土地は何について調べれば良いのでしょうか?
 土地について知っておくべき事は、持ち主と、他には何が有るでしょう。なかなか思いつきませんね。でも、建物の計画を建てるには都市計画から建築基準法の内容まで様々です。ちょっと難しそうと思われるかも知れませんが、役所の各部署に廻って聞くのが主な作業です。1日有れば済みますのでチャレンジしてみて下さい。
  1. 権利関係を確認しましょう。
  2. 都市計画はどのようになっていますでしょうか?
  3. 特別な決まりは有りますか?
  4. 水道は有りますか?
  5. 排水先は有りますか?
  6. ガスは?
  7. 電気は?
1. 権利関係を確認しましょう。

 土地を誰が持っているのか、抵当はかかっていないかを調べなくてはなりません。それらは「登記所」にて調べられます。「こんな事は不動産屋で教えてくれる。」等と考えないで下さい。抵当権設定が残っていたりすると、最悪自分とは関係なくても土地を没収される可能性も有りますので注意が必要です。

2. 都市計画はどのようになっていますでしょうか?

 都市計画とは、その場所にどのような建物が建てられるかを定めた物です。通常は市役所の「都市計画課」で聞く事が出来ます。高さ制限やどのくらいの面積の建物が建つかも知る事が出来ます。

3. 特別な決まりは有りますか?

 その敷地周辺での独特の決まりが有る場合が有りますので、それらを市役所の「建築指導課」または「土木課」等で聞く事が出来ます。都市計画以外にも高さ制限(斜線制限)や建築協定(ある地域独特の決まり)がありますので確認が必要です。また、建築基準法についてもこちらにお問い合わせ下さい。

4. 水道は有りますか?

 水道が引込まれているかどうかを確認します。町の水道局にて聞く事が出来ます。また、新しく引込む場合にはどこら辺を水道の管が通っているか教えてくれます。負担金を求められる事も有るので、どのくらい必要か確認しましょう。

5. 排水先は有りますか。

 水道やトイレの排水先を確認しなくてはなりません。一般的には市役所の「下水道課」で聞く事が出来ます。排水方法は、汚水・雑排水をそのまま流す方法(生放流)、浄化槽を使って側溝に流す方法、宅地内で処理しなくてはならない方法など様々です。工事費は最後の宅内処理が最もかかります。生放流の場合、負担金とう必要になる場合が有ります。

6. ガスは?

 ガスには大きく分けて都市ガスとプロパンガスが有ります。都市ガスの場合、それぞれの地方のガス屋に聞く事になります。家の前に配管が来ているか等を確認する事が出来ます。プロパンガスの場合には今まで付合って来たガスやに聞いたり、地方のプロパンガス屋に聞く事が出来ます。プロパンの場合には都市ガスと違い地域性が薄いので、幾つかのガス屋で取引条件を打ち合わせする事が出来ます。都市ガスだと最初の工事費を相当額取られますが、プロパンだとサービスで工事をしてくれる会社も少なく有りません。これは、経費を後々のガス代に乗せていると言う事ですが、交渉次第ではお得な事も少なく有りません。

7. 電気は?

 電気を引込む費用は一般的に建築費用に含まれるので、特に調べたりする必要は有りません。ただし、敷地の近くに電柱が無い場合は各地方の電力会社へ話しをしに行った方が良いでしょう。