価の安い、スペインやトルコ、そしてアジアのリゾートでゆっくりゆっくりした夏休みを過ごすのでしょう。
 もちろんニッポン人や韓国人やフィリピン人やバハマ?の人たちは夏休みなんてありもしないのでしょう。
 またしても雑談が長くなってしまいました。
 似たような話で恐縮でございますが、韓国で米軍基地に火炎瓶を投げ込む事件が起こったのだそうです。なんでも沖縄同様、アホ米兵が韓国人をひき殺したにもかかわらずお手盛りの裁判で無罪判決に怒りをつのらせたのだそうです。
 しかしアメリカはどこにもアホな程度の低い兵隊を送り込んでいるんですね。
 何よりも不幸なことは
「韓国人の当然の怒り」
を止めるのが
「韓国人の警官」
であることではないでしょうか?
 いかに世の中の富の配分のバランスが悪いのかを申したい訳でございます。
 先日皆様をお誘いいたしました沖縄ツアー2月27日出発分(2万円ツアー)ですが残念ながら本日確認いたしましたら既に売り切れとなっておりました。ご了承くださいませ。
 わかりきっている情報ですがガルーダが激安のモニターを出しているようです。今度はバリ島でお会いいたしましょう。


          中国線は異様に混んでいるなあ(2002年11月25日更新)
 皆様こんばんは。
不景気と言われております関西線で驚異的に混んでいる路線があります。旅行業界におられる方はご存知だと思いますが・・どこだと思いますか?
 意外か皆様の予想どうりか?答えは
「上海」
でございます。
 しかしあのアメリカ合衆国の同時多発テロ以降本当にアメリカとの距離がさらにひらき中国との距離が益々近くなったなあと実感せずにはいられないですね。
 先日チャットルームで申しました沖縄20000円のツアーの詳細を案内させていただきます。
 みんなで行きましょうよ!!
 パンフレット:近畿日本ツーリスト「全国どこでも2万円」
沖縄フリータイム、出発日12月1日〜25日 1月6日〜2月27日の日曜日〜木曜日(一部設定のない日もございます)沖縄3日間(ホテルとレンタカーがついて)20000円ですので相当安いと思いませんか?
 利用ホテルは沖縄残波岬ロイヤルホテル。(ここは決していいとは言えません)
皆様もいかがですか?(私は2月27日から予約を取りました)近ツーにしては珍しくビックリさせてくれる商品でした。 

     
          「会社が潰れる」(2002年11月20日更新)
 昔の歌ですが上田正樹の歌に
「儲かりまっか?と聞かれたら・・・ぜんぜんあきまへんわと 答える」
なんて歌詞の歌がございました。客観的にみましても大阪の方々は謙虚なんですね。こと自分の商売の儲けに関しましては。いや謙虚というのとまたちがうのですねえ。
 「儲かりまっか?」
と聞かれまして
 「もう笑いがとまらないぐらいもうかってま」
という人は絶対にいないと思うのです。
(これが京都でしたら距離的にはすごく近いのですがそういう人もいるのではないでしょうか?)
 今回、私の顧客で口癖のように
「もう、うちの会社アカンわ。潰れる。儲からん」
といつも言っているのです。私の目からみましても決して儲かっているようには見えませんでした。
 しかしこのご時世で
「アカン アカン」
と言っていましたら
「本当にここの会社は倒産するのではないか」
と思われてもしょうがないとも思うのです。
 先日なんか
「次の支払日もうどうしようもない」
というニュアンスで私に言うのです。
私いわく(もちろん心の中で)
「この小切手もヤバイのではないか?」
という疑いの気持ちを持ちました。
 誠に相手に対して失礼なことだとは思うのですが
「申し訳ないですが現金で・・・」
と言いましたらその会社の従業員の方々がすごい怒りましてねえ。(これも当然のことですが)
 本当にこの辺はデリケートなものですねえ。


          節税と旅行業者(2002年11月15日更新)
 色々と税金を納めるのがもったいないと思う理由はあります。本当にもったいないと思ってもその人に罪はありません。ろくな使い方されていませんからね。
 旅行業者で働いておりますと
「節税」
のお手伝いの依頼を受けることがございます。まあしれた金額ですのでめくじらを立てないで下さいませ。
 ボーナスとして支給いたしますと所得税がかかります。旅行券で渡しても同じなのだそうです。そこで
「見積もり」「日程表」「領収書」
を作りましてまあ節税のお手伝い・・・
 何とでも言い訳ができます。見積もりと日程表は作りましたが旅行の契約は成立しませんでした。それとは別に旅行券を購入していただいたので領収書は発行いたしました。ただそれだけです。旅行へ行けば(半数以上の参加で)福利厚生費として落とせますからね。
 あとはありとあらゆる個人の旅行を「出張」にしたりする方の方が無頓着でいいですよね。神経質に節税を計画いたしますと肩がこりますのでね。ドカンと
「ばれて元々」
ぐらいの方が私といたしましては好感が持てますね。(細かく領収書はああだ、こうだと言われるのはめんどうですしね)
 そして・・・そして何もかも忘れた頃に(1年以上の月日が流れてから)税務署から当方(会社)に連絡が来るのです。
「今ごろ言われてもなあ、もう本当に詳細は覚えていない状態」
になっているのです。
 まあ少々覚えておりましても一番いいのはアホの振りをすることですので「覚えていない」が一番いいリアクションだと思いますが。
 私の先輩いわく
「税務署なんてどうせ役人だから、時間までしか仕事はしない、ずーっと逃げてたらなんにも言わなくなるって」
なのだそうです。まさかそこまでアホじゃないだろうけど。
 しかし長く続く不景気のおかげで税収が落ち込んでいくのは必至ですので、これからは厳しくなるんじゃないかなあ?まあボチボチいきましょう。 


          バスドライバーと雑談(2002年11月12日更新)
 昨日の週ですね。11月の9日10日、毎年最もバスの混む日じゃないですか?全国的にバスが足りなくなる日だと思うのです。(今時バスの旅なんて流行りませんが)
 私が新卒の頃、1年目か2年目かだと思うのですが。当時の私の働いていた会社は元々製造業がメインだったのですが様々なサービス業を起こしまして、当時バブルの頃ですが「株」や「土地」の売買でえらく儲けておりまして・・・そうは言いましてもその製造業の方はそろそろ転換期を迎えていた頃だったと思うのです。
 当時私の仕事は様々な関連企業や取引先の旅行の仕事をしておりました。例えば親会社が多くの株取引で儲けておりましたので大手証券会社だって顧客であったのです。
 例えば
「勧角証券」
(今のみずほインベスターズ証券)

「大和證券」
だって顧客だったのです。(すごいでしょう?)
 すごいかすごくないかは別にしまして私は入社後、何の営業もしていませんのに色々な企業を担当することになったのです。今の営業マンに比べるとものすごくめぐまれていました。
  そんなある日のことです。私の直属の上司が青い顔をしているのです。ズバリ11月の第二週目の土曜日日曜日のバスがもう1週間前に日は迫っているのですが取れていないというのです。
 もちろんなじみのKM観光バスの栗田さんにも御願いしていましたし、JTBのエージェントサービスセンター(当時はこう呼んでおりました)にも御願いしておりました。
 しかし全国的に絶対的に足りない日なのです。ついに一週間を切ってからもなおバスは見つかりませんでした。しかも2台必要なのです。
 上司が青ざめていたのですが覚悟を決意いたしまして、ついにお客様にその取れていない旨を告白したのです。当然のことですが大騒ぎになりました。お客様いわく
「まさか宿泊も取れていないのではあるまいな?」
と(当然ですが)ものすごいお怒りようです。宿泊はちゃんと取れておりました。確か粟津温泉のどこかの旅館だったと思います。
 お客さんが先ほど申しましたように大手の証券会社でした。証券会社ってお金を色々なところで運用するでしょ。その融資先の一社が上手い具合にある京都のバス会社でした。
 そしてナント土日のうち日曜日はガイドなしでいいのなら取れると言うのです。旅行業者で取れないバスを証券会社が手配できるというのです。(以前は多大なる影響力を持っていたのですねぇ)
 最終的には土曜日のJRの運賃料金を私の働いていた会社で負担するということで話は決着がつきました。(初日の昼食の手配なのですが永平寺だったと思います)2日前に全面キャンセルですからね。しかし相手側(永平寺)の態度も褒められたものではなかったと記憶しております。
 時間が経てばより一段とリアルに表現できるということですか・・・
 今までの全てが前置きでございます。
 本年の11月の2週目に添乗に行ってまいりました。その時に普段はあまり使わないバス会社でしたのでドライバーの方と色々と話をいたしました。その全てが雑談ではございますが・・・
 そのバスのドライバーは意外なことに(失礼)知性派でございました。どう言えばいいのでしょうか?大方のドライバーはいいおっちゃんという人が多くて、話し込むにせよ世間話がほとんどですものね。
 今回はバスドライバーの習性を教えていただきました。ドライバー氏いわく
「ほとんど全てのドライバーは半径1メートル以内から動くことなく集中できる何かを探している」
というのです。
 普通でしたら、半径1メートル以内から動きたくない人ばかり、なんて表現するのではないでしょうか?それなのに今回のドライバー氏、わざわざ
「集中できる何か」
ともったいつけておられるのです。ちょっと賢そうな方でしょ。
 そして彼いわく
「大方のドライバーは、パチンコか魚釣りか・・・飲酒」
がとても好きという人ばかりだと言うのです。その3つの内のいずれかは必ず好きなはずだと言うのです。
 このホームページを見ているドライバーの方おられませんか?
 本当なのでしょうか?
 しかし飲酒は立て続けに事件がございましたので相当にうるさいそうでして、飲酒後運転まで最低でも8時間は時間を空けないといけないのだとか。しかし某K社の激安ツアーなんかで走りまくるコースでしたら宿への到着が22時、翌朝の出発が7時とかでモタモタしていると晩酌ができないとぼやいておられました。
 しかしバス会社も相変わらず・・・アルコールの消費には個人差があるのに、全員に8時間と決め付ける、どうもその辺が理解にくるしむんだよねあ。
 ドライバー氏いわく、(また彼は禁煙の達人でございました)
「禁煙をはばむ時間があるんだ、朝起きたときと、食事の後、酒を飲んでいるとき、(あと2つは忘れてしまいました)、意外とやめるのに苦しんだのがパチンコをしているとき」
 なのだそうです。そのように言われますと私も心あたりがありますね。普段吸わなくても何ともない煙草でも会社の事務所でデスクワークをしている時に最も吸いたくなってしまうのです。
 ほんとうに今回のドライバーはあれやこれやと色々と面白い人でした。たったこれだけのお話です。
 次回は節税のお話でちょっとまずくなったお話を更新いたします。
 
 
           サソリとカエル(2002年11月9日更新)
 アメリカの地方の航空会社が倒れました。今なお昨年の合衆国同時多発テロの影響は暗い影を落としております。アメリカの最大の商業はサービス業のはずです。ご自身をもう少し謙虚に受け止められないのでしょうか?
 私の知る限りでは相当数の旅客の減員です。前年度比(つまりテロ発生前に比べますと)30%は減っているのではないでしょうか?また航空会社ですが日系のキャリアが圧倒的人気となっております。減便によりそこそこの価格は保ているように見えますが・・・(この辺につきましては近日もう一度レポートいたします)
 さて急に寒くなりまして鍋と日本酒の季節が到来いたしました。冬の季節とはあまり関係ございませんが最近古い本ですが開高健の「ベトナム戦記」を読んでおります。もうずいぶん前に松本清張だったと思いますが彼は北ベトナムからのルポを書いておりました。確か非常に面白い本であったと思います。
 今回の開高健の「ベトナム戦記」はそれが異なりまして南ベトナムからのルポでございまして・・・ベトナム戦争は結果が示すとおりに、ナント言えばいいのでしょうか・・・北から見ますと
「明日がある」
のですが、南からみますともう混沌としておりまして(それも開高健のようなエトランゼの立場から見ますと)いったいベトナムの将来はどうなるのか?どうなればいいのか?さっぱりわからないし。また傀儡政権も軍人も仏教徒もべトコンもベトナム人同士が何故に戦うのか?不幸の根源はいずこにあるのか?わけが分らなくなってしまうのでしょう。
 以前も開高の別の著書でも読んだことがございますのでお気に入りの寓話なのでしょう。本の冒頭にこのような話が書かれております。

 ある日、一匹のサソリが川へやってきた。川をわたろうと思ったがサソリは泳ぎを知らない。困ってあたりをさがしたら、草むらにカエルが一匹すわっていた。背中にのせて向う岸へわたしてくれとたのみこんだら、カエルは、あんたはおいらを刺すからイヤだよといってことわった。
「ばかだなあ、おまえ」
サソリは笑った。
「おいらは泳げねえんだからあんたを刺すはずがないじゃないか」
人のよいカエルはそういわれて考えなおし、なるほどそういわれたらそうかも知れないと思い、サソリをのせてやることにした。
 川をわたりはじめてまんなかあたりまでいったら、とつぜんサソリがカエルをプツリと刺した。二人ともたちまちおぼれ、死んでしまった。おぼれながらカエルが水の中から悲しげに叫んだ。
「なんだってこんなことをするんだ」
 サソリが水のなかから悲しげに叫んだ。
「それが東南アジアなんだよ」
(ベトナム戦記・本文そのまま)

 なんとも悲しいお話でございます。弱いもの同士が足を引きずりあっているということを言いたかったのでしょうか?他にもっと奥深い意味がこめられているのでしょうか?
 イヤ、東南アジアそのものが悲しいのでしょうか?
 しかし当時から数十年が過ぎまして世界の地図も変わりつつあります。東南アジアの国の中にも相当に豊かな国も出現いたしました。サソリもカエルも関係ない国に成長したかのように見えます。
 いや相変わらず「サソリとカエル」の国もあります。フィリピンやインドネシアはいまだにサソリとカエルを繰り返しております。仕舞いには投資国にもソッポを向かれてしまいました。(そういえばガルーダインドネシア航空はまた減便をするそうですね)しかし両国は時間ができたらゆっくりと旅してみたい気がします。そういえば東南アジアではないですが今話題の「北朝鮮」だってどう考えましてもサソリとカエル状態ですよね。しかし自業自得だと思いますが。(国民には何の罪もございません)
 もしかしましたら私達の国ニッポンもサソリとカエルなのかも知れません。景気はどん底ですし、いまだに政治家はガリバー旅行記の時代から進歩しておりません。地方都市には老人しかおりませんし、将来的には極度の少子化が眼にみえておりますのに何の対策も打てていないように見えます。
 ニッポンのことを申しましたが私の愛する沖縄もまたサソリとカエルなのかも知れません。上の言葉を真似ますと、景気が悪いがゆえにしょうもない保守系の政治家が選挙に勝ってしまいます。アホかと言いたいのですが
「私が当選しないと、沖縄はとんでもないことになりますよ。もっと失業者が増えますよ」
と選挙で訴えます。そして当選いたします。賃金も安いし、労働時間は長い、米軍の基地がある意味で沖縄の人を利害関係で二分化させてしまいます。
 色々な場所にサソリとカエルがいるものです。
 あくまでしゃれですので・・・

 
          クリスマスは沖縄で(2002年11月3日更新)
 さて私は今年の7月に長女が誕生しまして、
「どこか旅行に行く」
ことは今のところ夢のまた夢といったところでございます。
 今までバカにしておりましたが
「子連れ旅行」や「家族旅行」
などの情報誌の情報の数々・・・やっぱりそれを見たい人が大勢おられるのですね。
 本当に子供を連れて旅行に行くことがいかに大変なことかは、子供が産まれてから分るものだということです。
 私の場合常に
「どこか行きたい」
と考えつづける癖がございまして、この考えがエスカレートいたしますと
「どこでもいいから行きたい」
になってしまいます。
 がしかし今は少し冷静になりますと・・・
「今はむりだよな」
というところに行き着いてしまいます。
 そうこうしておりますと、私の体の中のマグマが熱くなってまいりましてますます
「どこでもいいから行きたい」
という思いはつのるばかりなのです。
 幸いにしてか不幸にしてか、旅行の資料はすぐ手の届くところにふんだんにございまして。(笑)
 無理でもいいから計画ぐらいは立ててしまうのです。(余計なことにエネルギーを使わずに金になる仕事にエネルギーを費やすべきだという意見が聞こえてきそうです)
 この無理でもいいから・・・というのが意地らしいではございませんか。私の友人にもそんな(エレジーな)悲しい方が大勢おります。本当にエレジーでございまして、夢も希望もないのです。ただただ来る日も来る日も働くのみなのです。
 話がそれてしまいました。先週から急に日本列島が寒くなりまして各地では例年より早く雪が積もったりしております。
 天気予報が
「暖冬だ、暖冬だ」
と言いますのでそれに対抗でもしたのでしょうか?
 急に寒くなってきました。
 今年のクリスマスは沖縄で過ごしましょうか?行けるか否かは別としまして計画は立ててしまうのです。
 全日空スカイホリデ−に
「BSプラン」
という商品がございます。すぐれものでして出発日により旅行代金が変わります。例えば12月20日金曜日発の旅行代金は現地で1泊であればあくまでも平日料金で済むのです。さらにこのツアーは帰りの便を好きなときにしていいのです。
 出発12月20日(金)帰着12月23日の4日間で行けるのです。基本になる料金はナント
「23,300円」
で往復の飛行機と1泊の那覇のホテルがつくのです。連休でも超割並みでしょ。あと2泊は自分の好きなホテルを手配するのです。金曜日の出発が難しい?ですよね。関西空港発20:00台の便で行くのです。それなら到着後、那覇の琉球料理店へ行って即宴会でございます。(宴会というひびき、この頃宴会してませんねぇ、私は)そしてその日はただ眠るだけですので那覇の適当なホテルでいいと思うのです。
 素晴らしい計画だと自分でも思っておりまして予約も既に取っているのですが、いけるのでしょうかね???
 
          やっぱり沖縄(2002年5月6日更新)
 私の学生時代の友人が遠路はるばる沖縄からこのページを更新してくれていたのですが、彼もあまりにも忙しいのか更新が滞っておりましたので手を加えさせていただきます。
 本日は5月6日ゴールデンウィークも最後の日となってしまいました。ゴールデンウィーク中お仕事だった方には申し訳ないのですが少々連休を取らせて頂きました。
 本日が成田空港なんかは帰国ラッシュ、ということで混雑の状況がテレビで映されておりました。中には
「1泊3日でニューカレドルニアに行ってきました」
なんていう20代らしき女性が映っておりまして、
「こいつバカだなあ」
などと考えておりました。天国に一番近い島へ何をしに行かれたのだろう。まあ世の中には私の想像を絶するほど忙しくて稼ぎのいい人もいるのでしょう。
 しかし今までのようにこのような連休まで仕事をしておりますとなんとも感じないのですが、生半か中途半端な連休をいただけますと・・・明日から仕事に行くのが嫌になりますよね。あーあ、やだやだ。
 合わせまして福岡県でおきました保険金がらみの事件なんかの報道を見ておりますと、地道にサラリーマンをしていることがアホらしくなってまいりますよね。やっぱり人生やったモン勝ちということでしょう。
 沖縄に関することでございます。沖縄へは私の妻は未だに一度も行ったことがないですので、いつか一緒に行こう、と言っているのですが現在妊娠中と言う事もございまして「出産後」という約束にしております。
 沖縄にかかわらず飛行機に乗ることを、大事を取って避けておりますので、どこにも行けません。どこにも行けないってストレスがたまりますよね。
 しかし以前にもご報告させていただきましたとうり、妊婦が飛行機に乗ることはよくないですし、避けるべきことなのです。考えてもみてください、少し歩いただけで早産になりそうになる人だっているのです。また強靭なサッカー選手がビジネスクラスに乗っていましても「エコノミークラス症候群」にかかったりもするのです。
 誰に何と言われましても避けるべきでしょう。残念ながら妊娠期のハウツー本にも安定期は大丈夫と書かれておりますし、航空会社は妊娠9ヶ月までは大丈夫と言います。でも止めておいた方がいいのです。もし何かがあった場合にハウツー本の編集者が責任を取ってくれますか?航空会社が責任を取ってくれますか?
 そして旅行代理店など・・・必ず9ヶ月までは大丈夫と言うでしょう。それは
「(よくわからないけど)売上が消えるのは残念だから」
「大丈夫です」
と言うのです。
 また女性は実家で出産することが多いです。そうなりますと出産間近に飛行機で帰省することもあると思います。ほんと出来ましたら避けるべきでしょうね。
 さて沖縄・沖縄と考えているのですが出産後でないと、早く出てきていただきたいものです。
 沖縄本で面白いものを見つけました。
「沖縄人解体真書・ザウチナーンチュ(仲村清司著・双葉社)」
でございます。読みますと沖縄に行きたい・・どころか沖縄に住みたいと思ってしまうこと間違えなしです。我が家では本のタイトルを呼ばずに
「爆笑本」
と言えば通じるようになっております。先ほどの福岡県の事件ではございませんがチンタラと一生サラリーマンをするのなら・・沖縄に住んでみるのも悪くはないかと考えております、今日この頃でございます。


     ウミンチュのドウチィム・ニィ・2(2001年11月27日更新)
 こんにちは、約一ヶ月ぶりのメールになります。御元気ですか?
 ここ沖縄でも朝夕の気温が20℃を切るぐらいになりました。早いものでもうすぐクリスマス、お正月だから無理もないけど、一年で一番過ごしやすい時期です。ちなみにもうクリスマスの飾りつけは済みました?
 我が家は今日ピザを食べながらクリスマスの準備をします。いま、窓から清々しい北風が入ってきます。気持良く落ちついてメールを送れる、こんな時間ほんとに久しぶりだ。悪徳社員のY君には心配をおかけしてスマン。出来れば年内あと二回くらいは投稿できるようがんばってみます。
 さて、先週仕事で宮崎県の綾町・都農町に研修で行って来ました。
現在私の会社では
「未利用資源リサイクル事業」
という糸満市の委託事業の補助を受けていて、その課題のなかの先進地調査で宮崎を訪れたわけだけど、悪徳社員のY君なら良く知ってると思うけど、沖縄から宮崎へは一日一便しか直行便がなくて、結果2泊3日の出張になった。(それも旅行には計画が立てずらい不便な時間帯の便)。
 ワインで有名な綾町はとてものどかな所で、沖縄にはないきれいな田園風景があってこんなところで住んでみるのも良いな、という気持にさせてくれる所だった。地元で取れる野菜を化学肥料を使わない有機栽培でそだてて、福岡の生協をとうして販売しているという。
 わが糸満市でも平成16年に本格的な堆肥工場をスタートする計画があって、実際に有機農法で村おこしがうまくいっている綾町のシステムは良い勉強なった。そのあと訪ねた都野町は糸満市と姉妹提携を結んでいるということで、ワイン工場へ案内され、美味いワインを御馳走になった。
 案内してくれた方の話によると、綾ワインよりも都野ワインの方が歴史が古くて、原料のぶどうも都野町でほとんど生産してるという。うちの奥さんから出発前に御土産に綾ワインを買ってくるように御願いされていたが時間がなくて購入できなかったので、都野ワインを6本購入した。
彼女に言わせれば、ワインはアルカリ性食品で美容にも良いので毎日飲まないといけないそうである。
 しかし今回の宮崎県を訪れて感じた事は、わが沖縄県は遅れているなー、っということだった。
 綾町では昭和50代、過疎化が進むなか地元起こしから、いまある自然環境を大事に守りながら将来どういうふうに村を活性化させていくか模索したという。その結果、安易な開発による町の発展ではなく、ゆっくりだが確実に綾町の財産である自然環境と共存していくなかから作り出す村おこしを進めた。そしていまでは年々町民の数は増加していってるという。
 いま、わが沖縄県の新聞紙面に毎日のように記事が載っている泡瀬干潟埋め立て問題にしろ、普天間基地代替ヘリポート移設先・辺野古の問題にしろ、まだおし薦めようとしている人達がいる。まさに沖縄は綾町の人達より25年遅れているといっていいと思う。不況そして基地があることによる産業振興の遅れを、マンネリな公共工事・箱物をつくることでしか解決できない我が県の将来は暗い。
 近い将来、沖縄県から脱出する人達が増えこの島全体が廃墟の島にならない為にも良識ある人達が増えていくことを願うばかりだ。


     ウミンチュのドウチィム・ニィ(2001年10月29日更新)
 こんにちわは、久しぶりに投稿します。
 うう〜ん、コンスタントに投稿するのはなかなか難しいもんですね。できれば週に二回ぐらいの更新で情報を書き換えたいと思っていたんだが、無理です。
 日曜日の静かな朝、この一時が落ちついてメールを書き込める大切な時間です。
 さて、まず初めに長い間、タイトルとして使ってきた
 「ゴーヤー畑でつかまえて」
 を終了しました。
 理由はやはりもう11月にもなるというのに、夏の野菜をタイトルに入れるのは季語の点から辞めた方がいいと思ったからで、最近ではハウス栽培で年中出まわっているゴーヤーだけど。
 そして、新タイトルは  「ウミンチュのドゥチュイ・ムニー」
 にしました。ウニンチュと言うのは、(海人)と書いて漁師の事です。同じような漁師の総称として、ウミアッチャーというのがあって、これは半農半漁で漁業をしている人を言います。ずーっと昔、あのボクシングの世界チャンピオン連続防衛記録をもつ、石垣島のカンムリ鷲こと 具志堅用孝が記者に
 ”お父さんの御仕事は?”
 と質問されて
 ”海で遊んでいる人(ウミアッチャーです)
 と言ったという。これは正解で、実は私もある意味でウミアッチャーになります。
 友人の悪徳社員のY君は良く知っていると思いますが、私の唯一の趣味は釣りで、青い空・青い海の下で竿を出している時が人生最大の幸福を感じる瞬間なのです。
 沖縄で釣れる魚は色とりどりの熱帯魚が多いので初めてみると抵抗があるみたいで、以前悪徳社員のY君を連れて本部町の港に磯釣りに出掛けた時、珍しく爆釣して大喜び。しかし、Y君は、原色の魚をみて毒魚だ!毒魚だ!!と騒いでいる。
 なんて単純な男だ!お前は、と思いながら刺身にして出したところちゃんと食べている。
 実話です。
 そして、ドゥチュイ・ムニーというのは、独り言を意味します。
 地元のフォーク・シンガーで佐渡山 豊っていう人がいて遠い親戚にあたるんだが、この人元々は70年代反戦フォークシンガーとして登場してきた。
 最近になって再び人気が出てきたが、いま基地の中で警備委員の仕事をして毎日アメリカ兵に敬礼をしてるという。そのひとの代表曲が
 「ドゥチュイ・ムニー」
 って曲。
 そんなこんなところから新タイトルは
 「海人の独り言」
 にしました。
 沖縄の海は夏ってイメージが強いかもしれないけど、実際のところあの灼熱の太陽から照りつける紫外線は異常で、日が傾きかけた時間帯からでないと海で遊ぶにはキツイ。
 しかし、これからの時期になると北風が多少強くはなるが海遊びにはもってこいになる。潮干狩りをするのもいいし、マリンスポーツにも海水の透明度がますのでいい季節だ。
 私の趣味の釣りでもそれはいえて、これからの時期釣れる魚は型が次第に大きくなり、食べても美味しい魚が釣れだす。
 毎週末海に竿を出したい気持ちにさせてくれるそんな時期だ。
 ということで、これからキス釣りに出掛けます。
 ああーー、なんという幸福。
 釣果についてはまた今度。
 では、、、

     ゴーヤ畑でつかまえてパートW(2001年10月19日更新)
 すっかり日も短くなって、涼しくなりました。皆様いかが御過ごしでしょうか?
 現在時刻は、朝の5時。外はまだ暗くて、窓を開けると北風がピユーピユー吹いている。せっかくの日曜日、思う存分朝寝坊しようと思ったのに目がさめてしまった。規則正しい生活習慣も困ったものである。
 結婚してもうすぐ四年になるが、うちの妻は朝寝坊がとくいで、彼女がきちんと目覚ましをセットして時刻とうりに起きたのを見たことが無い。彼女に言わせれば、
 「きちんと朝起きれるあなたがおかしい!!」
 と一言。まったく世話がやける女性である。
 さて、今日は季節外れの話題になるかもしれないが、ユタについて。
 以前うちの甥っ子が兄貴の仕事の関係で宮古島にいた時、なかなかそれまで病気などかからない子供だったのに、宮古島に兄貴の転勤で移ってから、とたんに病弱になった。とは言っても、なにも宮古島が不衛生な所っと云う事ではない。
 もちろん。
 それで、兄貴夫婦は共働きで、義姉さんは中学校の先生をしていたので仕方なくおばあちゃんが本島と宮古をまるでタクシーでも乗るように飛行機でいったり来たり。流石に兄貴の家の家計も圧迫してきたので打開策を探し始めた。
 わざわざ本島の病院を数カ所回ってみたりしたけど、なんら異常は無いと言うし、途方に暮れてたころ、ひいばあちゃんが近所に住んでいる喜納のおばさんに相談した。この喜納のおばさんが、ユタになる。
 それで、詳しい内容は直に聞いてないので解らないが、この喜納のおばさんに言わせると、今度引越しした先の兄貴の家の土地に問題があるという。
 うちのひいばあちゃんは、宮古の兄貴の家をみたことも無いし、ましてや喜納のおばさんにおいては兄貴夫婦の家族さえこの時点では知らない。それで、喜納のおばさんが指示してくれたとうり公務員宿舎の裏庭にある大きなガジュマルの木の周囲を兄貴夫婦が御払いをして、
 「これから四年間ここで生活させてもらいます、それまでご迷惑をおかけしますが宜しくお願いします」
 と土地の神様に御願いしたらしい。
 それから、甥っ子の病気や夢遊病的なくせはパタリとやんだ。嘘みたいに。それからというもの、うちの母親=おばあちゃんは喜納のおばさんのファンになってしまった。
 映画「シックス・センス」の少年じゃないけど、沖縄にはユタと呼ばれるなにかしらそう言う事がわかる人達がいる。
 なかにはそれを商売にして生活している偽ユタもいて、逆にそんなユタに取り付かれたばっかりに財産をすべて失った人達もいる、というから驚きである。
 たいてい男の人はユタを嫌う傾向にあるが、うちの母親のように女性がユタにはまるみたいだ。
 じゃー私はというと、、、。 このあいだ初めてこの喜納のおばさんにあった。
 ひいおばあちゃんの御祝いがあって、兄貴に紹介してもらった。正直いっていままで36年間生きてきたので、多少は悪いこともやってきた。
 そんなこんなから、これからのことまで見抜かれていると思ったらあまりいい気がしなかったが、喜納のおばさんはいきなり、私の奥さんの出身地を言って、  「奥さんの偏頭痛は気をつけなさいよ。あんまり、ひどくならないように」
 といった。これにはほんと鳥肌がたった。
 そして喜納のおばさが言うには
 「あなたの奥さんの直系の四代前のおじーちゃんが、とてもあなたの奥さんのことをかわいがっている。だから、清明祭(シーミー)やお盆の時など、このおじーちゃんにきちんと線香をあげなさい。それから、本家にいって結婚したことを仏壇に向かってきちんと報告しなさい」
 と言った。
 ひいおばーちゃんの88歳の御祝いだったが、さすがに、ふっとんだ。この喜納のおばさんの言うとうりになった。
 妻はあとでこの話しを聞いて、ほっと一安心してそれから、気の毒なくらい苦しそうな偏頭痛はやんだ。おかげで、バファリンだのイブだの薬代が浮いた。ほんと喜納のおばさんには感謝である。


     ゴーヤ畑でつかまえてパートB(2001年10月18日更新)
 皆様こんにちは。体にできた水疱がやっとこさ、かさぶたになってひと安心の今日この頃です。 
 「ゴーヤー畑でつかまえて」
というタイトルで書かせていただいているが、実際のところゴーヤー(にがうり)の栽培時期はそろそろ終る。 うちの会社の花壇にも今年二本のゴーヤーの苗を買って来て植えてあったが、そろそろ終りである。(今年も豊作であった。)
  あ、そういえば、ゴーヤーマンを一躍有名にした、
「ちゅらさん」
も終ったしね。(ゴーヤーマンはなかなか手に入らないみたい。) やはり、ゴーヤーといえば、サンサン照りつける太陽の夏、あの夏の野菜なんだなーっと、ふっと感じる今日この頃である。 
  9月のうっとおしい雨の天気から一転して、沖縄はホントに良い天気が続いています。仕事をしてるのが嫌になるぐらい、爽やかな天気です。 もしも、君の仕事の御客さんで国内旅行を?とお探しの方がいたら、ぜひとも沖縄を推薦してください。 
 7月・8月のあのただ暑い夏の沖縄より、断然いいと思います。 連日新聞に掲載されるアメリカ爆破テロ事件の影響で、沖縄県の観光業界もかなりのダメージを受けているみたいです。
 本土からの修学旅行は キャンセルがあい次ぐし、バス会社なんか仕事がなくて運転手は自宅待機が続いてる、という。ほんとに気の毒なことである。 我が沖縄県知事が事の重大さに気付き、遠山文部大臣や尾身沖縄担当大臣に
 「なんとかしてくれーっ」
 と御願いにいったみたいだけど、どうにもならないだろうね。 それでは・・・今回はこれまで。


グスーヨウ、チューン、ウニゲーサビラ。(みなさん、今回もよろしくお願い致します)                 ゴーヤ畑でつかまえてパートU(2001年9月26日更新)
 こんにちわ、昨日に引き続き メールします。
 当HPの主宰者である悪徳社員のY君は、毎日更新をモットーに日夜頑張っているっと言ってたけど、旅行代理店の仕事をしながらホントニよくやるなーと思う。感心である。
 さて、私といえば何故!連日このようにメールを打てたのか?というと、体に帯状疱疹という水疱瘡に似た病気を発病してしまった。
 体の右半分、背中から右腕そして胸にかけて、きれいに赤くはれ水疱が出来ていて、これが痛いの何の!!。
 聞きなれない病名で最初は驚いたけど、診てもらった医者やインターネットで検索してみると結構働き盛りの男性にはポピュラーな病気らしく,子供の頃、水疱瘡にかかってそのときは治っても、じつはこのウイルスは全滅したのではなく、体内の神経系に潜んでいて、過労や高齢になって免疫力が低くなったとき、再び増殖して帯状疱疹を発病する。
 初期の段階で気がつけばこんなにひどくはならなかったのだが、先週はまれにみる忙しさで、体も疲れてたのだろう。月曜日にあまりに体がヒリヒリするので、久しぶりに奥さんに体をチェックしてもらったところ、なにこれ!ってことになり、今にいたる。
(反省:やはり日々の健康管理の面からも、夜のお仕事は大事である、、、。)
 しかし、この苦痛もだんだん慣れてきて、暇のなか考えると、この水疱瘡ウイルスっていうのは、どこか今回のイスラムのテロに似ているきがしてくる。(笑)まだ、私が子供の頃、ウイルスは自分達を増やして行く為にどんどん勢力をのばしていく。しかし、体内の白血球を先頭に、ある意味トマホーク・ミサイルに似た抗生物質を打ちこむことにより、形勢逆転。たまらず、神経系の地下深くに隠れて、次のチャンスが来るのを待ち構える。そしてついに、私が健康だと気を緩めて体力が落ちた瞬間、一気にジハード(聖戦)を開始する。
 どうーでしょう。案外似てると思いません?
 ちなみに、いま私はウイルスに対して、抗生物質を飲んで体内から攻撃、また、軟膏を水疱に塗り攻撃。名づけて、ネヴァーギブアップ作戦。
 (あっ、これは往生際の悪いあの球団のことか。<ファンの方がいたらゴメンナサイ)
 ◎ 悪徳社員のY君、上の文章を読んで心配して、御見舞金もしくは栄養がつくようにと松坂牛など送って来ないように!!
 話しは変わって、たびたび悪徳社員のY君が提唱している、沖縄移住計画の事について。
 彼の人柄がそれほど沖縄向き(?)なのかどうか難しいところであるが、彼が沖縄に住みたい!っと言ってくれる事を嬉しく思う。
 一概に今の日本ならどこでも一緒だと思うけど、不景気のなか沖縄県の失業率はNo!1、もう10%を超えていると思う。
 現沖縄知事は保守系で、それまで2期8年精力的に沖縄県の構造改革を推し進めてきた大田知事を破って、当選した。その時に、現知事稲嶺さんは、経済界の後押しで、失業率8%をこれ以上悪くしてはいけない、っといって当選した。インフラ整備の名のもとに中央から毎年おもいやり予算が落ちるが、実際に潤うのは本土のゼネコン。それから派生して地元の中小建築業は厳しい経営をよぎなくされて、倒産、もしくは低賃金でオーバーワーク。おおよそ沖縄県民の男性35歳の平均年収は330万くらいだったと思う。
 きびしい!実に厳しい!!
 そこで、普通ならこんな島いられるか!と県外に飛び出していきそうなもんだけど、おかしな事にそれは少数。おかしな事に人口増加率ではベスト3に入っている。やはり世の中金じゃないと思う。
 確かに、最低限生活に必要な金はいる。
 でも、その金を追い求めるあまり無理をして体を壊す、会社を起こして倒産、博打に手を出して身を滅ぼす、家族はばらばら、心に余裕が無い。など、ケースをあげればきりが無い。
 沖縄では仕事が終って、ウタイノーシーというのをやる。
 近くの商店で安いビールに泡盛を買ってきて、安い刺身・てんぷらなどをつまみながら、今日の疲れにさよならをする。
 仕事先が海の近くなら、夕凪の風にふかれながら、一人1000くらいで2時間は、仲間と雑談して明日の糧を得る。その延長線上にビーチ・パーティがある。子供から大人まで、思いっきり、泳いで・たべて・のんで・歌って・はしゃぐ。まだまだ、この島では無料で自然と触れ合える場所がある。盛り上がってくると、いつもは寡黙なおじいちゃんが三味線を引きだし子供達はそれを聞く。
 おじいちゃんが歌うと、一瞬静けさが辺りをつつむ。
 不思議な瞬間である。
 地獄絵のような沖縄戦を体験してきて、いまの平和な時代の中でみせるお年寄りの生き方に学ぶものは多い。


グスーヨウ、チューウガナビラ。(皆様、ごきげんよう、御変わりありませんか!)

ゴーヤ畑でつかまえて!(2001年9月25日更新)
 今回は当ホームーページの主宰者である、悪徳旅行代理店社員の強い希望を汲んで、沖縄方言から入りました。
 悪徳社員と正反対の性格をもちつ善人代表の私ですが、彼とは何かとウマが合うみたいで、大学を卒業してかれこれ10年になるというのにいまだに、付き合いが続いています。
 彼のホームーページで自己紹介があったように、私逹は超マイナーな学問を専攻した。
 仏教学科インド学
 なに!それ?って言わないように。
 でも実際、もしも逆の立場になったら私だって、なに!それ?って言ったに違いない。
 日本に星の数ほどたくさんの大学があるけど(ちょっと言い過ぎか?)、このマイナーな学問は、ヤンバルクイナぐらい珍しいかもしれない。
 飛べない鳥、ヤンバルクイナが自然破壊やマングースがどんどん北上したおかげで絶滅の危機にさらされているという、なんか身につまされる感じがするのは、偶然だろうか?
 僕らが大学を卒業した頃まだ社会はバブルの絶頂期で、こんな飛べない鳥の私たちにも就職案内がリクルートから、電話帳20冊分がドドドドと届いて、汚い字で送り返したものだった。
 面接会場で、学校名・学部名を正しく記入しても、変な顔されずにある程度きちんとした対応をしてもらい、なかには是非当社に!っと説得され、就職をきめた友人も何名かいた。
 世の中変われば変わるものである。
 ここ何年か続いている新規卒の就職難をみるに付け、ほんとに気の毒だなーっと思う。
 かくいう、私と悪徳社員のY君は、振り返れば就職活動は一通りしたものの、なかなか決めきれづに卒論提出の時期を迎えた。
 就職先がきまって会社接待で食事会が続く、W君なんかを横目に卒論のテーマであるインド古典の原文を、英和辞典もろくに引けないのに、梵英辞典(サンスクリット語⇔英語)に噛り付いた日々が続いた。
 そんなこんなで手書きの卒論80ページを書いて提出したのは、締め切り一時間をきっていたと思う。
 懐かしい、いい思い出である。
 無事、口頭試問ものりこえ、いよいよゼミの後輩達に送別会をするから参加よろしく!と招待された頃になってもまだ先の事について、悩んでいた。仲の良い悪徳社員のY君やN君、W君、皆が関西で仕事をみつけて一緒に頑張ろうと言ってくれた。
 確かにヤンバルクイナが生活する沖縄本島北部の田舎まではいかないものの、中部のコザで生まれ育った田舎者からしたら四年間過ごした関西を離れたくない気持は充分あった。
 ”なにかこのまま自分を繋ぎとめることが出来るもの”それは何か探していた。でも、見つけられなかった。
 五年前になるけど、私の結婚式に約束どうり悪徳社員Y君、N君、W君、E君を強制的に呼んで参加してもらった。
 (そのときの披露宴がえらく印象的だったみたいで、当HPで悪徳社員のY君はそのときのことを書いている、ちなみに彼はまだ独身です。)
 悪徳社員が興奮したという披露宴を終え再会を祝った。
 季節は12月だというのに泡盛で酔っ払った彼ら四人は、朝まで遊ぶんだ!っといって那覇の松山にのこのこ向かった。
 確かに沖縄⇔関西距離的にいえば離れてるけど、近いもんです。あいかわらず。


      驚異の2000年9月11日・沖縄発(2001年9月16日更新)
 こんにちわ。
 まずもって、恐ろしいほど静かな朝です。
 厚さ数センチのアルミサッシの窓の向こうは、台風16号がゴウゴウ唸りを上げている現実がうまく感じられません。
 昨日、テレビのニュース番組に突然映しだされたニューヨークの貿易ビルの映像、しばらくしてあのペンタゴンが煙をあげている映像。
 ハリウッド映画の特撮映像で多少慣れっこになってるはずなのに、たかだか20インチの我が家のテレビから受けた衝撃ははかり知れないものがある。深夜を通してチャンネルをカチャカチャかえながら、なにが一体どうして起こったのか?情報を探してみるけど、あまりに現実に起こった事が想像を絶する事だけに、リプレイでニューヨークとワシントンの情報が流れるだけ。
 最初に書いたように外は迷走台風が勢力を強めて、沖縄本島に再接近している。
 最大瞬間風速45メートル、中心の気圧がとうとう955ヘクトパスカルまで下がった。路線バスも運休小中高校も昨日から休校。
 台風銀座と呼ばれ台風慣れしている私逹だけれど、やはり警戒する。
 街路樹はところどころなぎ倒されてるし、停電もあるみたいだ。
 自然の猛威の前ではおとなしくしているしかない。
 テレビの映像を見ながら、暗い窓の外に時より眼をやる。
 気になってしかたがないのだ。今回のテロ事件をテレビのニュースで見る限り、まだまだ、第三・第四の攻撃があるのではないか?
 いきなり窓の外が赤い光が炸裂して、衝撃音が窓ガラスを・・・・。ありえない事ではないと思う。
 自分が生きている間には、平和ボケとは言われようがこんな体験をするとは思わなかった。
 これが世界の現実なのか!
 ハイジャックされた旅客機が二機とも突込んだんだよあのビルに。
 自国の正義を振りかざし、自由主義経済の繁栄を謳歌していたあのアメリカでいとも簡単にこんな、想像を絶するテロが起きるなんて。
 現段階で、日本に存在するアメリカ軍の施設は戒厳令なみ、非常警戒が発令されている。
 以前君に話したかどうか覚えてないけど、私は毎週水・金曜日と嘉手納基地に仕事で入っている。
 今日その日だったので、朝会社に連絡してとりあえず嘉手納基地の第一ゲートまで行ってみたけど、厳重な警備で、中には入れなかった。背中に銃を携帯した軍人が警備をしていて、台風の暴風が吹き荒れるなか、地元のマスコミがこの状況を取材している。
 物々しい緊迫した状況だ・・・・


  沖縄からの手紙1(2001年9月15日更新)
 こんにちわ、久しぶりです。仕事の方は順調そうで・・・がんばってるみたいですね。
 私のほうも先日から、日夜をとわず会社に縛られているような忙しい毎日が続きさすがに奥さんからは
「もういいかげんにしてよ!」
と不評をかっています。
 あーーほんとに中間管理職はなってみてその苦労が始めてわかる。ほんと、これだけ会社に尽してるんだから、給料が上がらなければ、、、やってられませんよ。
 と私の近況=愚痴を聞いてもらって後で、本題です。
 (悪徳社員のホームページを見ていて)それでどうしても、一言いいたくて、、、聞いてください。
 それはなにか?
 それは、北谷町で起きた 婦女暴行事件についての君のくだりについて。
 君のHPで書かれている・君が言いたい事は良くわかるし、私もほぼ同意見です。でも?違うんだなーー、と言いたい。今回は。
 というのは今回の事件は、あまりにも反米・反基地が、偏狂的なフェミニストや地元の政治化によって、雪だるま式にマスコミを利用して一人歩きしてはいないか?っということ。
 私の率直な意見でいえば、今回の事件で地位協定見直し、うんぬん問題にするには、本当の沖縄が戦後メチャクチャにされてきた事件事故に対する抗議、反基地運動に水をささないか?ということ。
 なぜか?それは、此間の参議院選、ついに現職で革新の照屋候補が、保守の候補の中でも至上最低の自民党議員に敗れた。
 選挙運動真っ最中にちょうどこの自民党議員の総決起大会があって、私は会社の応援で、その場にいた。
 場所は、沖縄本島で一番活気がある、北谷町美浜。そう、暴行事件があったあの美浜です。
 しらけた気分で暮れゆく空をみながら
 「あーー早く帰りたいな」
 と演説を聞いていると、その候補者から次の一言。
 「いま、マスコミは暴行事件で騒ぎ立てているが、たかだかそれくらいの事件で本当に革新候補者が言ってるように中央政府に盾ついたら沖縄の人間はバカをみるよ。みなさん、それでほんとにいいの?実際に、尾身沖縄県担当大臣は、もしも今回の選挙で沖縄地区、自民党が負ければ、振興策の半分はダメにする、っといっている。皆さん仕事が無くなったら、もっと治安が悪くなって、暴行事件どころじゃなよ。」
 絶句!!
 こんなアホな人間、よくも国政選挙にかつぐな!よっぽど自民党には人間がいないんだなっー、と一安心していざフタをあけてみると、なんとこのヤカラが当選。
 再び絶句!!!
 私は沖縄から基地が無くなることはない!っと思っている。いや、確信している。
 なぜか、それは。沖縄県民はあの戦争以前から、中国、日本本土(やまと)、韓国の間で、どちらにも属することなく、琉球と言うちっぽけな邦でやってきた。その歴史のなかで、県民にはこの島がやっていくには多少の犠牲は必要だと、代々受け継がれている血が流れている。
 だから、表向きは反基地と叫んでいても、本心は基地が存在するありがたみの前には尻尾をふりふり。
 さて、これらのことから、今回の暴行事件から見えてくるのは、あきらかに事件の本質からかけ離れてマスコミに作り上げられた、巨大な間違った反基地・反日米安保だと思うのですが、いかがでしょうか?


     新たに登場・沖縄発(2001年9月12日更新)
今まで私のホームページにシンガポールとソウル在住の方から投稿をしていただいておりました。私ひとりで更新しておりますと、マンネリになってしまいますし、面白くないものです。そして実際シンガポール発もソウル発も人気のある連載となりました。 
そして今回は私の大好きな(将来的には移住をしようかと考えている)沖縄からです。
私の大学時代の友人が(男性です)送ってくれた沖縄らしいメールを更新させていただくことにいたしました。沖縄の人はね。非常にユーモアに富んでおりまして笑わせてくれます。これは一種のサービス精神だと思うのですが、人一人一人のふところも深いですねえ。一度だまされたと思って沖縄にはまってみて下さい。きっと見事にはまり込んでしまい、私のように抜けられなくなり、
「ここに住む」
とあなたが言い出すかもしれません。
今までのタイトルが気に入っておりますので、このページも
「沖縄発」
 と名前をつけさせていただくことにいたしました。よろしくお願いいたします。

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