純正エアバッグ付ステアリング
[ハイキャス仕様]

Z32の純正エアバッグ付きステアリングは、発表当時はもちろん最新のデザインだったんでしょうが、
いまどきのクルマに比べたら、ムダにでかくて、ヤボったいだけです。
う〜ん、なんとかしたい。

以前、シルビアに乗ってたときのATCのステアリングが残してあるんだけど、(←お気に入り)
保険もエアバッグ付きで契約してるし、いざというときのためにエアバッグを捨てる気にはならん。

ということで、純正エアバッグ付のステアリングをスワップすることを考えました。
そのきっかけは、先日発売になったV35スカイラインクーペを見に行ってきて、
そのステアリングが気に入ってしまったから・・・。

でもまだ中古部品が出回るにはけっこうかかりそうだし・・・。
じゃあR33のGT-R用とかでもいいや!
よし探して買うぞ!!
・・・と思った矢先。

そうだ!ハイキャス車だった。
オレのクルマ。
(※注 ハイキャス→日産の4ws制御技術)

そうなんです。日産ご自慢だった?ハイキャス仕様のクルマにはステアリングに
ハイキャス用の舵角センサーが付いてるんでぇ〜っす。
まいった・・・・。

しかも、ハイキャス仕様車のステアリングにも舵角センサーの形に違いがあるらしく、
一筋縄ではうまくいきそうもない。っていうか、うまく合うステアリングが探せるのか?
とりあえず、My Zのセンサーの形式を把握しておかなくてわっっっ!

ということで、この企画です。(前フリかいっ!)

さあ、ステアリングを取り外してみましょー!(^o^)/

※まず最初に、安全のためバッテリーのマイナス端子を取り外し、しばらく放置しましょう。
ショートさせてエアバッグが作動したら・・・(汗)

まず、ステアリングの横にある目隠しキャップをはずします。この中にエアバッグユニットを取り外すためのボルトが入ってます。

こんなボルトが入ってます。

そこでこいつの登場!
日産車のエアバッグユニットを取り外すのには必需品!

ちなみに年式によって、トルクスネジのサイズが違いま〜す。
(Z32は全部このサイズだと思います)

左右のトルクスネジをはずし、エアバッグユニットを手前に引き出します。

配線のカプラーを取り外し、ユニットを完全に取り外します。

取り外したユニットの裏側です。


で、これがステアリング。あとは普通にセンターのボルトをはずし、ステアリングを抜き取るだけ。
とはいっても、ステアリングが固着してなかなか抜けなかったりします。無理矢理引っ張っても大変だし、すっぽ抜けて危ないので、すっと抜けるまでしつこく固着をとります。

方法は、
●固着部分にCRCをたっぷり注入。
●ステアリングを左右に何度も勢いよく切る。
(もうガンガンやってください)
●今度は回転ではなく、上下左右に揺すってやる。

無理に引っ張るよりこの方が楽だと思います。
(ただこれでもだめならあとは力しかないですが・・・。)

で、抜けたところ。
矢印の部分に穴があいていて、そこにハイキャスの舵角センサーがはまるのだ。

↓こっちが舵角センサー。

コラムカバーまでとっちゃったのは舵角センサーの取り付け部を横から見たかったから。
別に意味はないっす。
黄色いシールが貼ってある円盤がくるくる回ります。

というわけで、

エアバッグ+ハイキャス仕様のZ32でした。

・・・って終わりかいっ!!
そもそもエアバッグの他車からの流用の参考にしようと思って、
どんなもんかバラしてみたんですが、結論は「う〜ん・・・?」でした。

バラす前は、ハイキャス仕様のクルマじゃなくてもちょっと加工すればイケルんちゃうかなぁ・・・
と思っていたのですが。。。どうでしょう?
やっぱ無理っぽいなぁ・・・。
エアバッグとの複合技がややこしそうで。(^-^;

近い年式でエアバッグ+ハイキャスという仕様の他車からなら流用できるかも知れませんが、
うまく見つかるかどうか・・・。

探してみます。
情報求む!

理想はエアバッグを生かす。ハイキャスもできれば生かす。ステアリングが軽くなる。
あと、ここ大事。
ホーンボタンが押しやすくなる。

なにせこのステアリングは切りながらホーンボタンは押せません。(泣)


※補足

ウチのZは平成7年のモデルですので、それ以前のモデルで、
舵角センサーのカタチが違う年式もあります。

こんなふうに、四角い出っ張りが上下にあったりします。