新連載!!ソウル発

     新連載!!ソウル発(2001年4月29日更新)
 金曜日の夜の電車に乗りますと会社帰りの人達の顔が疲れていますよねえ。
「一週間、ご苦労様でした」
と思いたいところなのですが、そう言う私は
「明日も仕事なんだよ」
と別のことを考えてしまいます。
 しかし皆様もこれほど疲れるまで働いている割にはニッポンの生活は豊かに感じられないのは何故なのでしょうか?
 家族をお持ちの方など先行きを不安に感じておられる方だっているでしょうしね。
 という具合に暗い出だしで申し訳ないのですが新たに
「ソウル発」
の連載を投稿していただくことになりました。ニッポンを飛び出して世界で活躍している方はたくさんいるのです。本当にうらやましいお話です。
 今回このソウル発の連載を受け持ってくれる方はソウル在住です。女性です。投稿が到着次第更新をいたしますので、皆様ご期待を。


     オンドルの季節到来(2001年11月1日更新)
 オンドルの季節が到来した!
 我が家でも寝る前にはちょっとオンドルをつけるようになった。
 寒さとの戦いというよりも、乾燥との戦いがこれから始まる。
 洗濯物はばりばりに乾いていいけれど(室内で干します)、洗濯物と同様、人間も乾く。
 まず、肌。
 お肌はかさかさになるので、保湿に万全を尽くす。
 次に、のどと体。
 なんとなく、いろんなものを飲んだりしてみて、水分補給をする。
 乾きすぎて体調を崩すこともあるのだ。
 加湿器を買えばいいのだろうが、貧しい留学生もどきは、加湿器よりも専門書を買う運命になっている。
 これでいいのだ。
 乾燥季節に備えて、今日は自家製のものを2つ作った。
 一つはカリンの蜂蜜漬け。
 カリンはのどにいいから。
 もう一つはゆずの蜂蜜付け。
 こちらもビタミンが豊富で体にいいから。
 うーん、もう少し蜂蜜があまったぞ。
 何か漬けるものはないか?


       韓国にいる英語の先生方(2001年10月30日更新)
 こっちにいる外国人の英語の先生は、とっても白人が多い。
 正規の学校の講師レベルになると、その割合はぐーっと増える。
 会話学校だといわゆる黒人の先生がちらっといる程度かな。
 しかし、それにしても、白人の先生が多い。
 やっぱり、英語って金髪碧眼白人の先生に習うのがいいって思っているのかしら?
 どういうことぉ?
 可笑しくない?
 そして、こっちにいる外国人英語の先生は、同じ先生同士あつまって生活するというか、現地の韓国人と交わることを積極的にしないので、韓国語が話せない人がおおい。
 学ぼうともしていない人が断然おおい。
 おい、英語しゃべれたら、そんでえーってか?
 ここ、韓国なんですけど。
 ちょっとむっとする。
 そして、こっちの韓国人も日本人同様、英語コンプレックスがあるのか、はたまた、英語で喋れるのがカッコいいのか、英語で話したがる。
 なんとなくわからなくないわけでもないけれど。
 これって日本と同じよね。
 ネイティブスピーカーに、英語に、コンプレックスがあるのは日本人も韓国人も同じらしい。
 英会話学校があつまる街がある。
 アクセサリーの露店を冷やかす。
 店主は、明らかに韓国人ではない。
 売っているものからして、メキシコ人か?
 「おっちゃーん、これいくら?」(韓国語)
 「3000ウォンだよ。」(韓国語)
 「この石などこの?」(韓国語)
 「メキシコからもってきたもんだよ。ここのアクセサリーは全部手作りだよ。」(韓国語)
 韓国語が達者だ。
 「おっちゃん、どこからきてはんの?」(韓国語)
 「メキシコ。」(韓国語)
 「わたし、日本からきてんの。」(韓国語)
 「え?」(韓国語)
「日本。JAPAN。」(韓国語)
「やー、韓国語うまいなあー」(韓国語)
「おっちゃんも韓国語すごいよ。」(韓国語)
メキシコ人と日本人の韓国語会話。ここが韓国である証拠である。
Hello!
What are you doin'?
こら、ここは韓国やちゅうとるやろが!


  久しぶりにCDを購入(2001年10月10日更新)
 私は、あまりCDを買わない人だ。
 音楽が嫌いなわけではなく、お金がないからかな?ま、理由はともかく、あまり買わない。
 なのに、日本にいる友達からCDリクエストを受けたので、わたしも1枚買ってみた。
 ポジション(歌手)の「I love you」というCDだ。
 そう、「I love you」は尾崎のカバーもん。
 I love you…サランハンダヌン イマル パッケヌン ヘジュルマリ オムンネヨ
 「すっきゃで。すっきゃねんもん、そうしか言いようないやん。」
 が日本語訳。
 関西弁に訳すなって?
 このCD、聞いてビックリした。
 なんと、いっぱい日本のカバーもんがおおいことよ!
 「愛のことだま」
 「I love you」
 「微笑みに乾杯」
 「Rainy blue」
 「世界中のだれよりきっと」
 「夢の続き」
 「わかってください」
 「Summer city」
 「Get along together」
 「Christmas love」
 どれか聞いたことあるでしょ?
 文化開放したおしのCDなのかな?
 勿論、歌詞は韓国語になっているけれど。
 韓国語での歌を聴きつづけていると、もとの日本語の歌詞が浮かんでこなくなる。
 う〜ん、I love you・・・I love you・・・あれ?
 日本語の歌詞、続きはなんだったっけ?
 「すっきゃねんもん、そうしか言いようないやん。」
 ではなかったはず……。


   韓国の子供のしつけ(2001年10月8日更新)
 韓国の子供はうるさいですねえ。
 え?
 どこの国でもうるさいって?
 そうなんですけれどォ…。
 時々、こっちの親ってどうしつけをしているのかな・・・こっちのしつけって?
 こっちの子どもはうるさい。
 って思うことがある。
 特にバスの中や電車の中でさわいでいる子どもをみると、そう思わずにはいられない。
 親も一緒にいても、親も知らん顔。
 あまりにうるさくなってきたら、勿論、親がでてくるけれど、その前に他の人からの注意が飛ぶことが多い。
 「静かにしなさい」
 って。
 こういうのが日本とはちょっと違うかもしれない。
 しつけの仕方も違うのだろうけれど、こっちの人って他人の子でも知らない子でも、度が過ぎると注意をする。
 親がいようが、いよまいが、関係ないし。
 注意された子どもの親も周りにあやまらないし、しかってくれたことに対してお礼を述べないようだ。(……わたしの見る限りは。)
 日本ってそういうことがないよね?
 なくなったよね…っていうのがいいのかしら?


     旧盆だよ!A(2001年10月7日更新)
 10月1日月曜日。
 お仕事があったから外にでたものの、これが仕事がなかったら、ずーと家にいたに違いない。
 仕事があってよかったよぉ。
 韓国人の友達や、韓国人の彼氏のいる友達は、みんな忙しい。
 親戚の家に行くからだ。
 日本人はというと、日本に帰ったりする人が多い。
 連休なんだし、当然のことである。
 だから、韓国に一人残っていても、さみしいだけで、なーんにも面白くないわけだ。
 ああ、よかったよぉ。日本からお客さんがきていて・・・。

 そういえば、アメリカにいる時に同じようなシチュエーションがあったっけ。
 そう、クリスマス。
 アメリカじゃ、クリスマスは家族と過す日。
 だから、日本から単身できているような一人ものはさみしく家で、ジングルベルなのだ。
 もしくは、同じような境遇の友人と肩を寄せ合うことになる。

 仕事がおわって、化粧をとっていると、誰かが私の部屋のドアをノックしている。
 ドアの向こうに立っていたのは、同僚のK氏だった。私がどうせ一人でいるだろうと、「お盆」のお料理をもってきてくれたのだ。
 お正月だったら「おせち料理」といったところ。
 韓国のお餅、韓国のお菓子、パジョン、トマトがぎっしりはいったタッパー。
 ありがとう、K氏!
 これで一人でお盆の雰囲気を楽しめるというものだ。うん、うん。


       旧盆だよ!(2001年10月6日更新)
 今年の旧盆は10月1日。
 うちの会社は9月の29日から10月の3日まで5連休となった。
 そう、5連休。
 なのに、どうして10月1日、2日、3日と日本がらみの仕事がわたしにはあるのかな?
 「お盆」といっても、日本のお盆と韓国のお盆は随分様子がちがう。
 ほとんどの人が親戚の家によりあつまり、ご先祖に感謝するチャレというのをする。
 これは、
 「する」
 というよりも
 「しなくてはいけない」
 のであって、日本からお客さんがきているから、お客さんを優先させられるものではないのだ。
 それほど、たいへん大切なものなのである。
 日本だったら、会社が休みで、たとえ親戚同士の寄り集まりがあっても
 「仕事で抜ける」
 ことは可能だろう。
 そして、それが、親戚の寄り集まりに参加しない理由として成立する。
 「いやー、いそがしいんやね。忙しいっていうのは、ええことよぉ。」
 と、へたすりゃ(?)プラスイメージも付随する。
 韓国では、そういうわけにはいかない。
 絶対にダメ!
 親戚の家にいかなくちゃ。
 とはいうものの、最近はこれでもマシになったようだ。
 韓国人相手にビジネスをする日本人のみなさん。
 韓国の「お盆」と「お正月」は、普通に翻訳すれば「お盆」と「お正月」ですが、その言葉の持っている意味は、日本語のそれとは全然ちがうということを、お忘れなく!


     押す人=韓国人=ぶつかって来る人(2001年9月27日更新)
 どうして、韓国人って押すのだろう?
 それも、ちょっと押すだけじゃなくって、
 「押してます!」
 ってちゃんと分かるように、両手で人の背中をぎゅ〜って。
 バスに乗るとき、地下鉄に乗るとき、そして、乗り物に乗っているとき、そして、やっぱり降りるときも。
 で、別にそれが悪いわけじゃなくて、ごく普通の生活習慣の一部分だから、理解がなかなか難しい。
 絶対に、「すみません」とか「失礼」という言葉はない。
 そういえば、韓国人って押すだけじゃなくって、ぶつかっても来る。
 それも、ちょっとあたってしまいましたっていう風じゃなくって、「ドン」ってちゃんと分かるように、肩とかカバンも使って。
 普通に道を歩いているとき、買い物をしているとき、そして、数え切れないほどのシチュエーションで。
 で、やっぱり、なんの言葉もないんもんだから、ムカッとするだけ自分が馬鹿みたい。
 痛くないのかな?
 ぶつかってきた方も。
 電車やバスの中で、席は譲るけれど、車が歩行者に道を譲っているのはみたことないな。
 道路はバスとタクシーが道をとりあって、クラクション鳴らしたおしているし。
 毎日、むっとする自分に「どうどう」といって自分自身を宥めるのが忙しいです。


      テロがおこったぞ!(3)(2001年9月25日更新)
 テロが起こって、随分時間がたったのに、まだまだ行方不明の人もたくさんいる。
 報復するとか、しないとか・・・あ、するんでしたね。
 そういえば、私の会社のコリアンランボー君(特殊部隊出身者)は近ごろ、ジムに通い出した。
 腹が出てきたのを気にしているらしい。30超えたんだから、諦めればいいのにねぇ。
   ちなみに、こちらではジムのことを  「ヘルス」
 という。なんか、なんか、ピンクだ。そういえば、韓国に来たてのときは
 「ちょっとヘルスへ言ってくるわ」
 には、ギョッとしたものだった。
 そのコリアンランボー君にちょっと尋ねてみた。
 「ねーねー、今回のテロで国連軍として韓国軍もでることになったら、コリアンランボー君も出撃するの?」
 「う〜ん。よほど大きくならない限り、僕は出ないよ。僕の出身部隊は出るだろうけど。現役の兵隊だけだと思うよ。」
 「よほど大きくならない限り?」
 「そうだよ。たとえば、このドサクサにまぎれて、北が攻めてくるとかさ。」
  彼は30を超えても、どこかが軍人なのだ。
 彼がパラシュートをかついで、38度線を越えなくてはならにような日が、永遠にこないことを祈る。
 でも、ま、その腹じゃ、だめだわよ。
 ふふ。


     テロがおこったぞ!(2)(2001年9月24日更新)
 テロが起こる前までは、一生懸命、韓国語のテレビ放送を見ていた。
 語学学校も行かず、独学状態の韓国語学習なので、理解できようが、できよまいが、とりあえずテレビは韓国語放送を見ていた。
 なのに、テロが起こってからというものの、一転。ずーっと英語の放送を見ている。
 何かあればCNNとかが一番に放送するだろう。
 「あ〜う〜え〜」
 を連発する同時通訳にイライラする必要もない。ダイレクトに情報を得られるので、情報量が多い。ああ、英語がわかってよかった。
 しかし、英語放送ばかり見ているので、韓国のメディアがどう取り上げているのか全然わからない。
 そう、韓国メディアからは、と〜んと、ご無沙汰してしまっているのである。
 しかし、友人の友人のところに、いわゆる「赤紙」(実際はピンクらしい。)が届いたようだ。
 ああ。
 (注*大変なことがあったら軍に来なさい、という通知らしく、今すぐ来いではないらしい。)
 まだ、赤紙があるんだ。私は、韓国にいるんだなあ。……こんなところで、自分の居所を確認してしまった


     テロがおこったぞ!(2001年9月23日更新)
 NYでテロが起こった。
 もう、ここで何も書かなくてもワールドーワイドなニュースなので、みなさんご存知の通り。
 ああ、私のデートスポットだったWTC。
 テロによって、私の淡い思い出のビルは瓦礫と化した。
 でも、私の思い出なんて、「へ」なのであって、今でもたくさんの方が行方不明のままだし、テロに巻き込まれて無くなられた方もたくさんいる。
 どうして、テロなんておこるのだろう!
 そして翌日。
 地球の裏側で起こったテロが、ソウルの小さいベンチャー企業にも影響を与えることに。
 「板門店ツアー中止」
 板門店ツアーは現地ツアーの中では一番人気だったのに。
 キャンセル処理。
 お知らせメール。
 ああ、なんちゅうこっちゃ。
 いつツアーが再開するかは、めどが立っていない。そりゃ、立たないだろう。
 戦争がはじまるかもしれないんだから。
 板門店ツアーだけではない。
 飛行機の欠航により、エステ等のキャンセルがはいる。
 飛行機が飛んでいても、テロの危険性を考えてのキャンセルがはいる。
 仕方のないことだ。
 日本の旅行会社もてんてこ舞いしているに違いない。
 いろんな意味で……合掌。


     エステ!!(2001年9月2日更新)     
 ソウルの観光目的といえば、グルメ、エステ、ショッピングが主流。
 特にエステは女性に人気が高く、需要も多いけれども、苦情も多いのも現状です。
「どこのエステがいいですか」
という質問を受けますが、エステがいいのではなくて、担当者さんがいい人にあたれば、そこはいいエステであって、担当者さんが悪い人だと、そこは悪いエステになるのです。
 もちろん施設にもよしあしがありますが、外国人向けのエステなんて、あんまり代わり映えしませんから。どことも似たり寄ったりです。はっきりいいまして。日本人の観光客の人は、ほとんど韓国語ができません。 もちろん、できる人もいらっしゃるとは思いますが、ほんの一握りです。そのことはエステ側も良く承知ですので、エステの従業員は日本語がわかる人が多いのです。
 特に、オプションを強引にススメル日本語には長けていらっしゃいます。ははは。 で、日本人がエステをしている時に(特に垢すりをしている時)、垢すりおばちゃん同士が韓国語でどういう会話をしているかといいますと、
「この日本人、オプションしないわ」
「金回りわるい」
とか
「ふとってんな」
とか、ほとんどがあまりよいことではありません。垢すりをしてもらって、気持ちよさそうにしている日本人が、韓国語がわからないことをいいことに、結構言いたい放題言っているのが現状です。
 韓国語がわかると、張り飛ばしたくなること、まちがいなしです。垢すりおばさんが日本語ができないからといって、腹を立ててはいけません。彼女達はフロントの従業員とちがって、オプションをススメル為の最低限の日本語しかしりませんから。 私は、外国人エステには取材のほかは行きません。値段の高い外国人エステだったら、近所の銭湯でゆっくりします。
     

       陶磁器エキスポ(2001年8月18日更新)
 先日、暑い中、国際陶磁器エキスポに取材で行って来た。
 国際エキスポにしては、非常にローカルで外国人の姿もちらほら。こりゃ、国内エキスポだな…っていうのが素直な感想。
  どこぞのニュースでも、入場外国人数が予想をはるかに下回っているとか言ってました。
 その下回った原因の一つが日韓関係の悪化のため、日本人観光客が訪韓を控えているから、だそうです。そりゃ、訪韓を控えたくなりもするでしょう。こんだけ、ヤンヤヤンヤ言えば、今韓国へ行くのは危険ではないか、と考えたくもなります。
 そして、訪韓をキャンセルする人も増えるでしょう。あたりまえです。それなのに2001年は韓国訪問の年なんですよ。なんかね〜。ちょっとした矛盾したものがあるようなないような。
(韓国訪問の年と教科書問題とかは関係ないかもしれないけれど。)
 私はこちらの観光系の会社で働いていますが、もしも、本当に日本人が訪韓を控えたり、もしくは、止めたりすると、韓国の観光収益はドンと落ち込み、それはそれは大変なことになると思います。
 お店やエステは大打撃を受けること間違いないでしょうし、経済状況が悪いのに、余計に悪くならないかしら?自分の会社も影響をうけるので、ちょっと心配しています。
 おっと、エキスポの話しでしたね。ローカルな、国内エキスポに終ってしまいそうな予感を漂わせているのですが、やっぱりアトラクションとか、パビリオンが貧弱で魅力が少ない。子供が粘土をこねて夏休みの宿題のひとつをこなすにはいいかもしれないけれど…ってレベルです。
 陶磁器に感心のある人がいけば、それなりに陶磁器は安く買えるし、興味がそそられるかもしれません。でも、へたしたら、知っているだけに、がっかりするかもしれません。障害者に対する対策も何にもしていないようで、すご〜い急なのぼり道とかあるんです。あれ、車椅子で登るの大変だよ。押してもらうのも気がひけるぐらいの坂みちでした。ということで、辛口の陶磁器エキスポのレポートでした。


     バスの中で、電車の中で(2001年8月16日更新)
 ソウルに來て、
「韓国人、えらい!」
と感心し、そして、自分も見習わなくてはならないと思っていることの一つに、電車やバスの中での席譲りがある。
 儒教の国だからか、ちゃんと年寄りには、席を譲る。おっちゃんも、おばちゃんも、そして、パッと見はいかついお兄ちゃんも、派手な化粧のお姉ちゃんも、年寄りには席を譲る。
 えらい!!。
 実にすーっと席を立ちあがって、譲る。(たまには、引っ張ってきてでも座らせる…<笑>)
 日本にいた時も、そりゃ、席は譲るようにしていたけれど、席を譲るタイミングをはずして、なんか
「どうぞ」
の一言が言い出せなくて、寝ているフリをしたことが何度もあった。心の中では
「席、譲らなくちゃ。」
って思いながら。なんで立てなかったんだろう。何を躊躇していたのだろう。こっちに來てから、それがなくなった。お年よりが乗車してきたら、すっと立てるようになった。でも、韓国にいる間だけかも?ああ…それじゃ、ダメなんだけどな。
 地下鉄の中での出來事だ。。席はまずまず詰まっている状態だった。でも、立っている人がたくさんいたわけでもなかった。わたしも、すわって本を読んでいた。私の座っている席の列には、学生風の男性、サラリーマンのおっちゃん達が座っていた。とある駅に停車すると、みるからにおじいさんがドアの向こうに見える。
「あ、おじいさんが乗ってくるんだな。」
この時点で、私は席を立つ準備をしていた。案の定、おじいさんが乗車してきた。
「ハラボジ、ヨギ???(おじいさん、ここ???)」
なんと、私の座っている座席の列の人が、全員一度に立ち上がった。「…」おじいさんは、一番近くに座った。立ち上がった一同は、なんとなく顔を見合わせて、また、一人を除いて、全員もといたところに着席。うーん。席を譲らなかったときとは、また違った沈黙と雰囲気が…。


     ロッテワールド(2001年8月12日更新)
 仕事でロッテワールドへ行った…というよりは、いくつか乗り物に乗ってきた。
 ロッテワールドは室内でも楽しく遊べる遊園地ということで売っているが、いやいや、正直にいうと、あんまり行かなくてもいい場所のひとつかも。
  ひと〜つ、アトラクションの数が少ない。室内(外にもあるけど)だから、仕方がないのかな?
 ふた〜つ、アトラクションが見えているけれど、入口を探すのが至難のわざ。園内地図をみても入口がどこかわからない。園内の係員は日本語が話せない。
  み〜っつ、暑い。人が多いからか、暑い。ビニールハウスじゃないんだからね。
 よ〜っつ、人が多い。待ち時間の割には、アトラクションがおもしろくない。東京ディズニーランドでふだん楽しんでいる人には、誠に物足りないに違いない。
 いつ〜つ、キャラクターのロッティーちゃん(?)がかわいくない。故に、キャラクターグッズがかわいくない。お土産、どうしてくれるねん。し、か、し・・・雨が降ったときには便利かもしれない。そんなに観光スポットのないソウルじゃ、雨天の時はお役立ちするかも?あと、小さいお子様連れにはいいかもしれない。ちょっと遊べるし、うろうろするには、もってこいかも??
 私もいくつかアトラクションにのったが、あまりおもしろくなかった。アトラクションはおもしろくなかったけど、エレベターのドアが一基につき2つあって、同時に前後のドアが1度に開くのはたのしかった。
 ま、わたしは、LAディズニーランドと、マジックマウンテン(LA郊外)で、鍛えたからな。(ふふふん。・・・な〜んちゃって。)
 そんじょそこらのマシーンじゃ、びびらんぞ。 1番おもしろかったのは、絶叫マシーン系の乗り物に同乗した時のカメラマンO嬢のリアクション。絶叫マシーンよか、あんたの絶叫が怖いよ・・・。
     

    深夜映画(2001年7月30日更新)
 深夜映画・・・といえば、夜中にテレビでやるもの・・・いえ、いえ、こちら韓国では、週末に映画館でするものです。
 こちらは、今、映画館は、7000ウォン(約700円)。日本に比べるとやす〜い。しかし、韓国の深夜映画は3本立てでクーポンなんぞを持っていけば約1000円!ひょ〜。土曜日に見た映画は
「ジュラシックパーク3」
「エボルーション」
「キャッツ アンド ドッグズ」
どれも最新の映画です。それが3本で1000円。1000円ぽっきり!
 しかし、時間が深夜映画だけあって、夜中から開演。開演時間12時(夜中)!そして、3本観おわったのは、朝の6時前!こちらの映画鑑賞マナーは驚くべきものが・・・。携帯は鳴る。なるだけではなく、大声で電話に出る。劇場の中でカップラーメン、それも結構においのする辛ラーメンを食べる。ゴミは持ち帰らずに、足元においたまま。お客が帰った後の劇場は、ゴミだらけですごい・・・。映画が安くて、その上、日本よりも海外物は上演が早くていいけれども、このマナーじゃねぇ〜。


     教科書問題(その2)(2001年7月28日更新)
 連日のようにテレビで日本の歴史教科書のことをやっている。
「また(もしくは、まだ)、やっとる。」
・・・と横目でちらり。このごろ、ちょっと思うんだけど、一般の韓国人ってどれぐらい日本の歴史教科書のことを知っているのだろう? 知識人はそのまま日本の教科書を読んで、うんちくをたれることもできるだろうけれども、ごく普通の韓国人ってどこまでしっているのだろう?
 日本の教科書の内容について・・・。何にも知らずに、
「日本の教科書は変だ、ダメだ」
とまわりが言うから、付和雷同的に
「せや、せや、日本の教科書は悪い」
と言っているだけではないかと、ふと思ったりする。そんなことってないのかな?無条件に
「日本は悪い」
と教えられて(そういう教育もある)、自分の目で確かめたり、よく考えたりしないで、みんなに同調しているだけじゃないの?あ、こんなこと書いたら、韓国人から蹴りいれられるかな?私は、日本で普通の学校教育を受け、そして、アメリカでちょこっとアジア史をかじった。お国かわれば書き方も変わるっていうのが実感で、同じ歴史的事件を書いても、書き手によって、そして、また言語によって、随分印象がかわってくる。
 あ〜あ、もう、教科書問題もいいけどさ。戦争とか悪いことが歴史になりやすいのはわかるけど、韓半島と日本が仲良くやっていたときのことにも、もっと目を向けてみてよね。
 今の風潮じゃ、韓半島と日本は、むか〜しっから、ず〜っと、仲が悪いみたいじゃん。 


     教科書問題(2001年7月26日更新)
 このごろソウルでも熱いものといえば
「教科書問題」
でしょう。
 連日、テレビのニュースで取上げられているので、今まで無関心で冷めていた人も、これでは嫌でも熱くなってしまいそうな感じです。メディアって怖いですよね・・・そう、考えると。観光サイト制作会社に勤めているのですが、掲示板にも
「教科書問題のために観光に影響があるのでは?」
と心配する書き込みが何度かありました。結論からいうと、心配いりません。日本人観光客が集まるようなところの人々は、日本人が大事なお客さんであることをよく知っていますから、そんなに無碍に扱われることもないでしょう。(ちょっと複雑な気分)ですから、日本人のみなさま、韓国観光に安心してお越しください。
(・・・とか言いながら、変なめにあったらごめんね。)
 私は、ソウルに住んでいる日本人ですが、今回の教科書問題で嫌な目にあったことは今のところありません。それは、妙な韓国語で
「ぎゃーぎゃー」
言うから、面倒くさがられているだけかもしれませんが・・・。
 日本在住の日本人のみなさま、どうですか・・・教科書問題の件。
 「ひとんちのできそこないの教科書のこと、ほっといて!」
と、思ってらっしゃるのでしょうか?それとも、
「外から、ワイワイ言うて。でないと、かわらんから・・・。」
でしょうか?


     お犬様・・・(2001年7月24日更新)
 きょうは東京の某テレビ局の人と一緒に遅い夕ご飯を食べた。
 暑いしな〜夏やしな〜だるいしな〜・・・ということで、韓国のスタミナ料理
「ポシンタン」(犬鍋)
を食べに行った。オリンピックを機にポシンタン屋は路地の奥まったところに追いやられ、その数も減ったらしい。 2002年のワールドカップ後、もっと減ってしまうかもしれない・・・。
 犬を食べるといっても、かわいいペット用の犬を食べるわけではない。食用犬だ。食用犬を育てているところを、ソウル郊外で見たことがあるが、あの犬達は絶対にペットじゃない。なんといっても目が家畜の目だった。大きい茶色っぽい色の犬で、あれは家畜だな〜。
 で、お味はというと、これが美味しい。肉質は柔らかく、あまり脂肪分がない。美容と健康、スタミナに良いらしい。ちょっと肉に匂いがあるけれど、ごまや、ごまの葉、セリなどで上手く匂いが消されている。犬を食べて、そのうえ
「美味しい!」
なんていうと、なんて野蛮な・・・と思う人もいるかもしれないけれど、牛や 豚や鶏の命をうばって食することは日常茶飯事だし、わたしは、ベジタリアンにはちょっとなれない。韓国に来たら、犬のお肉料理もオススメします。
 美味しいお店がみつけられたら、お食べくださいませ。(観光旅行ぐらいの訪韓であれば、なかなか見つからないかもしれませんが・・・。)


    雨がどわっと降りました(2001年7月21日更新)
 誰?
つい最近まで90年来の大干ばつとか言っていたのは?そうなんですつい最近まで
「干ばつ」
していたソウルは、集中豪雨にあい、みなさま御存知の通り、ソウルの一部分がぐちゃぐちゃになってしまいました。
 夜中に降ったために、土嚢を積んだりするのが遅れてしまい、地下にどわ〜っと水が押し寄せてしまい、地下街やら、半地下の家は大変なことになってしまいました。日本のニュースでどのように放送されているかは知りませんが、ニュースというのは
「一番ひどいところ」

「何度も繰り返す」
ために、ややもすれば
「ソウル全滅」
のような印象を与えてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。普通に生活をしています。(一部、大変なことになった地域があるのは確かですが・・・。)
 雨の降っていた夜中、私は、何にも知らずに、がーがー寝ておりました。しかし!ひとつ気づいたことがあります。雨が降ったために、ソウル市内の舗装道路の下の土が削れたのか、舗装道路のあちこちが凹んでいるのです。ふつうでも、足元が悪いソウルの道事情。さらに、悪くなってしまいました。
 前の人が突然ガックンとしたり(足首は大丈夫だろうか?)、ストンと消えたり(こけちゃった)、いきなり前につんのめったり(微妙な段差がいっぱい)・・・。ああ、そうでなくても、歩きづらい道なのに!車が流されたり、家が水没したりもしましたが、
「あら、この地域は大丈夫だわ」
と思って、なんにも考えずに歩いていると・・・・大変な目に会うソウルでございます。お越しになる際は、上げ底のサンダルは要注意ですので、ご了承くださいませ・・・。
     

     スチュワーデス(2001年7月18日更新)
 先日、飛行機に乗って一時帰国しました。
 約10ヶ月ぶりの日本。暑くて、湿気が多くて、なんだか、空気がどっしりしていました。日本の夏ってこんな感じでしたっけ?
 ソウルから関西空港までのフライト時間はとても短い。その短い間にお弁当が出た。なんと、今、たった今、冷蔵庫から出してきましたよぉ〜っていうくらい冷たい弁当>だった。海苔巻は冷え冷え、いなり寿司は硬くなっていた。いなり寿司もさぞ寒かろう。
 ・・・結果、美味しくなかった。
 ないよりはまし?でも、機内食を放り投げるように配って、そして、冷え冷え弁当。回収も狭い通路をたったったと駆け足だった。
 ちょっと、悲しい。
 昔、飛行機に乗るっていえば、なんか超高級なイメージがあって、特別なものだった。そんな時代は過ぎたのかなあ。
 ああ。
 機内のサービスがかってに落ちたのか、それとも、お客の質が落ちたから、それにサービスの質も追随したのか?
 昔、昔、その昔。一瞬、スチュワーデスにあこがれた。身長の低い私にはかなわぬ夢であったが、容姿端麗の才女がやる仕事のイメージがなんとなくあった。でも、そんな子供のころの夢も、今や、こっぱみじんこ・・・こなごなである。
 アテンション プリーズってやってみたかったものである。・・・でも、だれもアテンション プリーズって言ってなかったな。そういえば。航空会社も競争が激しくて大変なのは、わかるけれども・・・。
 もうちょっと、なんとかならんもんでしょうかね?


     韓国流(?)ケンカ(2001年7月11日更新)
 会社の男性がストリートファイトをしてしまった。
 彼はテコンドーを教えることができるぐらいの腕前の大男だ。身長は180を越え、がっちりした体格だ。
  酒が入っていての出来事だったらしい。彼の片目は開けられないぐらい腫れあがり、色が変わっていた。膝を強打したのか、歩き方がおかしい。右手のこぶしで相手をぶん殴ったのか、右手が痛いといっている。
 あのね、そんなになるまで、ケンカしないの。いい年こいて。 相手も、もちろんタダではすまなかった。いうまでもない。ご愁傷さまである。
  韓国では酒の勢いを借りて、ストリートファイトになることが多々ある。よく見る風景であって、たいして珍しくもなんともない。派手なストレス発散というべきか?
 そういえば、彼はとてもストレスをためていた。
 こちらの大人のケンカには、刃物は出てこない。素手での殴りあいが基本である。
 これが日本だったら、刃物が出てくるんじゃないだろうか?
 アメリカだったら、銃が出てくるんじゃないだろうか? こちらの成人男性はみんな軍隊を経験しているから、ケンカは派手になりがちだけど、
「刃物なしの、素手で殴る」
という暗黙のルールを実によく守っているように思う。ストリートファイトはよくないけれど、その点、えらい。
 
     典型的な日本人って?(2001年6月25日更新)
 普通の韓国人の持っている典型的な日本人イメージってなんだろう・・・
と、ふと思い、何人かの韓国人に聞いてみた。
 会社の人も、会社外の人もとりあえず日本人は 
「個人主義」
「エゴイズム」
だと思っていた(思っている)らしい。ふーん、そうなんだ。でも、日本人の友達とかができると、別段、韓国人とそう違いがなさそうだと、考えが変わってくるそうである。
 韓国人と日本人ってあんまり変わりがないかしら?
会社に一人、ちょっと変わった日本人がいる。私は、まあ、ちょっと変わっていると思っているだけだが、彼こそが同僚の韓国人のいうところの典型的な日本人イメージらしい。ちょっとオタクっぽくって、人の意見を聞かずに自分の主張ばかりをする、コミュニケーションがとれない・・・というのが彼(すなわち、典型的な日本人)の人間像らしく、韓国人の同僚に
「彼が典型的な日本人像だ」
といわれたら、
「そんなあほな。」
と思いつつも、複数にそう言われると、そんなもんなんだな…と引き下がってしまう。
 え?私の持っている典型的な韓国人イメージはどんなのですって?
  むずかしいなあ。でも、結構、意地っ張りで、自慢話が好き。あんまり、先のことを考えない感じがするかな?未来よりも今が大事って思っている人が多いんじゃないかしら?陽気な人がおおくて、ストレスを上手く発散させる方法を知っている。友達との付き合いがとっても密。上下関係に厳しく、上の人には進言できない・・・ってところでしょうか?あくまでも個人的な意見ですから、聞き(読み)流してください。どこの国でも、いい人、悪い人がいるから、日本人が悪いとか、韓国人が悪いとか、そういう風にはあまり言いたくない。
  韓国人も日本人を個人レベルでよく知って欲しいし、逆に日本人にもそうして欲しいと思う今日この頃。私は、相手のいいところをたくさん見つけて、わが身を修正していきとうございます。ハイ…。


     韓国で募金活動をしていて・・・(2001年6月15日更新)
 縁あって、ある白血病の韓国人の男の子の募金活動を手伝った。
 日本でも、テレビや新聞、ラジオで取り上げてもらい、たくさんの募金が集まりつつある。この場を借りて、お礼を申しあげたい。協力していただいた日本人のみなさん、本当にありがとうございました。
 この超美談(笑)ともいえる募金活動に水をさすわけではないが、実はこんなことがあった。
 韓国人の知らないおじさんに、自分がやっている募金活動の話しをする機会があった。
私「いや〜かくかくしかじか、お金がなくて移植手術を受けられない韓国人の男の子がいて、ドナーは日本人で・・・・日本側で募金を募る活動をしているんですよ。」
おじさん「日本人は、むかしから韓国に対して酷いことばかりしてきたから当然だ。」
私「?!」
そういわれて、ムッとしないはずがない。私は、戦後処理をしているわけではない。別に国家を代表しているわけでもないし、お国を背負っているわけでもない。国家レベルのいざこざと、個人レベルの活動を一緒にせんとていくれ!!・・・とわたしは叫びたかったが、なんとか叫ばずに言葉をのんだ。
 ほんとに、腹がたつ!もちろん、教科書問題もあるだろうし、そりゃ、いろいろあるけどね。
「地下鉄で日本人を助けた韓国人がいただろ?その恩返しに、その子どもをたすけてやるんだな。(当然である、といった口調)」
と、言われたこともあった。
 はぁ?
 戦後処理論よりは、まだましだけれども、あの地下鉄事故でなくなった彼の行動はそんな見返りを求めた行動だったのだろうか?
 ちがうと思う。
 人を助けるって、いったいどういうことなんだろう?
 もう、日韓関係って、どうしてこんなにややこしいの?


     韓国の大学院生って?(2001年6月14日更新)
 日本の大学院に行ったことがないので、比較をすることは難しいが、韓国の大学院生、特に助教(教授の手伝い役)というポジションの学生は、朝な夕なに教授の手伝いに追われまくる。
 教授の授業の準備。
 教授の授業の管理。
 教授の論文の手伝い。
 学会発表の準備(往復の足の確保や予約も含む)。
 休講時の代講(博士課程の助教はする)。
 荷物持ち。
 毎日、毎日、助教の仕事はあるわけだから、ここに自分の授業の勉強をするとなると、自分の研究して、論文を書いている時間は全然ない。
 ほぼ「下僕」「奴隷」に近い生活を、担当教授の下でせこせことこなすことになる。
 では助教のメリットは?おそらく、奨学金がでて、授業料は半額か全額免除になるだろう。そして、先生の紹介で就職ができるかも?という美味しいおまけもないわけでもないが・・・。
 しかし、大学院生が自分のやりたい研究をする時間がないというのはどうだろう?ま、儒教の国の大学だから、上下関係も厳しく、教授には「絶対服従」のような風潮があるから、仕方がないけれど、本当にこれで優秀な研究者が育つのだろうか?・・・と、時々、他の国のことながら、心配してしまう。
 韓国のノーベル賞受賞者は今のところ現韓国大統領のみである。 
    
     ソウルからのメッセージ(今回はすみません、悪徳社員の更新です)(2001年5月26日更新)
 いつもソウルからのレポートを送っていただいております、レポーターの女性が
「韓国の白血病2歳児を救おう」
とインターネットで発信いたしまして、それが両国のマスコミを巻き込み大きなうねりとなっております。
 ホームページはレポーター女史と同僚の韓国人男性との共同製作でございまして、何かできないか?
 から始まりまして大きな成果を生んでいるようでございます。私も非常に微力ながら協力できることは?と考えますと皆様にその事をお伝えすることぐらいしかないのですが・・・
 変な所で感心してしまいますねえ。それは何かと申しますとインターネットの力と可能性なのです。昔々はね東北出身の詩人がつまらない病気で倒れて20才そこそこで命をなくしているでしょう?彼がその才能を認められたのは彼の死後ずいぶんたってからですものね。その頃にインターネットがあればと思うと気の毒で・・・
 ここにニュースを張ります。皆様も是非一度見てみて下さい。 ニュース


      地下鉄、そしてバスの中までも・・(2001年5月13日更新)
ソウルの地下鉄の中でよく見かける風景として
「もの売り」
がある。
日本の新幹線の中での車内販売とは全然ちがうもので、「違法」のもの売りなのだ。
何を販売しているかですって?
新聞、バンドエード、かさ、ラジオ、テープ、靴磨き、ランプ、靴の中敷、目覚し時計、おもちゃ、防虫剤のついた服のカバー・・・
 そういえば、電動歯ブラシ売り屋さんを見たことあるなあ。
「え〜、電動歯ブラシ、電動歯ブラシはいかがっすかぁ〜(こけしじゃなくて、よかったね (^_^;)」
と、通路をす〜っと通っていくのではなく、立ち止まってガマの油売りよろしく大声で解説を始めるからびっくりだ。
「さ、よってらっしゃい、見てらっしゃい。この電動歯ブラシ!本当によく歯垢が取れのなんのって!」
お〜い。地下鉄の中で、電動歯ブラシ、グゥイングゥインするのは止めようよぉ。
 でも、ちゃんと買う人がいる。需要と供給は成立しているから、きっと商売もやめられまい。一通りの商売が終れば、車両をかえて、また最初から。その電車が終れば、次はちがう電車へ・・・と、電車から電車への渡り鳥。
  IMFが入ってから、この手の商売は増えたらしい。やっぱり、不景気なんだなあ。わたしも、いっちょ、やるかぁ?!(しない、しない) 
    
    韓国の人ってナルシスト?(2001年5月9日更新)
先日、隣りの席のK氏のパソコンの壁紙をみてギョっとした。
 なんと、サングラスをかけてポーズを決めこんだ彼自信の写真が、で、で、で〜んと画面に映し出されているではないか!
私「こ、これ…」
K「かっこいいだろ」
ま、一応、彼氏だからな。
私「う、うん」
厳しい返事の仕方だった。 ウエブデザイナーのJ氏のパソコンの壁紙も、彼自信の写真だ。経理のC嬢も自分の写真をパソコン修整してのせてたな。プログラマーのS嬢も、さっき、自分の写真をパソコン修整していたっけ。ちなみに全員韓国人だ。はたして、日本人は、自分の写真を、それもポーズ決め決めの写真をパソコンの壁紙に採用するであろうか?
 この話しを会社の同僚でない韓国人の友達に話しをしてみた。彼は、日本に長く留学していた経験の持ち主だ。
友人「韓国人、そういう人、おおいですよ。」
私「そうなんだぁ。」
友人「ほら、こっちって、男性は軍隊にいくでしょ。戦争がおこったら、自分が国を守らなきゃ、誰が守るんだ!!ぐらいの勢いでなきゃ、戦争できないでしょう。だから、そういう精神を軍隊で養っちゃう傾向があるからね。」
 それが、ナルシストのすべての原因ではないだろうが・・・。そうだった。韓国では男性は徴兵の義務があった。終戦したわけじゃなかった・・・。
  もしも、もしも、万が一、北朝鮮と戦争になったら、隣りのナルシスト君も軍服を着て出兵するんだろうな。彼は陸軍の特殊部隊出身だから、幹部兵になるはずだ。ウエブデザイナーのJ氏は海軍出身だったな。特殊な訓練を受けたらしい。彼もかりだされるんだろう。と、考えると、たかだかパソコンの壁紙くらいで驚いている自分が驚異的に平和であほらしくなった。
私「うん、うん、かっこいいよ。K氏が一番かっこいい」
K氏もご満悦のようである。めでたし、めでたし。

 
     自己紹介(2001年4月30日更新)
 のんびりしたおうし座。
 おおざっぱなO型。
 ソウル在住の日本人。
 趣味 料理(調理師免許ホルダー)、手芸、鉢植えのみずやり、手話、果実酒や薬用酒をつけるだけ(自分は飲まない)
 好きなタイプ 目の細い人、少々腹が出ていてもOK、手作りの料理を無条件に「美味しい」と言って食べてくれる人。
 ソウルに渡って、はや1年。学業に専念するはずだったのに、ひょんなところから出稼ぎ労働者と化してしまいました。
「アンニョンハセヨ・・・」(こんにちわ)
と消え入りそうな声で言っていた1年前、今や、発車しつつあるバスの運ちゃんに向かって
「チャンカンマン!」(待って!)
と叫ぶ毎日でございます。近くて遠い国韓国・・・という言葉がありますが、隣りの国だというのに、いろいろ違うことも多く・・・異文化間コミュニケーションとやらを日々実体験しているためか、感情の起伏も激しくなっています。
 悪徳社員さまのサイトでは、私の日々の喜怒哀楽を
「だーっ!」
とぶっちゃける予定でございます。
みなさま、よろしくお願いもうしあげます。
 末端が法律を作る韓国社会の一面
(A:私、B:ソウルの某2級程度のホテルの客室係)
A:すみません。宿泊料金をお尋ねしたいのですが。
B−1:はい、どうぞ。
A:○月X日から2泊、ダブルの部屋はいくらですか?
B−1:サービス料込みで33300ウォンです。<注:ちゃんとした値段は忘れました>ご予約されますか?
A:あ、いえ、友達と相談してから、また電話します。<5分後、同じホテルへ電話>
A:すみません。宿泊料金をお尋ねしたいのですが。
B−2:はい、どうぞ。
A:○月X日から2泊、ダブルの部屋はいくらですか?
B−2:サービス料込みで36000ウォンです。<注:ちゃんとした値段は忘れました>
A:?さっき、33300ウォンって・・・。
B−2:36000ウォンですよ。
A:あ、また、あとで・・・。<さらに5分後、同じホテルへ電話>
A:すみません。宿泊料金をお尋ねしたいのですが。
B−3:はい、どうぞ。
A:○月X日から2泊、ダブルの部屋はいくらですか?
B−3:サービス料込みで30000ウォンですよ。<注:ちゃんとした値段は忘れました>おい!どの値段がほんまなんや?!
でも、これはどれもこれも「価格」なのです。韓国でいうところの。受け付けの人が複数いた場合、その人の気分によって(?)複数の価格が提示されることがあります。そう、韓国では末端(電話受け付けの人)が法律(価格等)を決めることがありうるのです。
 これはホテルだけではなく、エステ、屋台なんかでも普通で、もっとすごいのは一流大学大学院の学生課でもあるのです(入試の際の提出書類について体験済み)。人によって言うことがちがう。そして、それが全部ある意味において正しい!
「なんつーこっちゃ。」
「どれがほんまやねん!?」
といっているようでは、まだまだ私の韓国度が低いということでしょう。これからの韓国生活、頑張りたいと思います。はい・・・。

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