修学旅行(2002年11月1日更新)
 さて茶番と思えてしまった日本シリーズも一方的に幕を下ろしました。プロ野球ですのでジャイアンツのように金に糸目をつけないことは重要なことですね。タイガースもその点は見習うべきだと思いますね。
 FAでも盛りの過ぎた選手ばかり獲得いたしまして、相変わらず「名選手の墓場」となっております。例えば星野投手、佐々木選手などなどです。(だからして若手選手も育たない・・・)
 いつだったか、ヤクルトとオリックスが日本シリーズをした時のこと、ヤクルトの4番がオマリーでオリックスのエースが野田だったですよね。どちらも前の年にはタイガースにいた選手ですからね。
 まあ野球の話はもういいでしょう。
 修学旅行なのですが私は修学旅行の専門家ではございませんが、取り組みはしております。どうも独特の手間がかかりましてね。例えば「旅のしおり 修学旅行」のようなものを事前に配ります。新幹線の席番号からひどい時には貸切バスの席まで決めましてこれに載せるのですね。そしてよくあること?ですが直前になって送迎のバスのタイプが変わってしまうこともあるんですね。
 先生からみますと手間がかかるからなのでしょうね。怒り出すのです。
 しかし少しは先生のことも褒めておきましょうか。修学旅行に行く6年生の担任になられる先生は(もちろん先生の中ではですが)優れた人ばかりです。
 先日の先生方はとても融通がきいて話のわかる方々でした。
 広島では偶然?平和学習で聞き取りをするのですが講師の方がダブルブッキング?をしておりまして他の小学校と合同で聞き取りをすることになりました。
 以前にもこの講師のお話を聞いたことがあるのですが、それが・・・見事なまで毎回同じことをしゃべられるのです。もうこの被爆体験者は何度同じお話を繰り返したのでしょう?
 そして合同でする相手の学校の添乗員もこの6日間で3泊は広島に泊まっているというのです。明日戻ればまたあさってから同じコースの添乗をされるのだそうです。
 被爆体験者のお話ではございませんが何度も何度も繰り返して慣れてしまうことがプロなのでしょうか?
 この添乗員さんはモロに私の営業エリアと競合する方で、黙っていればいのですがついつい話をしてしまうのです。
 しかし広島の平和公園はいつ来ましても人が多いですねえ。平和のありがたさを皆がわかればこれほど素晴らしいことはございません。
 子供達ですか?あまり好きな言葉ではないのですが
「朱に交われば赤くなる」
とは本当のことでして、まじめな生徒が多い年は本当にみんなまじめですし、騒ぐ年はみんながやんちゃですしね。
 まあまだ人生のつらさのわからない年です。この時ぐらいは好きにさせてあげてもいいのではないでしょうか?


     今日もよく働いた(2002年10月20日更新)
 皆様こんにちは。本日は日曜日でございまして普通の方はお仕事がないはずでございます。しかし私は今日は仕事でした。今朝は5時に起きまして朝の便のお客様の見送りでございます。
 そして終日店舗のカウンターで奉仕でございます。どうも人使いの荒い会社でございまして休日もまともに取れない状況でございます。
 しかしカウンターをたまにいたしますとまあこれが新鮮でして、まあ少しは楽しめるのです。色々なお客様が来られます。
 今日はラスベガスにハネムーンに行きたいという若いカップルがご来店いたしました。非常につりあいが取れたカップルでしてね。女の娘はルックスはいいのですが超バカっぽい感じがしまして男の子はまともだけどどうも見栄えが・・・
 心配性の方は大勢おられます。旅行なんて所詮娯楽ですので、不安がある以上やめときゃいーんです。テロが心配?なら旅行なんて止めときゃいいんです。
 それにしましてもその
「テロが心配、どーしよう、こーしよう」
ということは店頭でお考えになられるのではなく、考えた末ご来店いただきたいなあと・・・
 バリ島のテロだけではなくアジアの各地でテロが多発しておりますね。各国への渡航状況は刻々と事情が変化して見せますのであまりその手の情報は出せないのですが、先日テロ以降の日本航空のデンパサール線、エコノミークラスの客はたったの8名しかいなかったとか。
 8名?なら欠航にすればいいですのにね。
 バリ島またお客さんが動かなくなりそうなので、
「テロなんて関係ありませーん」
という方、激安ツアーでバリ島旅行に行くチャンス到来でございます。
 話は変わりまして私の子供のお話ですが明日で産まれて3ヶ月になります。妻の母子手帳を見ますと3ヶ月経ちますと
「名前を呼ぶと振り向く」
という項目がございます。
 しかし今現在、いくら呼びかけましても振り向いてはくれないのです。そのかわりといってはなんですが突然
「うー」
とか
「あー」
とかしゃべり出すのです。どちらかと言いますと私の娘は
「発明家」
タイプなのではないでしょうか?


     JJ信じられない話(2002年10月12日更新)
 皆様こんにちは。
 先日10月2日に日本航空と日本エアシステムが持株会社を発足いたしまして経営統合が始りました。2年後にはひとつの会社になるのだそうです。
  今までそれぞれの会社では全日空にはどうしてもかなわなかった会社がついに、2社合わせますと今度は全日空がどのようにしましてもかなわない会社になる可能性を秘めているのだそうです。
 さきがけまして「JJ回数券」が発売されましてJALとJASしか乗れない回数券でしてANAいわく
「そ、そう言わんと」
なのだそうです。まったく一気に立場が逆転でございましてまあこのようなことがあるから面白いのでしょう。
 さて今「JJ」にまつわる信じられないような話が出てきております。日本航空と日本エアシステムの航空券の販売手数料が(ちなみに通常は5%なのですが)長期間にわたり、ある特定の大手旅行業者にのみなんと通常の6倍に当たります30%支払われるというのです。
 これはすごいことでしてね。通常10、000円の航空券のコミッションは500円ぽっちなのですが、今回の特定業者のみ3,000円も支払うというのですからすごい話だと思いませんか?
 今までも日本エアシステム単独でそうとうこのようなことをしていたようでしよ。(もちろんもっと高い率でね)
 

     紳士(2002年10月11日更新)
 さて毎日涼しくなってまいりまして、朝などは暑がりの私でも寒いなあと感じてしまいます。寒い寒い。本当に季節を感じる間もなく夏が終わり秋になってしまっているのです。
 皆、このようにただただあわただしく時間を消費して年をとっていくことを受容されているのでしょうか?
 まあ愚痴はいいでしょう。
 もうずいぶん前の話ですが、ある企業の会長が参加されますツアーの添乗に行ったことがございます。当時、その会長は男っぷりもよく、また年が年だけにその死をまっすぐに見つめた話し振りも
「さすが紳士だなあ」
と私も関心して見ておりました。
 ロータリーがかライオンズだか建前の奉仕活動もご熱心だったとお伺いしておりましたし、文化的な活動もご熱心でした。
「さすが一代でこれほど大きな会社を創るだけのことはあるなあ」
 私は確かにそのように思いました。
 さてそれから数年後の話です。その彼の会社はナント破たんしてしまいまして民事再生法で清算せれることになりました。会社会長から一気に普通の老人になってしまったわけなのです。
 そして先日この方々の旅行を私が担当することになったのです。本当に金回りが悪くなりますと人間変わるようですね。以前の紳士の面影は薄れまして、話の細かい普通の人になられておられたのでした。私といたしましては、寂しいですね。
 さらに輪をかけて寂しいのがそのようになりますと、周りの人までが彼から離れて行くという・・・
 これまさに祇園精舎の鐘の音ですね。


     ジャルオンライン(2002年10月6日更新)
 先日も申しましたように、職場で発泡酒を飲む習慣が出来てしまいました。憐れ皆、貧乏ですので
「ちょっと一杯」
と焼き鳥屋に行くことさえも辛抱しているかのようです。
 しかし社会人に成りたての頃は会社の先輩方とよく会社の帰り道にちょっと寄り道をしたものでした。楽しかったなあ。
 今の職場で飲む分は時間の節約になっていますよね。帰宅後に飲む必要がございません。すんなりと食事に入れますからね。
 私の職場の方々はよく飲みましてね。みんなで2日で1ケースのペースで消費していくのです。うーん。この偉大なるエネルギーを世界の平和のために使えないものでしょうかね?
 先日も少し触れましたが、ジャルオンラインというシステムを日本航空は旅行業者にも開放することになりました。今さらと私は先日申しましたが、それもそうでしょう。現在当然日本航空のホームページからも同様に予約は取れますしね。(当然携帯電話からも同じようにできます)なによりもっと便利な
「国内線 ドットコム」
でしたら各社を比較しながら予約を取ることもできます。しかもかなりのスピードでチケットレスはエンドユーザーに浸透しているかに見えます。
 よりいっそう旅行業者をオミットするシステムが強化されるのでしたら自然の流れでございます。(そもそも私の基本的な考えは収入の少ない航空券は逆に航空会社が売るべきだとも考えます。集計を合わせたり手間を考えますともういいでしょ?違いますか?)
 しかしここにきまして違うのです。ジャルオンラインはまたしても違うのです。旅行業者をオミットするのではなく、旅行業者を通じてジャルオンラインを普及させたいと考えているようなのです。どういうことなのでしょうか?チケットレスと同様にエンドユーザーには2%値引くと言い、今までの航空券の手数料と同額の5%を旅行代理店には収めると言うのです。
 どういう目的を持っておられるのかさっぱり解りません。
 意外と日本航空の上層部が気まぐれで
「年内中に法人契約数を一気に3倍にせよ!」
とうなっただけなのかもしれませんね。どちら様か流れをご存知の方!おられませんか?
 またまた戻りまして申し訳ないのですが、私の個人的な考えは航空券はもういいのです。どうぞご自由に航空会社が直売して下さいませ。というふうに思いますね。業者がIITを使ったパッケージだけでより効率よく商売を展開していくべきなのでしょう。
 このあたり航空会社に
「どうぞご勝手に」
とはやはり言えないですよね。そもそもは多大なる割引率を頂いてこそ利益を産むわけですから。やっぱり航空会社様様ということでございます。ですので目下私も「ジャルオンライン」のセールスに没頭している次第でございます。
 ついでに日本航空の国際線の動向なのですが・・・変な言い方ですがアメリカでのテロ騒ぎ以降なのですが、断然日系そのなかでも特に日本航空を利用したいというお客様が増えているのではないでしょうか?日本航空はかなりの収益率を保っているはずです。もしかしましたらテロ以降一番ニンマリとしているのは日本航空なのかもしれません。
 関西発も東京に遅れながらですがこの10月からは事実上、中国線とジャカルタ線の格安航空券がなくなりました。JAL悟空が一番安い運賃になるのです。こりゃ相当儲かっているはずです。
 
     連休(2002年9月29日更新)
 この頃、仕事場で仕事が終わりますと、(大リーガーのロッカールームの如く=そんなかっこいいモノでもないか)誰彼となしにビールを飲み出します。(ちなみに1本100円の発泡酒です)わき合い合いといたしまして、いい感じなのですが飲みながら事務処理をおこないますとダラダラと時間がかかってしまいまして、皆、帰宅時間は確実に遅くなってしまうようです。
  私はと申しますと近頃めっきり酒量が減ってしまいまして、1日350mlの缶を3〜4本でもういっぱいいっぱいになってしまうのです。やっぱり年にはかなわないのでしょうか?  
 秋に限らずですがカレンダーに連休はたくさんあります。普通の会社員やOLでしたら連休はお休みでしょうし、3連休ならどこかへ旅行へ行こうと思えば行くことができるはずです。ちなみに今月9月14日からと21日からの3連休皆様はどこかへお出掛けになられましたか?今回は連休プラス1日〜2日もし休みが取れたとしたらそれは素晴らしい事だという見本でございます。
 今、手元にございますのが「全日空スカイホリデー とくトク北海道」のパンフレットでして一番最初のレンタカープランを見ております。3連休を利用いたしまして2泊3日北海道に旅行に出掛けたといたしましょう。2名様1室で一人70、300円もしております。これが3連休の前日(9月13日か9月20日)出発4日間でなんと56,800円へと13,500円も安くなっているのです。いかがでしょうか?
 おどろくのはまだ早いのです。3連休の前前日(9月12日か9月19日)に出発した5日間のご旅行でさえも旅行代金は65,800円ですのでまだ4,500円も安いということになります。
  旅行期間が長くなりましても旅行代金はさらに安くなるのです。
 「3連休」
はいいのですが、あと1〜2日プラスして休みが取れるように・・・そのようになりたいものですね。
 

          見積もり(2002年9月21日更新)
 皆様こんばんは。私はこの頃栄養が偏っているのでしょうか?すこーしだけキレ易くなっているようでして、どうも思いやりを持って人と接することが出来なくなっているようです。
 だいたいにおいて、時間が足りないので約束の時間ギリギリになってしまいます。いつもいつも
「あーあ、時間時間、時間がないー。」
という感じで1日が終わってしまいます。
 こちら側(私の心の中)では
「もうこんなに急いでいるのに、無理ばっかりいうなよなあ」
という気持ちがいつもあるのです。
 どういえばいいのでしょうか?そんな時はフッとしたことが、棘が刺さった状態で夜を迎えることがございます。何か嫌な印象だけを抱いて帰宅しているのです。
 さあて前置きがうんと長くなってしまいました。この度は某公の施設の旅行を扱った時のお話です。旅行の日がさしせまったある日、伝言でこのようなことが書かれているのです。
「企画見積書を欲しいとのこと」
 私は最近、極力無駄な時間を省くために見積もりを作らずに「計算書」でもって見積もりとさせていただくことを常としておりまして、めんどいことを言うなあ、と思っていたのです。
 そうしておりますとそれは私の聞き違えだそうでして、
「比較見積書を欲しいと・・」
比較見積もりとは何なのでしょうか?
事務員いわく、
「公のお金を使うので、今そういうことをとやかく言われているので2社から見積もりを取ったという体裁を整えたい、ついては●●(私の名前)さんがもう1社の見積もりを取って欲しい」
のだそうです。
 もちろん私的には、見積もりの作成でもたいがい省略したい気分ですのに・・・
「知り合いの旅行社から取れるやろ、そんなことぐらいサービスでしないとこれからの時代に対応できないぞ」
なのだそうです。さすがに私も冒頭のように半キレ状態になってしまいました。
「お取り引きのある他の業者にご自身でご依頼下さい。」
と突き放した言い方をしてしまうのです。
 あまりにも(これはいつものことですが)公の方々の
「建前主義」
には付き合い疲れた(こんな疲れあるのでしょうかね?)気でまた私の心に棘が残るのです。
 しかしどうでしょ。公の方がお上から
「1社にまかさないこと!」
というおふれを出しますと、2社から見積もりを取ったように見せかけようとしたのです。これって相当悪質だと思いません?
 このような形で私達からかすめ取られた税金は使い果たされていくのです。 
 

     ロシア旅行(2002年9月14日更新)
 私の場合、働いている会社が超大衆店でございますのでそれこそ1枚の切符から海外旅行までが売り文句になるわけでございます。昨年9月に起きましたアメリカの同時多発テロ以降も会社が倒産することなく今でも会社が存在なしえておりますのは、海外旅行の取り扱いが言うほど多くなかったからだと思っております。
 しかしその中でも私は海外旅行の取り扱いの多い営業マンだと自負しております。
 それでも(何回もしかしが続きましてすみません)今だかつてどうしてか「ロシア旅行」は手配した経験がございませんでした。今回はじめてロシアの手配をしたのですが・・・私達はなーんもしなくともちゃんとロシア専門の手配業者がございまして、始めから終わりまで全部面倒を見てくれるのでございます。
 私の知る限りでは大阪の「ロシア専門業者」は1社しかないのです。(そうですよね?)ですのでどこの旅行業者に頼みましても結局同じ業者が手配するという段取りになっております。
 つくづく思いますよね。この「ロシア専門業者」のような独占業者?はおいしいよなあ。本当にこれからの時代、あれもこれも出来ることが重要なことではなく、
「ここしか出来ないがそこならどこの業者より強い」
そんな業者が力強く生き残っていく時代なのではないでしょうか?
 私の取り扱いいたしました今回のロシア旅行は鉄道の手配を含んだ旅行でございました。元々10,000円ぐらいの切符(いや10,000円するかどうかも怪しい)が最終的にはお客様は30,000円ほどで買わなければならない(笑)。やっぱりこれからは特殊地域の仕事に限ります。
 ロシアビサはかわっておりまして申請を早くすれば早くするほど安くなるという・・・どうも借金取りに追われているようなお国事情を現しております。
 しかしロシアに行って面白いのでしょうかね?
  
     「切符を忘れた」(2002年9月13日更新)
 世の中不景気感が満ちておりまして、そのような中
「役所」
「学校」
などをターゲットにセールスをすることがございます。不景気であろうともあまり関係のない職場だからです。
 どうも
「教師失格」
っぽい方が、修学旅行の見積もりを取り仕切ることが多いのです。今は授業を持っていない事務的なことをする「先生」もいるようですね。(私の感じたところです。まさか私が直接、授業を持っていないのですか?と聞くのも無意味ですからね。
 私の出入りしている学校のこの
「教師失格っぽい=事務しかしない先生」が私にこう言うのです。
「他の旅行業者は時刻表とかメモ帳とか持ってきてくれるのだが・・・」
 教師として転んでしまいますと人間までゆがんでしまうのでしょうか?偉そうに言う対象=生徒さん、がいないものですから修学旅行の受注業者に偉そうにしてどうすんでしょ?しかも
「モノをくれ」
と・・・この人を現場から外して正解ですよね。
 しかし私も最近は愚痴が多くなってしまいました。
 先日の仕事が休みの日、家で寝坊を楽しんでおりました。この頃は睡眠が何よりにごちそうとなってしまいました。すやすや気持ちよく寝ておりますと。携帯電話が鳴り響きまして
私「(もう何かなあ)もしもし」
客人「あっ●●ですが、今日からの切符を家に忘れちゃって」
私「それはどうしようもないでしょ」
 そうです。これは間違えで手数料はかかりますがパーソナル型の商品についているJR券(通称丸契)でも何とかなるのですねえ。(見つかれば払い戻しができるのです)皆様はご存知でしたか?
 条件といたしまして、
@家に忘れた指定券と同じ電車に乗ること
A一度切符を再購入する際に「紛失再」の印と「再収受証明」の印を降車時にもらうこと。
 たったこれだけで払い戻しができるのですねえ。朝早い迷惑電話が人間の知識を更に深いものにしていくというか・・(本当に迷惑な話です)
  

     北陸・山代温泉なのだ(2002年9月8日更新)
 皆様こんばんは。
昨日まで石川県の山代温泉に添乗で行っておりました。相変わらずめんどくさがりの私に取りましては添乗はただただ苦痛で
「終わればホッとする」
だけの存在でございます。
 そうは言いましても若い頃は添乗が大好きでございまして万事用事を調整いたしまして喜び勇んであちこちに行ったものでしたが。
 同業者で働かれておられます皆様におかれましては添乗業務はどのようなモノですか?今回は他の社員と一緒に行くほどお客様の数が多かったですので大変でございました。
 以前に申し上げましたように例えば
「JR四国」
の社員さんなんかでしたらおそらく添乗マニュアルがあるのでしょう?(ちゃいますか?)ほとんどの社員が
「手配旅行」
でも皆様同じように業務をされます。
 しかし元来添乗業務と言いますものは10人10色でございまして、それぞれの人がそれぞれの経験に基づき自分で一番良い形と信じてそれぞれの人が自分のスタイルを持っているものなのです。
 例えばですが宴会時にお酒をついで回る時のことです。ある人は
「お金はお客さんが払うのに、ついで回るのはおかしい!!」
と言いますしもう一方の方は
「宴会時間をフルに使い(ついで回って)自分をPRするべきだ」
と言う人もいたりいたします。
 お客様さえ満足されるのでしたらどちらの考えがいけないということはないのだと思います。
 先日も掲示板の方で石川県の有名旅館のことをお嘆きの方がおられましたが本当に悲惨なものでございました。
 話はそれますが有名な
「ホテル百万石」
だってもう実際は破たんしているらしいですね。現在は北國銀行が運営しているのだそうです。
 元銀行に管理された観光旅館の社員の私といたしましては
「必ずサービス等の質が落ちる」
としか言い様がございません。もう百万石は止めておいた方がいいでしょう。(反論がございましたらどうぞ!)
 私が今回お世話になりました旅館は
「瑠璃光」
というところなのでございますが、いいなあと思えましたのは夕食が始るまででございました。会席料理は出来合いの料理に始まり出来合いの料理で終わりました。どう言えばいいのでしょうか?露天風呂が広いとか、お部屋がきれいだとか、それらはそれらで大切なことなのでしょう。
 しかしもう少し「時代の流れ」に敏感であっていただきたいと思いますよね。コンセプトが古いのね。一時もてはやされたでしょ?その
「宴会の売上げの何パーかは仲居の取り分」
だとか。今はそれほど歩合給もないのでしょうが、しかし思ったように動いてくれませんしね。本当にいい印象は持てなかったですね。立派なハードが泣いております。
 話は変わりまして先日の「16000円で鹿児島往復」の件ですが11月一杯でノースウエストの必要マイル数が引き上げられるのだそうです。(当然日本航空との持ち株会社設立による影響でございます)まあこの手の情報は時が経てば変わって当たり前のものでもございます。お気をつけて下さいませ。


     大阪⇔鹿児島の往復を16000円でする方法(2002年9月1日更新)
 本日はせっかくの日曜日と申しますのにカウンターの手伝いの当番に当たってしまいまして、乗り気にもなることなく手伝いをしておりました。午前中、アホな親子連れ(父親と娘)がご来店されまして・・・何故かそれでなくてもやる気のない私のボルテージを更に低下させまして、私はもう帰宅しようかと思ったほどでした。
 別の人がその親子の対応をしておりましたら(年齢22才ぐらいの娘さんも親に似ましてやっぱりアホ面でございます)父親の方が後ろの席にいます私に声をかけまして
「にいちゃん、今暇?」
(暇であるかどうかは、見ればわかるじゃないですか!!)
「暇なら別の旅行も探して欲しいんだけど」
(コイツ何様のつもりか!!)
まあ、このように身勝手なお客様でもたっぷりとお金を使ってくれればいいのですが・・こんな人に限って意外としみったれていることが多いのです。皆様も無理そうなこと・不可能そうなことドンドンと希望を口にしましょう。本当に今の世の中、やった者勝ちでございます。言った者勝ちでございます。
 どうも日常が忙しくて時間に追われますと人様に対する思いやりも欠けて来るようですね。
 さてさて本題でございます。いかにして大阪⇔鹿児島(片道ピーク期24,000円)の往復16,000円で出来るのか?ご説明させていただきます。皆様、過度な期待はしないで下さいね。あまりにも簡単なおかつバカバカしい方法ですのでね。
 そしてあくまで現時点での状況ですので、同じ状況が永遠に続くものと思われても困るわけでございます。(ですので良い子は真似をしないで下さいませ。そしてご自身の責任でお願いいたします)
 まず先ほど申しましたように状況の変化?の予想をまず先に申し上げます。10月から日本航空と日本エアシステムが持株会社を発足させ、最終的には経営の統合がございまして現行のマイレージのルールが変わる可能性がございますので、その結果同じようには出来なくなる可能性がございます。それも覚えておいて下さいませ。
 @まずマイレージ加算されるクレジットカードをご用意下さいませ。
 ここで具体的に奨励(?)いたしますのは日本エアシステムかノースウエスト航空のクレジット カードでございます。
 A最も換金率の高い商品を100万円分カードで買います。ここで具体的に奨励(?)いたしますのは、JR券の「新幹線ビジネスきっぷ・新大阪〜東京(25枚つづり)」です。25枚つづり1冊で304,000円ですので4冊買いましょう。304,000×4(冊)で1,216,000円です。
 B前項でもうすでに12160マイルも貯まってしまいました。これだけありますと大阪〜鹿児島や大阪〜新潟・東京〜高松・東京〜徳島などなどの往復無料航空券を手にすることができるのです。無料航空券は10000マイルで手に出来ますので残り更にマイルが2000マイルほど残る計算になります。
 Cさてマイルが手に入るのはいいのですが、買いました「新幹線ビジネスきっぷ」を売りさばかねばなりません。私の友人でその道に詳しい人から聞いたところ、買った時304,000円のビジネスきっぷは1枚あたり12,160円です。これを12,000円で買い取ってくれる換金商があると言うのです。
 D上の買取りに関する補足事項ですが、あくまで現状と申しましたがこの換金商だって多くの在庫をかかえますと買値を下げる可能性だってあるということです。さてさきほど304,000円で買った切符が300、000円で売れるのです。もう少し気持ちを割り切りますと
「すなわち3000マイルを4000円で買ったのだ」
と思えばいいのだと思います。(良い子は真似しないで下さいね)
 Eさて皆様、悪徳流マイレージ大作戦はいかがでございましたでしょうか?皆様の裏ワザもございましたらまたお教え下さいませ。毎度バカバカしいお話にお付き合いいただきましてありがとうございます。

 
          近頃の親御様方(2002年8月25日更新)
 私は現在34才でしてもうじき10月で35才になります。年を取るのは早いものだなあと思いますね。
 それを最も思いますのは少年野球や修学旅行などの父母の方々がもう私の年代(より少しだけ上かなあ)なのです。
 自分の姿を見まして、私の同年代の方々がもうこの子達の父親や母親なのです。本当に恐ろしいことです。
 なぜか?さて何故なのでしょう?
 私にもよくはわからないのですが、バブル景気も無関係ではないと思いますが親が親らしくはないのです。無責任なのです。また無知であり、いい加減なところが多々あります。
 さてそれでお子様はどのように育つのでしょうか?キチンとした日本語の話せない、やる気のない子供になるのです。
 まあそんなこともありますがショックもございます。自分と同年代のいわゆる主婦と言われる方々がえらい老けて見えるのですね。(当然私もそれだけ既にいい年だということです)
 なーんか複雑な気持ちになります。
  ただ今私添乗中ですが普段めったと来ることのないような辺鄙なところへ来ております。実際に来て見ますとやっぱりこんなところ二度と来ないだろうなあと思いました。しかしここで生活している方々も大勢おられますし、ここのホテルの従業員の方々もこのホテルと将来を共されているのです。
 どうも実名を出す気分にはなれません。
 ハワイの各ホテル(シェラトン系とヒルトン)で現地時間8月25日早朝よりストライキに突入するのだそうですね。ガンバレ!ガンバレ!!最長30日とジャルパックから報告が来ておりますので長引きますとサービスに影響が出ることは必至でしょうね。ハワイへご旅行でシェラトン系かもしくはヒルトンをご利用のお客様、どうかストライキを暖かい目で見てあげて下さいませ。
 そもそもアメリカというお国は
「働かせてやるからチップで生活しなさい」
というお国柄なのです。グローバルだ、エグゼクティブだとおっしゃいますが、そういう不安定な労働者の力を持ちまして初めて
「アメリカ流エグゼクティブ」
が成り立っているのです。
 どうか温かい目でお願いいたします。
 そうそう話があちこちに飛んで申し訳ないです。先日新聞で何かの対談だったと思うのですが誰かが
「もらって最も迷惑なおみやげは人形」
だとおっしゃっておりました。どうも魂があるような気がして気に入らなくても捨てるに捨てられないからだそうです。なるほどなあと私は思いました。
 先日東北大名研修旅行に参加させていただいた際に自宅に豪華おみやげを送ってくれたのですが、なんと中に「こけし人形」がちゃんと入っておりました。・・・・  
 
     パスポートがない!(2002年8月24日更新)
 バックパッカーの方達の聖書とも言うべき沢木耕太郎の「深夜特急」がもうずいぶん前にドラマになりました。当然原作と違うところもないとあれだけの長作はテレビの時間の枠には収まらないのでしょう。原作との違いはずいぶんとございました。
 私がひとつだけ納得できないところがあるといたしましたら・・・(そうは言いましてもドラマは全編見たわけではないですのであくまでも私が見た限りでは)それは主人公の沢木耕太郎がパスポートをどこかのヨーロッパの都市で盗まれてしまうところです。
 まさか本物の沢木耕太郎はそのようなへまはしないでしょう。どうなのでしょう。あれだけの長旅をした彼からみますと「そんなへまな男ではない」と感じたに違いありません。まるで旅行客を案内する添乗員がパスポートを盗まれることに似た恥ずかしさがございますよね。
 しかし検察官がどろぼうをすることだってあるのです。添乗員だってパスポートを盗まれたっておかしくはありませんが。
 私のお客様で海外旅行の2日前に
「パスポートがどこにもない!!」
と大騒ぎしたお客様がおりました。
 もう1日夜どうし探したがどこにもなかったそうです。もう仕方がないので泣く泣く自分ひとりキャンセルして友人達だけを見送りました。パスポートは普段は使いませんのでどこに直したのか分らなくなってしまいますよね。
 タレントの山田邦子さんは前回海外旅行に行った時のカバンの中にたいていはあると自分の経験をしゃべっておられました。
 私のお客様の場合は前回の旅行カバンの中にもございませんでした。数日後、彼の自宅からパスポートが出てまいりまして・・・どこから出てきたのかと申しますと
「自宅の金庫の中から」
出てきたのだそうです。
 彼の友人いわく
「最も先に見るべきところに」
実はあったのだそうです。
 本当にキャンセル料がもったいないです。
 よくありますのがパスポートの期限切れに気付かないケースですね。これは誰にも気付きません。でもあきらめないで下さい。旅券事務所に泣きついてみてください。通常1週間ほどかかりますパスポートの交付まで3日間ぐらいにまでは出来るようです。
 私達のミスでパスポートの有効のチェック漏れをしてしまうことだってあります。間際に気付きますとしょうがありません。府会議員にお願いします。府会議員もハッキリしたものでして選挙運動時に
「パスポートのことなどでお困りの時はいつでもご協力させていただきますので・・・」
と言います。がしかしつづきもございましてそれでも
「お礼」
はまた別に必要なようです。(私達が選挙に協力したお礼などもちろん求めませんよね。この国は本当に不思議なガリバー旅行記なのです)
 今回私は某ホールセラーに時間があまりなかったですのでパスポートを郵送して中国ヴィサの申請を依頼いたしました。翌週の月曜日出発の分を引き取りに行きましたのが先週の金曜日なのです。つまりギリギリなのです。
 「パスポートがない」
とそのホールセラーは言うのです。その上
「誰かが既に取りに来たのではないか」
とまで言うのです。あせりましたね。誰も取りに行くはずなんかないですもの。念のために会社から誰か行っていないか確認はしましたがそれでもやっぱり誰も行ってはいませんでした。
 「もし他のエージェントが間違えて持って帰っていたら土日を休むところが多いので月曜発には間に合わなくなるので確認を急いで下さい」
と私は大慌てです。
 どうもその慌て方が通じないのですね。もっと厳しい言い方をしましたら
「パスポートの重要さを解っていない」
とでも言いましょうか。業者の方でさえこれですからね。
 このようなパスポートの重要さを解っていない人がきっとあの
「深夜特急のTVドラマ」
を作ったのではないでしょうか?そんな気がするのです。
 中国ヴィサの話が出ましたのでもう一つ。これから10月に中国にご旅行予定の皆様。9月30日から10月6日までの一週間ですが中国では
「国慶節」
になります。ニッポンの言葉で申しますと建国記念祭りなのですが、かの中国大陸では大騒ぎとなります。元々自国の偉いさんがニッポンに来ますと官官接待のため大使や領事が仕事をしないようなお国柄でございます。(本当にふざけた国です)
 ですのでこの「国慶節」の時期は必ず旅行に行くのは止めましょう。タダでさえ不愉快な思いをするかもしれない国がさらに外国人には理解しがたい状態になること間違えなしです。
 例えば市街地でパレードなどの行列をするために最も良いロケーションのホテルが使えない(入れない)とか。もちろん観光どころではないですよね。
 大手ツアー会社でもホテルを勝手に変えておいて
「行程保証は出ません、なんせこういうお国柄ですので」
と澄ました口調で言うに決まってます。
 あと日本でヴィサの申請もこの期間できなくなります。何事もギリギリはよくないのです。皆様お気をつけ下さいませ。


         ユナイテッド航空も破たんか?(2002年8月17日更新)
 お盆って道行く人も少なくなりまして何だか寂しいですよね。そのくせアッという間にお盆休みなんか終わってしまいますし、またミンミンと喧しい蝉だってすぐに死んでしまうといいますし。お盆ってどうしようもなく人間の儚さを実感せざるおえないのです。
 昨日ユナイテッド航空の記事が新聞に出ておりました。毎日多くの赤字を垂れ流している状況でもう危ないと経営者が認めているというのです。
 昨日、ユナイテッド航空の航空券を買わない方がいいですよ。と申しましたがどのようになるかと申しますと、破たんいたしますと航空券は紙切れとなります。ツアーの場合、ツアー中に破たんいたしますと帰りの航空券は保証されると思われるでしょ?
 それがツアー中に航空会社が破たんしましたらもうそのツアーはもうその時点で(日程の途中であれ)終わりになるのです。(サービスを提供する機関がサービスを取りやめた場合、その時点でツアーを終了することが出来るのです)
 私もそのようなこと知らなかったのですが昨年のアンセットオーストラリア航空の破たんの時にはじめて知りました。他の運行されている航空会社の帰りの航空券を新たに買わないと帰国の途へつくことはできません。
 まあツアー客にはそうなりますとゴネまくる人もいるそうでして・・「死んでも払わない」という人だっているでしょうが。買わないと乗れないのです。
 ですのでユナイテッド航空は避けたほうがいいと思うのです。
 たくさんマイルをお貯めになられた方々さっさと使ってしまった方がいいでしょうね。何もなくなってしまうかもしれませんのでね。(かもですよ)
 航空の自由化でたくさんの航空会社があるのは利用者にとり非常に良いことです。しかしアメリカでは自由化により「新規参入業者」が滅びました。そして残りました大手の一角ユナイテッド航空がこんなことになるなんて・・・面白いですね。
 しかも開かれた会社でして、株の半数以上を社員が持っている社員持ち株会社ですので急激な人員削減も出来ないのだとか・・・ヨーロッパの水害で安楽死させられた象を思い出してしまいました。

          飛行機会社はそんなに偉いのか?(2002年8月16日更新)
 皆様こんばんは。
 先日も申しましたが国内・海外に問わず激安ツアーを見かけますと、
「この飛行機代、いくらぐらいで仕入れているのかなあ?(相当安いだろうなあ)」
と利用者の方は考えませんか?そのように考えますと航空会社よりツアー会社優位なのだろうか?と思われたりもするかも知れません。
 正直に申しまして私も一時期そのように解釈していた時期がございますし、
「席埋めるために必死たのう、哀れ哀れ、そこまでするか?」
と航空会社に同情していた時期もあったりしたのです。
 しかしこれは大いなる勘違いでございまして、私の友人いわく
「航空会社がくしゃみをしたら旅行業者が風邪をひく」
と言いましたが、こちらの方が現実を表しているのでしょう。
 信じられないほど(どちらも大人気ないですが)滑稽な話ですがこのようなことも現実におこなわれております。
 地方都市にいきますと販売シェアを持つ旅行業者はそれほど規模が大きくなくとも(失礼な言い方ですが)「JAL」「ANA」「JAS」と航空大手3社の端末機を持っているところがあってもおかしくはありません。イヤそのようなところは多いでしょう。
 航空会社の(営業の)担当者は
「じゃあ、9月は15日にそちらに行きますので」
などと営業に行く日を指定するのだそうです。そうしますとその旅行業者はその日に来る航空会社に関係のあるポスターに張り替えたりするそうです。(これも相当にめんどうなことだろうと思いますが)
 また航空会社の担当者は変わった人、というより本当に大人気ない人が多く自分が訪問するときにライバル社のポスターが数多く貼られていますとご機嫌斜めになったりするのだそうです。
 (ここまで主張できますのはJAL、ANAでしてJASはまた少し別の存在なのはご理解下さいませ。JASの担当者が
「当社のポスターを貼っていなーい!!」
と怒るという話も聞いたことはございません)
 先ほど航空会社の人は大人気ないと申しましたが団体のキャンセルにつきましても同様のことが言えたりもします。キャンセルが続いたりしますと今度は予約を取ってくれなくなったりするのです。(本当に大人気ないなあ、こういう対応はニッポン固有の文化かしらん、脱税した学校に学科新設を認めないとか、日本ハムから牛肉の分野の仕事を取り上げたり・・・どうも本筋とはあまり関係ないところでも処分しようとしたりしますからね)(そう言えば自民党の亀井静は日本航空のアルバイトスチュワーデスの問題のときに
「新規路線の参画などに影響が出る」
とこれまた関係のないことで圧力をかけていましたね)
 JASの話がでましたのでもう一つついでにいたしますと、この会社も相当キャンセルにつきましてはうるさい会社でしてね。プラスまあどう言いますか相当ポストを減らす計画(リストラ計画)もあるらしくて首の周りの涼しい人も多いようでね。
 つまり自分を守るためにも目につくキャンセルは出されたくないので、業者がキャンセルを出すとピリピリするのだそうです。
 先日JASの松本線の大口団体のキャンセルが出たのだそうです。社内ではどこのエージェントで担当者は誰なのか?大騒ぎしたのだそうです。
「実にケシカラン」
と。
「何故キャンセルになったのか?」
どうやらこの大口団体は高校のスキーツアーだったらしくて、ただ単に費用の安くつく貸切バスの夜行に変わっただけだそうです。どうしてでしょうね?航空会社の人って飛行機以外の乗り物で目的地まで行くという「発想」そのものが頭に浮かんでこないようですよね。何かその辺が哀れというか。
 とにかく航空会社は偉いのです。(これは私が疲れてきた時の結論への導き方でございます)時々学生さんからこのようなメールを頂戴したりいたします。
「旅行業者に就職したいのですがJTBにするか、HISにするのか迷っています。どちらにしたらいいでしょうか?」
 何ともアドバイスをしようがないご質問なのですが、
「旅行業者より飛行機会社の方がいいのではないですか?」
などと今後は答えるようにいたしましょうか。
 先日ニュースでアメリカのユナイテッド航空の破たん予想の記事が出ておりました。アンセットの教訓を生かすといたしましたら、紙切れになる可能性のあるユナイテッド航空の航空券の購入、それとユナイテッド航空指定のツアーへの参加を見合わせた方がいいでしょうね。
 例え素晴らしい再建計画を提出しまして政府から援助を引っ張ったといたしましても、それはそれ。他の会社を使えばリスクは回避できますのでね。
 しかし合衆国の航空会社は本当に厳しいようですね。
  
 
     後輩が先輩を追い抜く時(2002年8月13日更新)
  今はどのようなお仕事も
「実力主義」
の名のもとに年功序列がなくなりつつあると言えます。もう5年以上も前に私の知っている某ローカル旅行業者でも同一営業所内で後から入社した社員が先に入社した社員を追い越し営業所長になった話を聞いたことがございます。
 これは閉鎖的な地方のお話ですのでねえ。
 もう今となりましてはどこでもこのような話はあるのでしょう。
 先の某ローカル旅行業者の話ですが、先輩も後輩も非常に良く出来た方々でほとんど人間関係のわだかまりはなかったのだそうです。本当にいい話でねえ。その翌年その先輩のほうは営業成績を大幅に伸ばしたそうです。
 まあ添乗などに行きまして何の商売してんだかわかんないような会社の20代の部長が40〜50歳のおっちゃんつかまえまして
「オイ、**」
と呼び捨てにする姿を見ていますと何もそこまで偉そうに言わなくてもいいよなあ、と考えてしまいます。
 私が社会人になった頃はまだ非常に景気がよくって今とは何もかもが全然違いましたよ。(私の卒業は1990年=平成2年です)今考えますと本当にいい時代でしたね。
 今はどうでしょう。先輩が後輩のめんどうを見ることは仕事ではないようですね。どういえばいいのでしょうか?成果主義ですので自分は自分、後輩は後輩というか・・・。そう言えば皆で飲みに行くこともなくなりましたし、行ったとしましても割り勘が多くなったと思いませんか?
 先輩らしいことが出来なくなっているようです。(これは自分も含めてですね)
 そして肝心なことですが、今時の若者はわざわざ会社の人達と飲みに行きたいとも思っていませんしね。飲みに行ってまで先輩面されるのもうっとおしいでしょうし(このタイプの人は面倒見がいいことが多いのですが)ね。
 昔は本当に何か仕事が上手くいかない時など、いいタイミングで先輩が誘ってくれたものです。まあ飲まない人は誘われたら迷惑か?


     しかし赤ちゃんはよく泣く(2002年8月11日更新)
 皆様こんばんは。
私のところにも子供が産まれましていつも
「本当にかわいい赤ちゃんだ」
と夫婦して言っておりますので親ばかの加減がわかると言うものです。
 ひとまず妻の母乳で育てておりますのでなかなか赤ちゃんを預けて旅行に行くような計画も立てられませんのですごく欲求不満がたまるのです。
 しかし赤ん坊はよく泣きますねえ。時にはイライラしてしまうほどです。
 今までは飛行機の中で泣き喚く幼児やもっと幼い子供がおりますと、
「泣くなら連れて来ない方がいい」
と思っていたのですがこれまた父親になりまして考え方が少し変わりました。
「よくぞまあ、こんなにうるさい子供も連れて行く決心をよくぞされたなあ」
と。私なら泣く内はよっぽどの理由がない限りは、旅行に連れて行くことはありえないでしょう。本当に朝も昼も夜もよく泣きます。泣きまくります。
 話は全然かわりますが先日もマクドナルドのハンバーガーが59円と言います考えられない値段に下がりました話題を出しました。モノの値段が下がることは良くないことだと大勢の方々がおっしゃいますが、私的には日本マクドナルド社のその努力も賜物ではないかと思ったりもするのです。内訳はパンが10円で肉が20円でなどと想像してしまいます。しかしそれでも十分に採算が採れるというのですからたいしたものです。
 吉野家にせよマクドナルドにせよここまで値段が下がりました。しかし旅行の商品(パッケージツアー)だってもうずいぶん前からこのような状況になっているのは事実です。
 例えば先日見つけました某社のツアーなど
「大阪発1泊2日 沖縄 15,000円より」
まあよりではございますが、おそらく分解いたしますと、(旅行商品もマクドナルドと同じで15000円の内訳として飛行機代がいくらで、ホテル代がいくらと公表する必要は一切ございません)航空が往復で9000円でホテルが4500円ぐらいの仕入れなのでしょう。
 全日空が誇ります「超割」ででも沖縄まで片道で10000円もするのです。いかに公表されていない運賃は安いかということでしょう。インターネットを駆使いたしまして、自分でお調べになり最も安くなる方法と思い「超割」や「バーゲンフェア」などで(旅行代理店を通さず)手配したとしましてもまだまだ代理店に卸す運賃はもっともっと低価格だと言うことです。
(皆様も旅行代理店を有効活用いたしましょう!)
 

      いよいよお盆休みだ(2002年8月10日更新)
 いよいよ待ちに待ちましたお盆休みに突入いたしました。皆様はどちらにお出掛けでしょうか?もちろんお出掛けどころではなく休みさえも取れない方だっておられるでしょう。気を落とさないでいただきたいものです。こんなピーク期に旅行に行く人なんて「アホ」ですからね。
 通常より最高3倍の旅行代金を払いまして、取れないものですから第二希望の便やホテルで妥協しまして、そして空港では長蛇の列でございます。疲れに行くようなものです。
 そしてその旅行がニューカレドルニア3日間だったりいたします。
 その様な方々を見て羨ましいですか?決して羨ましくはないでしょう。
(強がりはこのへんまでにしておきましょう)
  この頃同僚のトラブルを聞くのが日課になっておりまして日々トラブルのお話が流れてまいります。皆様のご旅行はトラブルに出会うことはございませんか?
 先日、北海道で某レンタカー会社のレンタカーを手配していたのだそうです。当日お客様は
「カーナビゲーションが純正のものでないので純正のナビのついた車に代えて欲しい」
と言ったのだそうです。まあ北海道のカーナビは全部サービスでついているものですので「カーナビがついていたらそれで良し」とするべきなのかも知れませんね。
 そうしましたらそのレンタカー会社のスタッフいわく
「そんなに文句を言うのならこのクーポンを返すので、もう好きにして下さい!!」
とお客様を追い返したのだそうです。
 このお客様のことをよく知りませんので何とも申し上げられませんが、それでもレンタカー会社のスタッフも大人気ないなあと思いませんか?
 たぶんお客さんはJTBのクーポンを持参していたのでしょうから後々問題にならなければいいのですが・・・
 まだまだこんなのは序の口でございます。本当に彼方此方でトラブルは起こるのです。
 ところで新手のゴネ方でゴネられるお客様もいます。使えるのかどうかは知りませんがご紹介いたします。
「納得のいく対応をしてくれないので、納得の出来る対応をしてもらうまでは大阪に帰らないぞ!!」
と言い張るのです。アホな奴です。通常でしたら「IIT運賃の航空券」が使えなくなるばかりか、勝手に宿泊した宿泊代金も全てこのお客が負担して当然と考えます。(前例からみましても当たり前のことなのです)しかしこのいい年をして無謀な抗議行動をいたしました男女は、当然勝手に泊まった宿泊代金も全部ツアー会社が負担して当然だと思っていたようですので救いようがございません。
 アホも休み休みに言っていただきたいものです。またこのゴネ出したきっかけが重箱の隅をつつくようなものでして、最初から隙があればゴネようと考えていたかの如くなのです。まあそれを言ってもいいのかなあ?今回は皆様のご想像にお任せすることにいたしましょう。
 
 
          教職員旅行のシーズンだ!!(2002年8月3日更新)
 皆様こんばんは。
世間の学校が夏休みに入りまして教職員様の旅行のシーズンとなりました。意外や意外昔から固い仕事の人の宴会は日頃の鬱憤で性質が悪いと言われておりますがそうではないのです。どこの学校も清く正しく美しくという旅行なのです。
 宴会なんかさわやかなもので一般企業の方々に比べますとお酒が全然進まないのです。さてその理由は?
 私が推測するに、まず教職員の方々の高齢化が進んでいることが一番ではないでしょうか?どれぐらい高齢化が進んでいるのかと申しますと20代の教師はほとんど(どこの学校にも)いません。いたとしましても私の経験では1割未満でしょう。
 仕事を持った方々20代30代40代50代と分けまして均等だといたしますと(20代は22才以降の方しかいませんが)約25%は20代の先生がいてもおかしくないにもかかわらず、20代の先生はほとんどいないのです。
 たまたま今年の学校を思い出して見ますと2校で20代の先生は0人でした。今は先生が余っていましてなかなか採用されないようですね。別の見方をいたしますと先生はなかなか辞めないのでしょう。(まあ人様のお仕事ですので私が能力主義にせよ!というのもおかしな話です。)
 悪いことばかり言うのはやっぱり気が引けます。素晴らしいこともございます。例えばゴミに対する意識なのですが、一般のお客様とはまるっきり違います。必ず自分で片付けられます。(よく考えればこれが当たり前のことですが)素晴らしいことです。まあ日頃から生徒に「ゴミは片付けましょう」とおっしゃっているからでしょうがいやこれは素晴らしいことです。もちろん厭味ではございません。

 
     貸切バスが・・・(2002年8月2日更新)
 先日の話です。
 私の後輩の手配したバスが・・・1日中冷房が効かずに蒸し風呂状態で運行したそうです。毎日毎日猛暑が続いておりましたのでとんでもないクレームになったのだそうです。
 そこで私
「日頃のおこないだなあ」
などと笑い飛ばしておりました。7月の終わりごろのお話です。
 そうしましたら・・・私の今回の添乗の貸しきりバスがなんと・・・止まってしまいました。これも日頃のおこないのせいなのでしょうか?(人の不幸を笑うものではございません)
 今添乗先にいるのですが、会社の連中笑っているのでしょうね。
 そして偶然に今別の人から聞いた話ですが、昨日もこの旅館にクーラーの効かなくなったバスがチエックインしたのだそうです。そういう意味ではこんなこと日常茶飯事なのでしょうか?バス会社だって手抜き整備をしているのかもしれません。
 考えてもみて下さい。航空会社が運賃競争のために整備費を節約したとしまして、事故があったとしたら・・・空中で止まりましたら墜落してしまいます。
 本日お世話になっておりますのが
早太郎温泉の「二人静」というお宿です。なかなかいい宿でして今の時点では完全に満足しております。しかし旅館名の「二人静」という名前に反しまして雨が降っておりますので、隣の小川がゴーゴーと流れております。とてもじゃないですが静かだとは言えません。
 昨年もこのトップシーズンに駒ヶ岳にまいりましてその時は
「45キロの渋滞とロープウェイ3時間30分待ち」という憂き目にさらされてしまった私です。そして本日は「バスが止まった」です。ついてませんね。
 明日のお天気はどうなるのでしょうかね?


     フランスらしい?(2002年8月1日更新)
 先月のお話ですがフランス・パリのシャルル・ド・ゴール空港の荷物のセキュリティー検査の係員がストライキをしておりました。
 そのためシャルル・ド・ゴール空港での乗り継ぎ便に荷物を積み替えることが出来ずに空港に荷物が残りまして、そのままロストバッケージになりました荷物が約10000個もたまったのだそうです。
 ストライキ
 この響きなんだかいいですよね。是非共ジャンジャンとやっていただきたいものです。「ガンバレ」
 このことにつきましてJTBが素晴らしいお客様への注意文を流しております。参考になりますので紹介させていただきます。
 「機内預け荷物(スーツケース)には貴重品を入れないこと」
 「1〜2泊分程度の着替え、身の回り品、常備薬は必ず手荷物にて持参すること」
だそうです。言われてみればおっしゃるとうりですよね。サスガ!!JTB!!素晴らしい!!
 フランスでの権利の主張のお話はさておき、この6月はワールドカップの影響で大手のツアー会社は前年度比大幅ダウンの発表がでております。この大幅と申しますのがいかほどか?3割以上だとおっしゃる会社もございます。皆様ご自宅でサッカー観戦をされていたのですね?あれって(もちろんワールドカップのこと)儲かった人はいるのでしょうか?
 そして先月7月の海外旅行の動向はと申しますと6月の分も含めておしなべて順調だと言いたいところですが・・・皆様の予想通り?アメリカ方面が大幅ダウン、東南アジア方面も大幅ダウンだそうです。アメリカはテロの影響が依然として残っているのでしょうね。東南アジア方面はもう皆様一度は香港にも台湾にもタイにもシンガポールにも行ってしまって飽きが来たのかもしれません。
 そして好調なのは、ヨーロッパ方面・カナダ方面だそうです。これも意外なのですがどちらもオンシーズンですので旅行代金は安くはないですし、またとりあえず少々長い休みが取れないと行けない場所です。リッチな人が大勢いるということでしょう。とても良いことです。
 私的には今のところ健康状態のバロメーターが眼の疲れに出るようになっているのですが、数日前からものもらいが出ておりまして相当疲れがたまっております。忙しいですよ。なんせ世間は夏休みですからね。
 「集金に来て」
と催促されます。自らでこのようにお申し出てくれるお客様は安心なのです。もういつでも払えますので逆に「いつ行ってもいい」のです。そのようにほおっておきますと、仕舞いには集金の催促をされてしまうほど足を運べないのです。本当に忙しいことは良いことなのでしょうか?
 まあぼちぼちといきましょう。

  
     とても悪趣味な「1日乗り放題」運賃(2002年7月30日更新)
 先週発表がございましたことに今ごろ反応するのはいかがなものか?とも思いましたがあまりにも情けない新運賃ですので是非共取り上げさせていただきたいと思いました。
 なんとその名も
「1日乗り放題」運賃
というのです。
 設定日が12月1日・1月1日・2月1日・3月1日の4日間。
これを使ってどうせよと言うのでしょうかね。飛行機に乗ること=旅行ではないですからね。某テレビではこのようなルートで回ると一番お得とか言いまして特集を組んだのだそうです。
 「10000円で1日中乗り放題」(最大9区間のご利用が可能)
なのだそうです。
 有効利用のルートを考えてみます。大阪からでしたら全日空の石垣島への直行便がございませんので大阪〜那覇〜石垣島なんていうルートが有効ななずなのですが・・・そうなのだ。どの設定日も1日しか設定されていないから帰りの航空券は高ーい運賃のモノを買わないといけないのだ。石垣島はボツ。
 考え尽くしますとね。ベストの利用法は日帰り東京ディズニーリゾートが一番いいのかもしれませんね。
 あの全日空のマイレージクラブの確か上級会員になるための条件に
「年間50回のフライト」
という条件がございましたよね。この1区間も1区間に数えるのでしょうか?それならその上級会員を目指した方々しかきっと乗らない。
 何度も申しますが飛行機に乗ること=旅行ではございませんからね。あくまで単なる手段ですからね。
 さあて皆様はいかがされますか?
明日は今パリの空港でおきております、これまた笑える空港職員の全面ストライキ!!パリに積み残した荷物が10000個もあるのですって。(今もストライキは続行中!!)その話題を・・・


     嘘か誠か?(2002年7月27日更新)
 昨年起きました合衆国の同時多発テロ事件以降なのですが、以前にも増しましてアメリカに向いていた眼が一斉に中国に向かった感じがございます。中国は中国で以前からニッポンのビジネス先といたしまして揺るがない地位にいたわけでございますが、それにも増してということでございます。
 ハワイまで飛行時間は8時間ほどかかります。当然それ相応の燃料も経費もかかるのでしょう。しかし中国でしたら大方その半分以下の飛行時間で到着いたします。ハワイ往復の航空券か中国往復の航空券かどちらが高く値着けされていると思いますか?
 断然に中国線の方が高く売られているのです。(もちろん日系のキャリアのお話です)
 ですので余った時間、グアムの深夜便でも飛ばそうかとか機材繰りも有効に活用できるのだそうです。
 ビジネス客が多く、観光客もボチボチ増えているのですが意外と大戦中色々な大国に支配された関係から町並みもモダンに出来ているのだそうです。
 先日ある企業の旅行で中国に行ってきた人から聞いたお話です。エッまさかそのような不合理がある?と耳を疑いたくなるようなお話なのですが私にその話を聞かせてくれた人とて私に嘘を言ってなんらメリットのある話ではございませんので事実なのでしょう。
 チンタオでの出来事です。(チンタオはドイツと関係の深い場所です。もうおわかりですね。ですのでビールがおいしいのだそうです)
 大阪からチンタオの便は全日空で週2便でございまして3日間とかお客様の都合に合わせにくいフライトなのです。そこで機内サービスも人気で航空券もグンとお安い大韓航空のソウル経由で行くことになったのだそうです。
 いつの頃からか韓国と中国との交友は非常にいいものになり気が付けば国際線がたくさん飛ぶようになっておりました。ソウル経由の中国各都市という路線は非常に使えるのです。
 お客様はみなさまご機嫌でチンタオ旅行をしておりました。ちょうどそのころ先日の台風があの辺をウロウロしていた頃のお話でございます。
 ニッポンの会社員と言いますと非常によく働きます。
「絶対に予定の日に帰国して翌日から正常の勤務をしないと大事になる」
とおっしゃる方が多数おられます。
「ソウル経由はまずい、もしソウルで足止めをくうと、業務に支障をきたすのだ!!」
という結論に到達いたしました。
 幸いにしてチンタオから関西へ全日空便が飛んでいる日(曜日)でした。しかも席も余裕があると言うのです。余分にひとり7〜8万かかっても今日中に帰りたい、と皆がおっしゃったのだそうです。
 そこから先がちょっと信じがたい話なのですが、
「機内食を余分に6ヶしか(日本から)積んできていませんので、航空法の一部違反になるので(空席はあるが)乗せることが出来ない」
と言われたのだそうです。
 たかだか機内食ごときで・・・変なお話でしょ。
 覚悟して乗りました大韓航空が予定どうりに飛びまして無事に帰国されたのだそうです。ヤレヤレ

 
          何かないですか?(2002年7月22日更新)
 暑中お見舞い申し上げます。
さすがに鹿児島は暑いですねえ。先日読みました沖縄の爆笑本に暑いところと寒いところでは蒸留酒が飲まれると書かれておりました。沖縄では泡盛が好まれて飲まれておりますし、鹿児島ではいも焼酎が好まれて飲まれております。沖縄と鹿児島は蒸留酒フレンドでもあるわけです。
 近頃私は旅行のお仕事はつらいよー、とよく言っておりませんか?
 自分でもよく愚痴っているなあと思っております。
 色々な文章を書く人を探している人はおられませんか?けっこう安く書くよー。という人を知っております。それはこの悪徳社員のホームページの作者でございます。お気軽にお申し付け下さいませ。
 指宿にはけっこうな温泉旅館がございます。今回は「白水館」というところに泊まっております。この旅館も思いの他にいい旅館でしてね。いい印象を持ちました。指宿の名物の砂蒸し風呂も旅館にありますしね。
 ただね。旅館の中でお金を落とすと高くつくなあとも思いました。もちろん旅館のねらいはそこにあるのですが。
 正直今時の大型旅館は固定費を下げるためにドンドンその人的サービスの質を下げておりまして、そのことがますます大型旅館を危機に導いているとしか考えられないのですが、ここはあえて人的サービスの質を落としていない大型旅館という感じがいたします。(もちろんそれでもお客さんが大量に来ないと同じことです。)
 皆様のオススメホテルも是非共、当ホームページの掲示板にてご披露下さいませ。

 
     追いかけて鹿児島あの人は逃げる(2002年7月21日更新)
 再び鹿児島でございます。さすがと言いますか私のニッポンの中で最も好きな場所「沖縄」に最も近い県ということもございまして鹿児島にも惹かれるところはたくさんございます。
 あえて言いますとさすがに近いだけありまして似ているところもたくさんあると思うのです。
 なんせ私の子供が誕生したときに私が居た場所ですので何かあるのでしょう。(だんだん私のホームページもオカルトの領域に足を踏み入れはじめました)
 しかし誰がこのような陳腐なコースを作ったのでしょうか?鹿児島の昼食が城山観光ホテルの洋食となっております。そんなアホなせっかく鹿児島に行くのであれば昼食も間違えなく郷土料理にしないといけない・・・とブツブツ申しておりました。
 しかし意外にもこの「城山観光ホテル」は拾い物なのでございます。ハードもいいのですがソフトもまた素晴らしい。館内には
「当ホテルの従業員は元気で明るい挨拶が出来ていますか?」
というビラが置かれておりまして、そのアンケートには
「元気で明るい挨拶が出来ている係の名前を書いて下さい」
と書かれております。素晴らしい発想の転換だと思いませんか?
 どこのホテルでございましても「支配人宛」のアンケートがあるとしましたら
「あなたはどの程度満足されましたか?」
をたずねるものばかりでございまして(どちらかと言いますと)クレームを探すためのものばかりです。
 それがこの城山観光ホテルでは
「当ホテルの従業員を褒めて下さい」
とアンケートを置いているのです。スタッフは褒めていただくために仕事に取り組んでいるのです。案の定私達についてくれた係の方もすばらしく元気で明るい挨拶をしてくれました。
 暑ーい、暑ーい仙巌園のあたりでは地元の小学生が対岸の桜島から鹿児島を目指して泳いで来るのです。こんな酔狂な県って他にございますか?大方
「事故でもしたら誰が責任を取るのか?」
とでも言い出しましてそんな(ある意味で)無意味なことには取り組まないはずでございます。さすがに鹿児島は奥が深いなあ。
 また近辺に住まれている方がおられましたら教えて欲しいのです。前回来ました時にも気になっていたのですが鹿児島市内から指宿に行く道の途中に
「昼居酒屋&釣堀り」
という看板が上がっております。アレはいったい何なのでしょうか?想像するに昼間からお酒が飲めてつまみも出して、その上魚釣りもできる夢のような施設なのでしょうか?さすが奥が深い鹿児島だけのことはございます。きっと私のような凡人には捉えられないような施設なのでしょう。
 明日ももう1日鹿児島で過ごします。続編に乞うご期待です。 


     危ない会社(2002年7月20日更新)
 景気が悪いのだそうです。
近畿は特に景気が悪いのだそうです。中小企業が多いからでしょうか?以前私が近畿地区の景気が悪いのは中小企業が多いせいではなく
「同族企業」
が多いからではないかとホームページで申しましたところ多数の
「そうだ!そうだ!」
というご意見をいただきました。
 同族企業でも様々でございまして特に私は中小企業の
「二代目」
の方々に注目しております。
 大方甘やかされて過ごされた方が二代目ですと今が一番厳しい時期なのではないでしょうか?一代目が厳しいに越したことはないようです。
 私のお客さまで中小企業のオーナーがございます。つい先日まで集金は月末にいただいておりまして、まあ信用しておりました。
 どうもこの社長と話をしておりますと、かなりバカ正直な方でして私は迷わず現金引換えで集金させていただくことにいたしました。
 「資金繰りに心配があるときは、旅行に行く気も起こらない」
のだそうです。
 このように自ら
「心配、心配、危ない、危ない」
とおっしゃいますのでいくら今までに多数取り引きがございましても、現金払いでお願いしたのです。
 この社長のように自らで自分の会社が危ないと言ってくれる人は稀有な存在でございまして、危なくても(当然ですが)ぜんぜん危ない素振りも見せないのが当たり前です。
 ひどい会社になりますと、帰国後倒産する予定で
「最後の倒産旅行」
を派手におこなう悪徳な会社だってあるのですよ。
 先日、ユニークなお客様を見ました。その方出発までにも相当モメにもめまして
「利用する飛行機の席の配列が気に入らないので旅行をキャンセルしたい、ちゃんとした説明が(もちろん飛行機の席の配列について)なかったのでキャンセルしたい!!」
とおっしゃるのです。
 先にも申しましたが少々ユニークな方でして
「キャンセル料は絶対に払わない」
とおっしゃるのです。
 「絶対に払わない」
とおっしゃりましてもこちら側も絶対にいただかないといけないモノなのです。
 最終的にはキャンセル料が惜しいと思われたのでしょうか?しぶしぶ旅行には行くことになりました。本来ならここでお話も終わるはずなのですが、このお客様方がユニークな存在でして、行った先、行った先で、様々なトラブルを起こしていくのですねえ。(本当にすごい方々でしてね)この方々の外観ですか?見るからにゴネそうな方々ではないのですね。まあ正直超地味な方々なのです。
 夫婦であれ、恋人同士であれ、男と女はだんだんと似てくるのですねえ。女が地味な文句言いだと思いましたら、男も同系統の男であることがほとんどなのです。
 本当にすごいですよ。
「納得いくまで、帰りの飛行機には絶対に乗らない!!」
とおっしゃるのです。そんなアホな。これではまるで北海道出身の汚職議員の腰ぎんちゃくの外務省職員が汚職議員の逮捕時に「ハンガーストライキ」をしたのと同じようなものでして、周りの人から見ますとピントのぼけた、甚だ迷惑な行為なのでございます。
 本当にストレスの貯まるお仕事なのです。こんなお仕事でいいのですか?うーう、僕も自転車で沖縄1周の旅行をしたくなってきました。がしかしいよいよ私達、夫婦のはじめての子供がもうすぐ生まれそうな感じです。
  
 
     平和公園の近く、風紀上問題のないところ(2002年7月14日更新)
 暑い毎日でございます。宅間何某容疑者が本当に訳のわからないことを法廷で言っているようです。本当に不条理です。そんな矢先にある副大臣が大学入試の口利きをしたとか、しないとか。そのような行為は当たり前なおかつ日常的におこなわれていることだとか・・。
 宅間何某の言い分もムチャクチャであれば、現実もまたムチャクチャということなのでしょうか?もうじき父になる私といたしましては
「いいかげんにせい」
と言いたい気分になります。
 多くの旅行業者で働かれている方々はおそらく小学校の修学旅行など、扱われたことはないでしょう?(相手にしないというのが正しいのですが)私もつい数年前までは同じだったのですがまあ引継ぎがございましたり、不景気ですので仕事がないよりはましだと言うことで取り組むことになったのです。
 小学校の仕事を分析いたしますと、色々と手間がかかるわりには利益の少ない修学旅行より(まあ1学年の人数も激減しておりますしね)、遠足のバスのみのコミッションの方が儲かったりもするわけです。
 修学旅行はアホほど手間がかかりますが、遠足はバスを手配するだけの何にも手間のかからない仕事になります。あと教職員の親睦旅行(会社で言いますところの社員旅行になるのでしょう)がございます。どこそこにございます不景気な会社のように値切られることはございませんし(取り扱い料金もキチンといただけます)まあそれなりの(少し高級な)旅行をされますのでこれも悪いお仕事ではございません。
 遠足よし、親睦旅行よしでございます。
 もっとも割りに合わないお仕事はと申しますとやっぱり修学旅行なのです。
 今回もまた修学旅行の見積もり依頼がきました。旅行業者の営業マンでこれが届いて喜ぶ人はまあいないですよね。今回は
「平和公園の近く、風紀上問題のないところ」
という曖昧なリクエストが添えられておりました。ちなみに平和公園は広島のです。そんな西日本一の歓楽街を持つ広島市でその「風紀上問題のないところ」とは?
 いや逆に「風紀上問題のあるということはどういうことを言うのでしょうか?」と私は聞きましたところ
「近くにラブホテルがないということ」
なのだそうです。
 なんと小さな問題でしょうか?また小学生に教育する立場の人間が、生徒の眼を覆うだけで果たして教育と言えるんやろうか?大人(この場合先生)が子供の反応を恐れているのではないかと思えてならないのです!!
 皆様どのように思いますか?
 また先ほど、修学旅行は仕事が細かい割には利益が少ないとも申しました。まあ少子化の影響もございまして2クラスとか3クラスしかおりませんし、今のクラスは私達の時とは時代も進み1クラス30名弱しかおりません。
 そのような旅行に見積もりを作り、届出を出し、添乗について行き、その他諸々の手間をかけていていいのだろうか?とも考えてしまいます。
 いやいや同時に先生方(学校側)にも少しは気付いていただきたい(常識的な面で)のです。これはそんなにおいしい仕事とちゃうということを。どうもその辺が教職員の方々との価値観に大きな差異があるように思えてならないのです。
 ワールドカップのとき大阪なんかのホテルがある程度の採算を無視?してそれでも世界的な催しだからということで、客室を確保しましたよね。(結局チャージのかかる前寸前に大口キャンセルで大損しましたが)そういうのと同じレベルで各旅行業者が
「学校行事だから」
とサービスで見積もりを作っていないかですよね。 
  
          男が会社を辞めるとき(2002年7月13日更新)
 先日私は空港で朝食を食べたところでろくなものは食べられないので家からおにぎりを持って行こうと貧乏くさいことを申しました。本当に自分でも貧乏くさいなあと思います。
 ついでですがこれは私以外でも実践されている方が多いかと思いますが、使用済みのペットボトルに家で沸かした麦茶を入れて会社に持っていくのです。毎日コンビニでお茶やジュースを買うのが当然とはもう思えないですよね。何事もそうですが生きていく中で工夫があってこそ面白いのですね。
 そのように思うように心がけております。毎日毎日家に帰ればご馳走の山では(最初はいいのかもしれませんが)感動もなくなるのではないでしょうか?メリハリが利きまして
「おお、今日は何かご馳走だなあー」
と喜びが生じるのです。
 皆様も家族で夏休みはご旅行に行かれることでしょう。景気のいいご家庭ではボーナスをガッポリと得まして、まだ思いでも持てない小さな子供を連れてハワイやグアムへ大金を使って行かれるのでしょう。そうしまして飛行機の中で子供がギャ-ギャ-泣きまして回りに迷惑も掛けるのでしょう。
 話はすごくそれますが、私達が小中学生の頃、まだ旅行もそれほど普及していなくて?
「家族旅行のために学校を休む」
こともなかったと思います。(そんなこと許されないことでした)
 しかし今時のお父さん・お母さんはそんなこと平気のようですね。両親を非難する時もあるでしょうが、「学校の存在」自体が軽くなっているということでしょう。
 さて話は戻りまして家族旅行のお話です。ハワイやグアムへわざわざ行かなくても、近場に行くとしましょう。旅館ホテルに泊まるとそこそこ高くつくでしょ?1泊目はキャンプでいいじゃないですか?そうしますと2泊目の旅館が普通の旅館であったとしましても、えらくゴージャスに感じられる(笑)はずです。何事も工夫だと申したいのです。
 タイトルの会社を辞めるお話ですがこのお仕事(旅行関係)本当に辞める人が多いですね。今まで聞きましたその理由を並べてみますと、
「中国語を勉強しに行くの」
「何か、一瞬で切れてしまって・・・」
「婚約者の会社に就職することに・・」
「もっと稼げる仕事をします」
「縁がなかった」
「アホらしくてやってられねえよ」
「学校の先生になりたくて」
様々ですね。
 辞めた後の仕事の充実振りを考えますとほぼ半々でしょうね。良くなる人も悪くなる人もおられますね。
 私のある友人がこの春にある会社に再就職したのですが、軽く所得は私の倍ですからね。本当に私が
「アホらしくてやってられない」
と言いたいところです。


          旅行業者の社員が土日に休むということ(2002年7月6日更新)
 この頃、時々カチンと来ることなのです。
顧客の方々が
「えっ、土日は休まれているのですか?」
などと平気でおっしゃったりするのです。
 土日に休むなとおっしゃるのでしたら私達はいったいいつ休みをとればいいのでしょうか?まさかサービス業の仕事の人は週一日しか休んでいないと、思っている方なんかもおられるようでして。サービス業に対するものすごい偏見ですよね。
 まあバカにしているのでしょう。
「この人、バカだからこんな仕事をしている」
と思われているのでしょう。
 どうもこの頃、自分の生活と仕事とのことを考えますと波長が合わないことが多くてイライラしてしまうのです。本当に今のうちにこんな仕事から脱出してしまわないと一生人間らしい生活を送ることが出来ないかもしれない、なんて真剣に考え込んだりもするのです。
 話は変わりまして先日紹介させていただきました崎山克彦著の
「何もなくて豊かな島」
を今のところモクモクと読んでおります。
 彼がフィリピンのセブ島沖に買いました東京ドームより少し広いだけの小さな島
「カオガハン島」
なのですが、先住民が約300人ほど住んでおりまして、彼が島を買った後も先住民はそのまま住んでいるのだそうです。
 毎日、引き潮の海を歩きまわり、小魚や貝や海草などを採ってその日の食料とする生活をしてきた島民からみまして
「ニッポンから来た大金持ち」
はどのように映ったのでしょうか?
 その著書によりますと、著者の家で料理を作ったりお手伝いをしたりしていた若い女性は今まで知らなかった都会的な裕福な暮らしを知ってしまうと島での暮らしに嫌気がする。とも書かれております。(それは当然のことでもあるのでしょう)
 がしかし、その日食べるものだけ採り、後はあまり仕事もせずおしゃべりをしたり昼寝をしたりする生活も悪くはないようです。それでも島の男達は時には家や船を自分で作り、ちゃんと子供も育てあげているのです。男達は何でも自分でやってしまい実に頼もしい存在でもあるというのです。
 そのような自然の中で暮らす彼ら(どう考えましても一般的にはニッポン人より貧しい)と現在の自分の生活ぶりと比べてみましてどうなのでしょう?
 私、ひとまず毎月決まった収入は得ておりますが、銀行口座から家賃が引き落とされまして、水道電気ガス代など共益費が引き落とされ、その他諸々の携帯電話代、自動車にガソリンを入れます。そうなこんなで毎月の決まった収入は見事に消えてします。
 自慢するわけではございませんが、朝早くから夜遅くまで働いておりまして、やれ営業だ、数字だ、打ち合わせだ、添乗だと、忙しさにかまけまして毎日
「何か大切なことを忘れているのではないか(もちろん単なる仕事のことですよ)」
と心配が付きまといます。そしてこれは私の小心さからくるものかも知れませんが夢でも仕事に追いかけられる夢を見てしまいます。
 何かゆっくりと立ち止まり(何もせずに)考え事でもしたいのですが、忙しさにかまけまして大切な問題は先送りにしてしまいます。
 そしてこのことを言いたいのですが妻からみましても頼もしい存在には程遠いと思われているのでしょう。カオハガン島の男達との決定的な違いはここにあります!!
 本当にこの頃、何に対してかわからないのですがイライラしているのです。
 

     女性のグループ客(2002年7月5日更新)
 この頃どうも体調がおかしいのか?自宅に帰宅後に開けました発泡酒がほとんど飲めません。??いったいどうなっているのでしょうか。私らしくもない。
 心配ご無用です。よく考えましたら会社でクッと飲んでから帰宅しているのでした。
 結婚後の生活は妻が妊娠中で専業主婦をしておりますのでいたって規則正しいつつましいものでございます。
 そのように考えますと私の
「パラサイト時代」
は豪勢とまではいきませんが裕福だったよなあ。
 そんな貧乏な私とは対照的に、今時のOL方などは恐いもの知らずでございましてジャンジャン旅行に行ったりいたします。
 私が今週、新規で受けました内訳をみておりますと売上げのその約7割が女性同士のグループの旅行ですものね。(今週が極端ですのでこのようなことを言い出したに違いありませんが。)
 また単価の高いお盆の海外旅行なんかも平気のようですしね。しかも女性同士でもったいないぐらいに上のクラスのホテルに泊まりたがる。(笑)例えば女性同士でロイヤルハワイアンとか(笑)
 基本的には私は、親子(母と娘)や女性の友人同士などがもし
「ロイヤルハワイアンに泊まりたい」
と言い出したら(状況もあるが)大方
「(いくらなんでも)もったいないですよ」
と言っているような気がいたします。
 やっぱりこれは私がケチなだけなのでしょうか?
 あっそうそう。先日私の働いている会社のライバル旅行業者R社が倒産いたしました。ボチボチそういう会社が他にも出そうな雰囲気なので皆様夏のご旅行の予約はお気をつけて!!
 
 
     何もなくて豊かな島(2002年7月2日更新)
 皆様こんばんは。今年の6月の旅行業界の実績は・・・散々なものでした。本当に最悪です。理由はだいたいわかっておりまして日本中が大騒ぎいたしましたサッカー大会の影響が大きいのだと思います。
 大手某社も関西では昨年比2ケタの落ち込み様というお話です。あのサッカー大会は本当に経済効果があったのでしょうか?
 最も笑えましたのがあの「常にノー天気な」関西空港社。これだけ実数が公になりつつあるというのに相変わらず株主総会は二期工事には触れずにシャンシャンと終わらせたりする、ある意味さすがと言いたいのですが・・・
 今回のワールドカップ効果で大幅増・・・(という読みだったそうですが)実際は・・・前年比大幅減の約20%減。(どうして謙虚に現実を見つめられないのでしょうか?)
 景気がいいとか悪いとかそのような低次元なことで一喜一憂するのはやっぱり浅はかなことなのでしょう。今読んでいる本がそのようなやつでして、崎山克彦という人の
「何もなくて豊かな島」
これは有名な著書ですのでご存知の方も多いと思います。
 主人公の作者は思い切り稼げそうな会社役員をわざわざ退任して、フィリピンのセブ島沖10キロにある周囲2キロの小さな美しい島「カオハガン島」を買うのです。
 心地よい風のふくその島に住む貧しい住民と豊かな大国(豊かさはこの頃怪しいですが)ニッポンで仕事に追われて生きていくのと、果たしてどちらが幸福か?そのようなことを考えさせられます。
 作者いわく島での暮らしを
「こんな贅沢をしていいのかなあ」
と時々思うそうですので、よっぽど人間らしい時間を過ごすことができるのでしょう。
 本の表紙にはその「カオガハン島」の全景のカラー写真が写っております。その海の美しいこと。
 さてこの美しい島とまではいきませんが、自然豊かな場所に旅行に行ったといたします。自然は大切だと思うでしょう。いつまでもこのままの美しさであって欲しいと思うでしょう。(私の場合ですが)その瞬間はすかさず「自然愛好家」になれるのです。
 しかしこの頃思うのです。ゴミの有料化などで家庭のゴミを出し放題には出せなくなってまいりました。すかさず
「私たちみたく若い夫婦に市がしてくれることはゴミの回収ぐらいだろ!!」
と腹が立つのです。すなわち納税者に対してしてくれているサービスはゴミ回収ぐらいだろうと(ぐらいでしか私の生活に貢献していないだろう)と腹を立てたりもするのです。
 自然豊かな場所では「自然愛好家」になり、大阪では「ゴミを大量に垂れ流す」こんな矛盾いたしました私でございます。
 おっと待って下さい、ということは人間は自然豊かなところで「住めば」誰だって永遠に自然愛好家でいることができるということではないでしょうか?
 自然を守ることより自然を壊すことの方がはるかに簡単なこと(安くつく)ですのでね。貧乏人は都会の汚れた空気を吸いつづけないといけないのでしょう。
 すこーしだけ、仕事について人生観が変わるかもしれません。是非共この本、ご一読を。
 

      少し時間も経ちましたので・・・(2002年6月29日更新)
 旅行業の従事してすごく長い大先輩がいつものように言い出しました。
 「トラベルの語源はトラブルで・・・」
 その話は別といたしまして本当にトラブルはよくおきますねえ、本当に。
 その原因は様々でございまして、予期できぬことが原因でしたらあまり問題ではないのですが、そうでない場合は揉め事になります。そしてその原因が販売店のミスで取り返しのつかないことになりましたら・・・
 先日耳にしたお話ですのでもし当事者(お客様)がこれを読みますと非常に不愉快になるであろうと思われます。がまあこんな小さなホームページをその方が見る可能性は限りなく0%に近いと合点いたしまして、いつも刺激的な人のミスを取り上げるのです。
 お客様は
「ハワイに行きたい」
とご来店されました。ただ
「5日間にするか、6日間にするかは家に帰って考えたい」
と帰られました。
「ただし、次は来れないかも知れないから申込金は今払っておきます。来れない場合は電話で5日間か6日間かを連絡します。」
とお申込金を払って帰られました。
 そしてお客様は
「行った次の日に電話して若い男性に6日間と伝えました」
この若い男性が、その伝言を伝え忘れてしまったのです。
 そしてそれに輪をかけまして、担当者もこのお客様の旅行のことを忘れてしまっていまして、お申込金のみ受け取ったまま何にもしないでほったらかしにしておりまして。(普通は「若い男性」がもし伝え忘れていましても担当者がここでカバーしないといけないというのが一般論ですね)
 そしてお客様が予約したはずの出発日の3日前にお客様から電話がありまして
「あれから何の連絡もないですが・・・日程表などは?」
この電話をいただいてから、皆があっ、と気付いたのだそうです。運の悪いことその日は金曜日、出発日は月曜日でございます。時差のございますハワイなどとは連絡が取れるはずもございません。絶体絶命です。
 ここで我らがQ社の担当者は奇遇にもこの日は公休を取っておりまして代わりに出ました係りが
「それでは今から、代わりに行ける所を探しましょう」
と意気込みまして探した場所がどこだと思いますか?それがなんと
「シンガポール」
なのです。まさかこの方シンガポール政府観光局の回し者でないことはわかるのですが、何故にハワイに行きたいと言っているお客様に
「じゃあ、代わりにシンガポールを」
と言えるのかもよく分りませんが・・・
 しかしほとんど全ての過失がこの旅行業者Q社にあるにもかかわらず本当にかわいそうなお客様・・・。 
 
     エア・ドゥ破たん・・・(2002年6月26日更新)
 昨日発表がございました、エア・ドゥ社(北海道国際航空)が経営破たんだそうです。あっけないと申しましょうか?もう少し手はうてなかったのでしょうか?
 思い起こしますと出だしは好調でした(スカイマークともども)しかし既存の大手の航空会社がほぼ同料金で「特割」を設定し始めますと、その利便性の差(便の多さ)と信頼性の差(安全の問題)でじわじわと(というほど時間はかかりませんでしたが)お客さんが大手に戻りました。
 本日の新聞にこの時期のことを全日空関係者がコメントしているのですが、
「大手でも無理のある運賃設定だった」
とおっしゃっております。
 また厳しい時代だ、厳しい時代だと、運賃の下がりすぎに対する様子見なのでしょうか?しかしです考えてもみてください。それほど安い運賃でもなかったような気もするのです。ツアー用の運賃(IT5やIITなどのツアー用の運賃)に比べますとまだまだ常識が保たれていると考えた方がいいのでしょう。
 一方では旅行業者に70%も80%もの運賃を(習慣だと)引いておきながら、一方では最高約50%の割引率で
「大手でも無理のある運賃」
はないと思いますけどね。
 新聞でこのようなコメントをユーザーが見ますと、ユーザーまでもが「値上げもしょうがない」という気分になりますからね。

     親睦会を開きましょう(2002年6月24日更新)
 未だに審判のジャッジについてもめているようです。何とも大人気ないお話です。
 今となりましてはひなびる一方ですが地方競馬でもそのようなことがよくあったのだそうです。
「あいつの両親が田舎から応援しにきている」
なんてことがありましたら、勝たせてやるのだそうです。勝ち馬投票券を買っているその競馬の担い手(ファン)はたまったことではございません。
 なんせ命の次に大切なお金(この言い回しが好きなのは大橋巨泉氏でしたが)がかかっているのですから。
 それでもそれもアリなのです。なんせお祭りですから。
 たかだかゲームで目の色を変えないことです。どちらが勝利いたしましても世界は何も変わらないのです。
 さて悪徳社員のホームページでは日頃のご愛顧に感謝いたしまして親睦会でもしようかしら、という心境でございます。
 本来でしたら親睦ツアーなどがふさわしいのでしょうが、まあ夏休み中はどこに行くにも高くつくということも考慮いたしまして、キャンプの真似事なんていかがでしょうか?
 ご参加いただける方をお待ちしております。
 日時:8月10日(土曜日)
 場所:滋賀県近江八幡
 費用:おおよそ7,000円ぐらい
 詳しくはメールマガジンにてご連絡させていただきます。皆様ふるってご参加くださいませ。


     本当に関西空港は危ない(2002年6月22日更新)
 開港時はわざわざ日本中から利用者が来てくれていまして(新しいものがお好きだったのでしょう)それなりに賑わいを見せておりました関西空港でした。
 また成田枠が満杯だという諸事情もございまして多くの外国の航空会社が新規乗り入れもしてくれました。
 スタートこそはいい感じで話はすすんだかのように見えたのですが・・・
 しかし全部が甘い予想の元にできた計画でして、二期工事どころではないはずなのですが・・・
 その様な現実がよりいっそう厳しい現実を(ややこしい言い回しですが)突きつけられる結果となりました。
 次の9月からの国内線の大幅減便の決定がでたようです。例えば関西発の札幌の初便・第二便までもがなくなってしまうのだそうです。また沖縄への初便も・・・
 (当然それらの折り返し便もなくなります)
 いったいこれらの影響はどのように出るのでしょうか?国内の各地から関西空港の国際線を使うお客さんが今以上に減ってしまうのは確実でしょう。そうしますと諸外国の航空会社も関西空港から撤退と・・・悪循環は悪循環を生み出していくのでしょう。
 もうどうしようもございません。
 話は変わりますがまたしてもサッカーの試合のお話です。負けましたチームが
「審判の判定が、審判の判定が・・・」
とおっしゃいます。
 たかがサッカーのゲームでございます。そうそう目くじらを立てることでもないと思うのですが。いかが思われますか?
 何かを生産しているわけでもなし、お祭りでございます。まったくもって大人げないとしか言いようがございません。
 しかしこのような行事がこれほどまでに盛り上がるのでしたらいっそのこと毎年行えばいかがでしょうか?(そして勝ちチーム投票券を全世界で発売する・・・そのような社会に貢献する姿勢も本当は欲しいですよね)

 
          カウンターの男(2002年6月21日更新)
 もうずいぶん以前に聞いた話ですが
「旅行代理店に行って男性スタッフが担当だと安心する」
というお話を聞いたことがございます。
 このお話はいわゆる
「男じゃないと信用できない」
とかそういう程度の低いお話でなく、女の人のようにツンツンしていないので何でも相談しやすいからいいのだそうです。(もちろんこの人は女性です)
 どこの旅行代理店でありましても何と言いますか慣れてきた頃の係員は、業界用語をポンポンと出したりしていい感じではないですよね。私も以前はカウンターにはよく出ていましたし、今でも時々お手伝いをさせていただくのですが(正直言って嫌々です)どうもみんなの対応の悪さにお客様が気の毒になることがしばしばございます。
 これもひとえに業界内の報酬の低さが優れた人材が業界外に脱出するからではないか・・・などとぶつぶつと考えてしまいます。
 男性であれ女性であれ(あくまで一般論です)年をとりましてカウンターであたふたしている様はあまり良いものではございません。
 つらいものですよね。
 私の同僚などは・・・
若い女性客に
「この人、クビにして!!!!!」
と叫ばれてしまう始末。
 やっぱり旅行の仕事は若いうちにせよ。ということでしょうか。
 このクビにしてと言われました私の同僚、なかなか自分では何故にそのように言われたのか自覚もあまりないそうです。(これって輪をかけて悲しいことですね)
 さて話は変わりましてサッカー大会のお話です。韓国の安貞桓(アン・ジョンファン)選手に本当に大人気ない対応をしているイタリアのサッカー会には閉口してしまいます。どう見ましても全てにおいてセンスのある国だと思っていたのですが・・・終いにはプロサッカーチームに所属する外国人の数を制限しようだとか・・・情けないですよね。
 ニッポンの昔のプロ野球みたいで情けない。(その頃はアメリカで活躍する選手など一人もいなかったはずだ)
 この人クビにしてー、も問題ですがイタリアのサッカー会も問題でございます。もう何から何まで問題ばかりでございます。

 

          東北で出会った他の業者の方々(2002年6月16日更新)
 近頃節約を旨とする生活を強いられるようになりまして、図書館で本を借りてきましては読みふけたりして時間を過ごしております。もともと自由な時間などあまりないのですが下手に動きますとわずかばかりのおこづかいなどアッと言う間に消えてなくなりますので(そのおかげで)文化的な時間を過ごすことが出来るのだというものです。
 お金がふんだんにありまして得られる快楽なんていうものはもう卒業したということです。
 最近またしてもなかなか面白い本を見つけました。黒川博信という人の「バックパッカーは東南アジアをめざす」という本です。(相変わらず私はこの手の本に眼がないのです・・・進歩がない)
 旅行をした気分にさせてくれますしね。この本の作者と多くの旅行本の作者との違いはと申しますと。多くのアジアを長く旅行する本と言いますとその著者が相当に旅の途中で沈没してしまいまして、どうもさわやかさに欠ける気がするのです。
 しかしこの黒川博信という人はすこぶる健康的で、(特に女性とのお遊戯に健康的か)どろどろしたところがまったくないのですね。女性にも読みやすいのではないでしょうか?私の妻などあっと言う間に読破してしまいました。
 そしてその感受性の中にも「正義感」がございまして、いい感じのバランス感覚を持っているのですね。この本は一読の価値ありでございます。
 余談になりますが彼が旅の(3年計画)途中で若いニッポン人ツーリストにいきなり慣れなれしく話し掛けられる場面がございます。
「初対面だから敬語だろ」
と彼は心の中で言うのです。(ちょっと思考が右傾化しているのですが、それをわざわざ口には出さないやさしさも兼ね備えているのです)
 さてさて前置きが長くなってしまいましたが今回の東北ツアーのお話です。今回は多くの旅行業者の方々が参加されていたのですが、それがそうそうたる顔ぶれでしてね。
 JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行は当然でして他も大手電鉄系、新聞系などなど、私が知らない業者は1社もないというほどの顔ぶれでございました。何故私がここにいるのか?分らないほどでした。
 現地に行きまして今回の研修は主に「パッケージ商品を造成」するための研修だと言うのです。よーく考えますと(いやよく考えなくとも)私達の会社はパッケージツアー(主催旅行)などおこなっていない小さな小さな会社なのです。
 立場がないよなあ。現地の旅館やドライブインの方々が期待を込めてお話に来られるのですが彼らの期待に応えられそうにもないですのに、のこのこと来てしまったという感じなのです。
 初日の宴会時にご挨拶をされました某大手旅行業者の方の挨拶がふるっておりました。
「私は今回の研修のお礼を返すといたしましたら、それはお客様の数でしか返せないと考えております」
 ふむふむ。本当に立派なことをおっしゃいます。ここまで言いますと立派を超えていやみに聞こえてしまうのですが。
 ちなみに今回参加されている多くの方々は主に商品の企画や仕入れをされている方々で、実際にお客様に販売するのは他の大勢の方々なのですが・・・そういえば以前知り合った方がおっしゃっておりました、ああいうセクションにいる人間はプライドも高くて、「自分が動かしている」という意識のみ強くて、その実は営業力もない人ばっかりだと。
 まあそのようなことはどうでもいいことなのですが。
 今回同室させていただきました方々は某超大手の方と航空系の方とでした。どんな人かなあー。と最初は緊張していたのですが、奇遇にもこの2名の方々は相当に良いセンスを持ち自分の将来を真剣に考えられている素晴らしい方々でした。(いやいや同室させていただきまして私もたいへんいい勉強になりました)
 ですので先ほど私が申しました、その様な仕事の方々はつまらない人ばっかりだ。という考え方は単なる私の偏見でしかなかったという事です。
 旅行業界の将来性を語るには非常にいいサンプルが彼方此方にいたのですがあまりにもリアルな表現は避けたいと思いまして本日はこんなところで失礼いたします。

    
     東北のおみやげ(2002年6月15日更新)
 今回は東北へ研修に行ってまいりました。このように研修でどこかに行きますといつもどこででも熱烈歓迎を受けることになります。
 その歓迎ぶりは南の方向でも北の方向でも同じことです。しかし東北ですごかったことはと申しますと・・・・それは
「おみやげの量」
なのです。
 初日食べました稲庭うどんが気に入りましたので買って帰ろうと思っていましたら、その夜
「皆様に稲庭うどんのおみやげをご準備しております」
と言われまして
「ラッキー」
と喜んでおりました。そこまでは普通?だと思うのですが、次の日から行くところ行くところでおみやげをご準備いただきましてついには自分では持てないほどの量になりまして結局送ることになったほどです。
 何もそこまで気を使っていただかなくとも、と思ったのですがこれも東北の方の律儀な性格の現れではないでしょうか?
 また話が変わりまして東北で変わった本を見つけて買ってまいりました。そては
「図夢INつがる弁」
という津軽弁の解説書でございまして、その帯には
「みんな東京になってしまった日本なんて何だか気味が悪い」
と書かれておりましてそれを見まして買ったのですが、なかなかこれは実践に使えない・・・
 
 
     藤七温泉を知ってますか?(2002年6月9日更新)
 さて私のホームページで再三再度取り上げているお話なのですが、カウンターのお客様が
「ツアー代金を値引きして欲しい」
とおっしゃることが度々あります。
 わずかなコミッションで手数料商売をしている旅行業者に取りましてはこれは非常につらいことですしそう簡単には認めるわけにはいかないお話です。
 しかし大手旅行業者なんかが市役所なんかで
「最大5%値引きいたします。」
なんてビラを配られたりいたしますので、言えば値引きをしてくれると思われるお客様が出てきても不思議ではありません。
 例えばJTBなんか大手のカウンターで同じやり取りがされているのでしょうか?偶然にして私の妻がJTBトラベランドで働いておりましたのでその実態をたずねてみましたら、やっぱり値引きはおこなわれていたのだそうです。
 その他にもたくさんございます。
「JAFのカードを持ってんだけど」
ですとか
「マイカルカードに書いてある」
だとか・・・
 先日聞いたお話ですが、とんでもないことを言い出すお客様もおられます。
「5%値引きしてくれないと旅行代金は払わない」
と出発の一週間前に言い出したのだそうです。
 そんなバカな!!
と誰しもが思うでしょ?
 お客様によりましては結婚式場などに紹介の手数料を支払わないといけないケースもありますし、選ばれたツアーによりましては相当初めから少ないコミッションしか入らないケースもございます。
 それを簡単に値引きをしてしまうわけにはいかないのです。その辺をご理解していただきたいなあと・・・
 またまた前置きが長くなってしまいました。
 タイトルにございます、「藤七温泉」なのですが気持ちのいい温泉でございます。八幡平山頂から少しだけ下にございます。小さな温泉宿でございます。
 開放的な露天風呂がございまして(ここも混浴です)そこで入っておりますと上の道から丸見え状態です。お天気が良くてここまで丸見えですと道に向かって仁王立ちしたくなるのだそうです。
 私達と同行した人の中のひとりが道にむかってむんずと仁王立ちしておりました。
 ここは宿泊施設が比較的いいものがついておりまして、そうはいいましてもバストイレなしの8畳間ではございますが、一応かぎのついた個室が20部屋ほどございます。
 客室にはテレビもございません。このような東北一高い場所にある温泉に来まして
「テレビ、テレビ、テレビが欲しい」
などとおっしゃる方は恐らくいないのでしょう。
 こんなところで数日ボーっとできたら幸せでしょうね。皆様もこの温泉の名前是非共覚えておりて下さいね。その内もっと有名になるような気がいたします。
 サッカーのお祭りは私の予想どうり本日のロシア戦も(1点差ながら・雰囲気的には)楽勝でした。チエニジア戦はもっと楽に勝てると思いますよね。あんまり楽勝だとそれはそれで面白くはないのですが。
 
     みちのくふとり旅(2002年6月9日更新)
 みちのく、今回は秋田県がメインになるのですが皆様が秋田県と聞きまして食べるものは何を思い出されますでしょうか?
「きりたんぽ」「じゅんさい」「とんぶり」「はたはた」
などどちらかというと地味な山の幸が多い気がするでしょう?
 確かに地味なものばかりです。そしてそれらがすごくおいしいか?と言われますとそうでもないのです。珍しいものばかりですがね。
 ではどうしてふとり旅になるかと申しますと、ごはんとお酒がおいしい場所でしてね。どうも日頃食べておりますごはんとは別のもののような気がするほど、むっちりしておいしいお米があるのです。(日頃からいいお米を食べている人もいるでしょうね)
 私が今回、訪れました6月の初旬でしたら「たけのこ」が旬らしくてね。(たけのこと申しましても細くて小さなたけのこで姫たけのこといった感じのものです。)1泊目の旅館ではなんと5品までこの、たけのこを素材としたお料理でした。このように旬の素材をふんだんにこれでもかと出すのはいいことだと思います。
 「秋田に行ったときは、たけのこの料理ばっかりこれでもかと出てきてね」
と強い印象を旅行者に与えることが出来ます。これでいいのではないでしょうかね?
 温泉の大浴場で体重を量りましたらやっぱりふとり旅になっておりました。


     秘湯・秘境(2002年6月5日更新)
 今時のお客様は旅行に行き尽くされております。激安ツアーなんかであちこちに行きますと今度はもっとゆっくりと情緒ある旅行をしてみたいと思われるようです。
 更にエスカレートいたしますと
「まだ誰も行ったことのない所に行きたい」
とも思われるようです。
 そして大型のドライブインで団体客向けの昼食を取るのが嫌になるようです。そして秘湯・秘境に行きたいと思われるのだそうです。九州の人気温泉地黒川温泉も秘湯っぽい雰囲気がいいのでしょう。
 さて私もあまり詳しくはない東北の事情ですが、とにかく東北には秘湯・秘境がゴロゴロとございます。皆様ご存知ですか?
「乳頭温泉」
って何県にあるのでしょうか?
 東北の温泉の特徴は「湯治場」であること。そして「混浴風呂」が多いことではないでしょうか?(本当に申し訳ないのですが私も知らないことだらけでして)
 そんな秘湯のひとつが乳頭温泉なのです。なんという名前の温泉地なのでしょうか?なんだか艶めかしい名前の温泉地でございますが・・・そうではないのです。
 長い期間滞在いたしまして(お金がかからないように自炊するのです)のんびりするようなところでございます。どこらへんに有るのかと申しますと世にも美しい田沢湖から車で20分ぐらいでしょうか。(しかし田沢湖は恐ろしい湖ですね、水深400メートル以上あるのですよ。)
 今回は乳頭温泉郷の黒湯温泉に行ってまいりました。乳頭の文字どうり薄い白濁の温泉でしてお湯は滑らかな肌触りのお湯です。こんな所には大きな混浴露天風呂があるかと想像していたのですが、浴槽はそんなに大きいわけでもないのです。
 しかしいい感じで温泉特有の硫黄の匂いがプンプンいたします。
 仕事柄もっといい宿泊施設があればなあ、とも思うのですがそれがないからこそ「秘湯」のままでありえたりするのです。この辺が難しいところですね。
 さて更に秘境に入りました。もう当たり全面が「携帯の圏外」でございまして、時間や回りからの連絡が気になると言う方にはオススメできないこと間違えなしでございます。
 それは
「小又渓」と呼ばれるところでして山に上がって行きまして太平湖グリーンハウスというところから船に乗ります。
 先ほど携帯電話が圏外だと申しましたがこの船乗り場半端ではございません。なんと電話線が引かれていないのです。そんなアホな。それでは私はどのようにして下界と連絡を取ればいいのでしょうか?ここから船に揺られまして約25分、そこから徒歩約40分にて三段滝にたどり着きます。また同じ道を引き返しまして・・・間違えなく秘境ですが紅葉のシーズンには1日1600人ほどお客が来るのだとか。
 歩いたり、山に登ったりする高尚な趣味をもたれる方が増えておりますのでこんなところもお客がふえるのでしょうね。
 それはそれでいいといたしまして、しかし自然と言うものは時々人間が見まして恐ろしいと感じるような景色を作り上げてしまうのですね。
 今何もかも便利になりまして身の回りに何でも手に入れることが出来るからこそ、このような大自然と触れ合いたくなるのだと思います。
 皆様も同じように思われているのではないですか? 


     みちのくふとり旅(2002年6月4日更新)
 東北はみちのくでございます。先人は奥の細道と申しました。
早速ですが険しい道ですよね。色々な冒険者がインドやネパールやその他様々な険しい諸外国にお出かけになられますが、それではそういう方々東北のわびしさや悲しさはご存知頂いておられるのでしょうか?
 みちのくの道を是非共ご体験いただきたく思い今回のレポートを皆様にご報告いたします。
 日本エアシステムに乗りましてニッポン本土にございます、最も行きにくい東北へ向かいます。私が機内誌の中で最も読めると以前に言いました日本エアシステムの機内誌をペラペラとめくります。
 因縁はございまして私のお誕生日10月2日にこの度日本航空と日本エアシステムがめでたく
「日本航空システム」
という新しい持ち株会社を設立するのだそうです。私のお誕生日ですので成功、失敗を分けますとおそらく・・・(成功はしないのではないでしょうか?)
 大阪から東北へ行こうと考えますとなにはさて抜き
「日本エアシステム」
という航空会社を抜きにして考えることはできません。
 今回はありがたいお話ですが飛行機に乗せていただき、色々な東北体験をさせていただくわけです。
 秋田空港までおおよそ海岸線を北上いたしまして、ようやく秋田空港へ着陸でございます。山の方向から飛行機は着陸をいたしますので、乗っている人からみますと
「少しこわーい空港」
になるのでしょう。
 秋田に限らず東北の田畑は几帳面に区切られており、そこで田畑を作られる方々の几帳面な性格が手にとるようにわかるものです。
 先日中国の大連沖かで墜落事故を演じました中国北方航空の機材と同じMD社の機材ですので更にこわーい着陸となりました。まさか・・・
 そんな気の小さい男の心配はまったく関係なく無事に秋田空港へ到着いたしました。
 秋田空港は何とも可愛らしいANA機が1機のみある小さな小さな空港なのです。到着後到着スケジュールを見ますとちょうど1時間に1機が到着すると言ういいペースでやりくりされている牧歌的な空港なのです。
 秋田と申しますと何を思い出されますか?
 私が学生時代にニセ坊主としてお経をあげに来た秋田はすごい都会(秋田市)だったのですが行けども行けども山・畑ばかりでございます。そして私の携帯電話がいつも圏外ばかりでございます。日頃から田舎は素晴らしい、田舎に住みたいと申しております私ですが、このような不便な点は素直に受け入れられない・・・
 要は自分の中にたくさんの矛盾を持っているのでございます。
 さていつもと同じようにテーマは特になしの研修旅行でございます。好き勝手申しまして読んでいて腹が立つかも知れませんがどうかお付き合いくださいませ。


        カウンターも。(2002年6月2日更新)
 私は企業の慰安旅行は皆目なくなりましてカウンターがガンガン稼ぐ時代になるとこの頃よく言うようになりました。
 この頃も相変わらず体調不良が続いておりまして、それでも結婚して幾分規則正しい生活が出来るようになったのですが。
 先日恐ろしい夢を見ました。
 私が妻の前で倒れてしまうのです。そして眼が見えなくなり、そして恐ろしいことに意識がだんだん遠のいていくのです。(ああ、人生これで終わりか)本当に恐ろしい。
 もう自分の力では自分の人生を作ることが出来なくなってしまったのでしょうか?
  昔の人はよく言ったものでして
「貧すれば鈍する」
とはそのままでして、不景気が長引きますと使い込みや持ち逃げ挙句は車上あらしにあっただとか本当に大変でございます。
 冒頭でカウンターのお客さんは好調だと申しましたがそれもそうではなくなりつつあるのかもしれないのです。
 たまにカウンターにおりますととにかく値引きの話が多いのです。
「どこどこのカードを持っているんだけど値引きは?」
そのような話がよくよく出てくるのです。
 その都度思うのですが、その程度のはした金?が気のなるようでしたら(ゆとりがないのなら)もう旅行に何か行かれない方がいいのではないかと・・思ったりもするのです。もちろんバカ丸出しでお金に糸目を付けないのも変だと思いますが。
 しかしお客様にこのような感情を自分が持つこともなんか違和感があるのですが。
 もうそろそろこのお仕事も潮時なのでしょうかね?
      
     禁煙(2002年6月1日更新)
 皆様は「12万円で世界を歩く」という本をご存知ですか?(著者・下川裕治)一言は言いたいこともあるのですが、いいたい放題言うのは犯罪だという、ありがたいご指摘をいただきまして以降は慎むつもりでございます。
 以前の私は本という本全てが退屈しのぎの対象でございましたのでさほど好き嫌いはないのですが、この本の(たぶん)帯に書かれていたのだと思いますが。
「毎月1万円づつ、節約できたらこのような旅に毎年行けます」
的なことが書かれておりました。変にこのことが印象に残っておりまして・・・
 しかし私のようにほぼ毎日煙草2箱、発泡酒数本を惰性で体内に注入している生活ぶりですと、1日のそれらに使うお金がたった1,000円だとしましても、1年で計算いたしますとなんと36万円にもなってしまうのです。
 先ほどの
「12万円で世界を歩く」
の貧乏旅行でしたら1年間で3回も行けてしまうではありませんか。
 ここで明日から禁煙だ、と申しましてもそんなに簡単に禁煙なんて出来るはずもございませんし。今の時代は便利になりましてインターネットで禁煙成功実績をお持ちの諸先輩をお伺いさせていただきたいなあ、などと甘いことを考えている次第です。
 そしてまた禁煙したいという意思は持っているがなかなか実行ができないと言うあなた!!是非共一緒に取り組みましょう。
  しかし近頃つくづく思いますよね。私の人生今、大きな大きな渦に巻き込まれてしまいそうな感じです。自分の好きな方向へ泳ぐことが出来ないのですね。しかしこのようにもがきながら人は皆年を重ねるのでしょう。
 いざという時に泳ぎだせるように日頃からトレーニングしておかないといけないですね。


          枕崎のかつお料理は限度を知らない(2002年5月22日更新)
 皆様こんばんは。年末年始やお盆など帰省のシーズン最も込み合う路線は?大阪からでしたら間違えなく鹿児島線でしょう。また普段からの便数の多さも東京・札幌に次いで多いのではないでしょうか?それほど大阪と鹿児島は人の行き来が多いという事です。
 その便数の多い飛行機だって(たぶん)搭乗率はいいほうだと思います。
 今回の添乗時、ガイドさんが約10年程前の台風による水害のお話をされておりました。当時のことがよみがえってまいりました。
 当時は・・・私は1つ目の会社を強引に退社いたしまして旅行資金を作るために愛知県のソニーのブラウン管工場で日長、工員としまして働いておりました。もちろんこんな仕事は嫌だなあーなどと思いながらです。そしてその年は冷夏でしてお米が不作で翌年には外国産のお米が市場を賑わしたのです。
 そして選挙では自民党の体質に愛想をつかした結果、日本新党の細川首相がニッポンの戦後の50年体制をはじめて覆した年でもございました。野党連立もそうそう長くは続かず今はもとのもくあみに戻ってしまいましたが・・・
 話はそれてしまいましたが鹿児島も相当に独自色の強い土地柄でございまして、普通に鹿児島の言葉でしゃべられますと何を言っているのかさっぱり解らないという、見事に愉快な土地柄でございます。
 旅行業者でお勤めの方で添乗に行きまして、ガイドさんに飲み物を買っていただくことなんかございましたか?ほとんどないと思います。が鹿児島のガイドさんは何故か、買ってくれるのです。(太っ腹としかいいようがございません)
 私の大好物、かつおのタタキですが、有名でなおかつおいしいのはなんと言いましても高知県で食べるものでしょう。私は
「今が旬です」
と言われまして鹿児島県の奄美大島や今回の枕崎で食べさせていただきました。がしかしどうも調理方法が微妙に違うのでしょう。側面をあぶるとつくこおばしさが違うのです。私にとりましては高知のかつおのタタキの方が口に合うのです。
 今回枕崎の
「おさかなセンター」
なる変わった名前の場所でかつおの会席料理を食べてまいりました。これがねえ、すごくおいしいのです。おいしいのはいいのですが、成人男性が全員食べきれない程の量がございまして、何だかもったいない感じです。前菜からはじまり、ほぼかつおづくしのお料理で産地ならではの「ビンタ料理」まで出て3000円ですからね。
 皆が口を揃えて
「おいしいが量的な限度を知らん」
とお嘆きでした。
 また食事のおいしさの(特に郷土料理は)バロメーターが地元の人の入り具合としたならばここも地元の人で賑わっておりました。
 もし指宿泊まりで翌日、知覧のコースがありましたら翌日の昼食は枕崎のかつお料理をお試ししてみて下さい。きっと
「確かにおいしいが量的な限度を知らん」
と言われると思いますので・・・


         熊襲亭(2002年5月21日更新)
 しかし驚くことがございます。私の働いている会社が求人をいたしますと次から次へと「入社希望者」が会社にまいります。そして入社いたします。そしてすぐに辞めてしまいます。
 楽しいお仕事であると夢と希望を持たれている方にあまり影響を与えたくはないのですが、楽しいというより厳しいお仕事だと思うのです。
 先日、まだあまり親しくない取引先の方に聞かれました。
 「旅行会社ってどう?」
 どうやら来年卒業を控えたその方の息子さんが旅行業者への就職を希望していると言うのです。そして私以外にも複数の業者に知人がいる彼は他の人の生活ぶりを見ていても決して豊かに見えないとも言っておりました。
 私といたしましては
「そりゃ、むちゃくちゃ楽しいですよ」
と言ってあげるわけにはまいりません。(あとで恨まれる可能性もありますしね)だからと言って
「止めておいた方がいいですよ」
と言うのも自分の現在の生業を否定してしまうようで、その様に言う事にも抵抗を感じるのです。
 結局は
「今は終身雇用でもなんでもないので、(やり直しがきくので)やってみるのも悪くないですよ」
と言いまして
「その内、大きく業界の再編がありますので、業界内失業者がどっと出ますよ」
と楽ではないことを強調するようにしております。
 話は変わりまして先日鹿児島へ添乗で行ってまいりました。添乗員として彼方此方に行けるということも楽しそうに見えますよね。それが慣れちゃうとそうでもないのです。(確かに私も入社1〜2年目は添乗が楽しくて自ら買って出ることもございましたが、そんなのは入社してせいぜい最初の1〜2年目だけです)
 時間は取られるし、気を使いますし。
 今となりましてはどうやってそれ(添乗)を避けるかを考えてしまうのです。
 しかし今回の鹿児島への添乗のように何もかもうまくハマッた時は(何もかもがうまくいった場合は)今でも少々感動してしまいますので、私の言動にも矛盾はございます。
 ぜんぜん関係ない話ですが鹿児島の繁華街の中にございます
「熊襲亭」
という郷土料理のお店をご存知ですか?
 普通のドライヴインの食事に比べますと少し高いのですがいい昼食が取れます。今度一度試してみて下さい。
 いつの間にか鹿児島の郷土料理の話になってしまいましたが、鹿児島の郷土料理ももすこしは沖縄の影響を受けていますね。(こればっかりは逆かもしれませんが)豚肉の料理だけですが・・・
 

  イタリアかスペインかどこかにこんな諺があるそうです。
「唄が好きな男がプロの歌手になると唄を好きでなくなる」
まあ勝手に解釈すれば
「仕事と趣味は別々にしておけ」
という事でしょうか?ですので学生時代に時刻表とにらめっこして青春18切符を使って旅行をしたという人や、格安航空券を使ってインドを放浪したという人が旅行業の仕事に就いて楽しく仕事をやっていけるかと言えば大いに疑問です。それなりに旅行の楽しさを知っている人がおみやげ屋やたくさんお礼をくれる昼食場所ばかり巡るツアーを販売することに心が痛まないはずはありません。
 そしてそういう人達は色々な旅行を体験しているからと言ってその経験が仕事にいかせているとも思えないからです。
 私はつい最近面白いホームページを発見しました。それは
「元添乗員による」
ホームページで作者は
「これから添乗員になりたい人を思いとどまらす」
ために作られたそうです。読んでいてとても面白いものでした。この作者の言うとおり添乗員のお仕事は決して面白いものではないと思います。ツアーを造成し、販売して、代金を回収することに比べたら添乗員のお仕事は誰にでも出来るものだと思うからです。実際ほとんどがなんの経験もないアルバイターでも問題なくこなす事ができるお仕事です。
 しかし誤解しないでいただきたいことは、その添乗員の力量によってツアーは面白いものにもまったくつまらないものにもなりうるのです。行程表がシナリオとしたならば添乗員は役者だともいえるでしょう。つまらないシナリオをもらってつまらないドラマにしか出来ないのならやっぱりその添乗員は
「不向き」
ということになるのではないでしょうか?
 この添乗員を経験して旅行業界に入り大活躍している人は案外多いものです。まず一番悪いところを見てしまっているのでがんばれるといったところでしょうか?

まずどこの会社でもたぶん共通したメリットを書きます

1、話題豊富な人間になれます。色々な人と出会い、色々なところへ行けるわけですから、食事のこととか旅行のこと本当に色々な体験の出来る仕事です。
2、ありきたりですが、旅行は安く行けます。自分の行きたいところに、行きたい日に行けばさほど安くはなりません。新路線就航の時のモニターツアーや研修旅行(という名目の旅行)は安く行けます。
3、お客様に喜んでいただくと妙に嬉しくなれます。うまく回り出すとどんどんお客様が増え、ああこの仕事をやっていて本当によかったなと実感できます。
4、比較的簡単に独立できます。基本的に机と電話と登録があればわずかな(わずかでもないか?)資金で独立できます。でも会社の時のお客様をキープできないと自分で自分の首を絞めることにも・・・

次はデメリットです

1、とにかくビンボーです。いったいどれぐらい貧乏かと申しますと、私今年で32才になりますが、今年東証一部の会社に就職した新卒の23才の弟よりサラリーは少ない!といったとこです。なんとばかげた事でしょうか?好きで耐えている人もいるのでしょうが・・・(これが原因で有能な人が他の仕事に変わることは多いと思います。)その割にはいろいろとつきあいも多く、使うお金は逆に多いぐらいだと思います。一度高単価のツアーに添乗したときの事。高級旅館でお客様はほどほどに料理に手を着けていましたが添乗員はきれいに食べきっていました。これも日頃の食生活のおかげ・・・? 
        
2、仕事はハードだと思います。一言で言えば
「一難去って又一難」
というかんじの毎日です。常に問題を抱えてスッキリしないといった感じです。そしてすべてクリアになったと思えば、束の間、また新しい課題に悩まされます。時間が不規則になりがちで、店が閉まってからの仕事もけっこうあります。

3、これから危ない会社が多いと思います。景気が悪くなり、
「収入を増やすより、節約の方が簡単」
と世間の人が思うと大変です。まず旅行なんかを手控えますのでモロに景気の波を受けてしまいます。
 
おおまかに言えば以上だと思います。採用に当たって旅行業者は有資格者より営業力のありそうな人材を欲しがっています。もしあなたがどうするのか悩んでいるのなら、是非とも気合いを入れてトライしてみるべきだと思います。私の場合、超バブル期にもかかわらずどうしても就きたい仕事に就けず、偶然この仕事を始めたのですが今ではこんなに楽しい仕事が他にあるだろうか?と思っています。          

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