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CASSHERN

賛否両論、でももう一度見たい

原作アニメがどうアレンジされているのか興味があり、思わず映画館に行ってしまった。
特にキャシャーンの戦闘シーンなど、映像的には悪くはなかったと思うし、興奮した。

攻殻機動隊の「イノセンス」もそうだが、作品を海外へ出したときの受け狙いもあるのか、最近はアジアンテイストの映像がはやっているようだ。

一方、ヴェトナム戦争での米軍を想起させるようなシーンが繰り返し挿入されてかなり食傷気味になったが、なぜ人は殺しあうのか、何のために戦うのかといった、一般的な反戦がテーマなのか?

あるいは、ある者が自分の思いを遂げるには、ほかの誰かを犠牲にせざるをえないという矛盾を描くことで、逆説的に、共存の可能性もあるのではと訴えたかったのか?
監督の独りよがりで、よくわからなかった。

途中、一転してしばらく無音状態が続くシーンに出くわすが、過去の戦争のフラシュ映像を見せられた満席の観客も圧倒されたみたいで、少しの物音を立てるのもはばかれるような雰囲気となった。
このときばかりは、観客のポップコ−ンを食べる音もピタリと止んで、映画館内が異様なほどの静寂に包まれたのにはびっくりした。

原作でキャシャーンが装着していたヘルメット(?)が棚に置いてあったり、母親みどりのべッドがスワンのデザインであったり、犬のフレンダーが一応申し訳ない程度に出てきたが、原作アニメをリアルタイムで見た世代にとっては、サービスショットだった。

また、ラストのほうで、種明かし的な説明がバタバタとなされるが、私の理解力が足りないのか、いまいち消化不良のまま終わってしまった。
全くの駄作なら二度と見向きもしないのだろうが、何のかんの言っても気になるので、もう一度見直おすことで、作品をもう少し理解したい。



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