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十二国記 月の影 影の海 五巻

第十一話は特別

一話完結。
「尚隆(延王)がかっこいい!」見終わった後の正直な感想。

六太(延麒)の生い立ちから、
戦国時代の瀬戸内で起こった小さな国の終焉のエピソードの中に、
六太が王を選ぶまでの経緯がとてもわかりやすく描かれている。
延王になる前の小松尚隆との生き様は、
民を尊ぶから民が慕う、
「上に立つ人にはこう在ってもらいたい」と言う姿が自然に描かれてると思う。
正直、感動してしまった。
ドラマとして、一見の価値はあるだろう。

技術的にも話の組み上げ方、音楽、台詞回し等、うまく融合し、
独特の雰囲気を作り上げている。
洗練されたとても感じの良い作品に仕上がっている。

このエピソードに出逢わなければ、
今でも「十二国記」を一歩引いた所から見ていたかもしれない。

主人公である陽子の人間的成長の物語として「月の影 影の海」は描かれているが、
それを吹き飛ばすほどの強烈な衝撃を受けたエピソードだった。
(この話だけ独立させても良いのではないかと思ったほどだ)
小説も読んだが、このエピソードに関しては、アニメの方が良い。

第十二話、第十三話で「月の影 影の海」の終章に至るが、
話の展開としては綺麗な終わり方をしていると思う。
小説には無いオリジナルの見せ場もそこかしこにあり、悪くない。
しかし、最後の「風の海 迷宮の岸」に続く高里紹介エピソードは余分に感じた。



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