御覧になるにあたって |
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カローラの名前の由来 |
英語で「花の冠」という意味。 |
エクステリア | ||||||||||||||||||||||||
未塗装バンパーに鉄っちんホイール。 レースのハーフシートカバーに全面透明ガラス。 まさに、絵に描いたような営業車スタイル。 日本のビジネスを支えるべく大活躍した、 かつての営業車の代表格、カロバンこと カローラバンです。 デザイン的にはE100系のカローラがベースになっているため、基本設計はかなり古いですが そんなに古臭く見えないのが不思議です。(まだまだ、街で見慣れてるからかも知れないですが) つり上がったヘッドライトや低い車高、丸みを持たせたリアなど 後継車のプロボックスに比べて相当スタイリッシュなデザインです。 そのスタイリッシュなデザインゆえに、プロボックスに比べると あまり荷物を積むのに適したデザインでは無いように見えますが、 バンである以上、それなりには積み込めます。(多少、無理する所もありますが・・・)
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インテリア | ||||||||||||||||||||||||||||
エクステリア同様にインテリアデザインもE100系カローラに準じています。 運転席側にやや傾いたスイッチパネル類が時代を感じさせます。 しかし、1DINサイズとはいえオーディオが空調パネルより上にあったりと 意外に時代を先取りしていた部分もあります。 安全装備としては運転席エアバックが装備されています。 助手席エアバック、ABSは装備されていません。 (助手席エアバック、ABSは共にメーカーオプション) 以前レンタカーで借りたADバン同様、シート表皮はビニールです。 ADバンの時は真夏でかなり熱かった覚えがありますが、冬は冬でとんでもなく冷たいです。 傾斜したAピラーにより、車内は窮屈間を感じます。 また、現代の車に比べてシートポジションが低めの為に 乗り降りがややしづらいのと、 有料駐車場等の料金所での支払い時には、 コイン投入口がかなり上の方にあったりと、なかなか不便な一面もあります。
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エンジンルーム | ||||
排気量2200ccのディーゼルエンジン(3Cエンジン)。 2200ccも排気量がありますが、走りは1300〜1500ccのガソリンエンジン並みです。 私にとっては初のディーゼル車なのですが、 感想としては、音と振動がガソリンエンジンとは比べ物にならないくらいすごいことですね。 経済性と耐久性に優れたディーゼルエンジン、 走行距離80,000km程度では全くもってヘタってないです。 俗に言うディーゼル規制に引っかかり、平成21の車検を最後に規制地域内では登録できなくなります。 世間では嫌われ者のディーゼルですが、僕は嫌いじゃないです。 なんかディーゼルにある独特の雰囲気はとても好きです。 黒煙吐きまくりのディーゼルはいただけないですが、 最近では環境基準をクリアするクリーンなディーゼルエンジンを搭載した車種も登場しています。 ディーゼル車を見直すいい機会になったと思っています。
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営業車カローラバン |
入社より2年間、現場移動時及び運搬等に使用する 担当営業車としてコンビを組む事になったカローラバンです。 他の支店から余剰となり、転属して来たお下がり車ですが、 右も左も分からない不安な新人時代を共に乗り超えてきた良き相棒でした。 その後しばらくしてから、プロジェクトの関係で営業車が不要になり、 しばらくは共有車として拠点に居ましたが、利用機会が少なく プロジェクトから戻った時には、他のディーゼルカロバンと共に引退してしまっていました。 (現在はプロボックスが担当です。) 後継車のプロボックスが登場してしばらく経ちますが、まだまだ街中でもちらほら見かけます。 平成13年式、総走行距離56,000Km(最終的に80,000km)、 ディーゼルエンジン搭載のカローラバンの最終モデル(DXグレード)です。 いわゆるディーゼル規制に適合していない為に、 平成21年12月の車検を最後に規制対象地域内では登録できなくなってしまいます。 僕にとって記念すべき初ディーゼル車となったカロバン、 やはりアイドリングの音や走行中の車内はかなりうるさいです。 早朝や夜中にご近所中に響き渡るエンジン音を聞いていると、胸が痛くなります・・・。 燃費に関しては、ジムニーとほとんど変わらないレベルですが、燃料の単価が安いので経済的です。 (それにしても原油価格高騰で、軽油といえど一昔前のレギュラーガソリン並みになっています。) 乗り心地は、可も無く不可も無く・・・普通です。 走りについても・・・普通です。 走る訳でもなく、かといって遅いわけでもなく・・・とても普通です。 普通に加速して、普通に曲がり、普通にとまります。 ディーゼルなので、かなり急な上り坂や追い越しなどの再加速時に 若干のもたつきを感じる場面がありますが、普通に流れに乗って走れます。 そして、重心が今の車に比べるとかなり低い位置にあるため、 高速走行時の横風やコーナーでの安定感は、なかなかいいです。 |
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扱い易く、頑丈で経済的なところ。 |
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最近の車に比べると車高が低いので乗り降りがしづらかったり、渋滞時の疲労感がたまりやすい所。 プロボックスや最近のライバル車に比べると使い勝手がいまいちです。 |
カローラバンの後継車 | |
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「トヨタ プロボックス」 カローラバンの後継になるモデル。
最初からビジネスカーとして設計されているため、 使い勝手はかなりいいです。 用途にあわせてバンとワゴンの二種類を用意。 |
主要諸元表 | |
ボディータイプ | バン |
車名・型式 | トヨタ・KE-CE107V |
駆動方式 | 2WD(FF) |
機種名 | DX |
トランスミッション | 4速オートマチック |
全長・全幅・全高(m) | 4.260×1.680×1.430 |
車両重量(kg) | 1.110 |
最大積載量(kg) | 400(5名乗車時は250) |
乗車定員(名) | 5 |
エンジン型式 | 3C |
燃料タンク容量(g) | 50 |
使用燃料 | 軽油 |