GLOBAL
キャリパー移動ブラケット

グローバル製のキャリパー移動ブラケットと、ロッキード製のER34用310φローターに
純正4ポッド対向キャリパーを合わせてブレーキ周りを強化しました。


移動ブラケットキット

作業中の画像はありませんが、キャリパーをとめてあるボルト2本が
バカみたいに固くて、手元にあった工具類では歯がたちませんでした。

しばし、途方にくれる・・・。

うちはオヤジが農業をやってたりするもんですから、
けっこういろんな物が転がってます。
「なんか役に立つもん、落ちてないかなぁ〜」っと探していると、
もうホント、理想的な長さと太さの鉄パイプが落ちていました。

やったー!

これでここは脱出です。レンチにパイプを繋げて1メートル以上も延長。
すごいです。バキバキ音をたてながら、余裕で回っていきます。
こんなパイプひとつで恐ろしい力になってしまうことを改めて実感。
「てこ」って名前はダサイけどすばらしい原理ですね。(笑)

で、次なる難関。
今度はローターが固着していてとれません。
CRCをぶっかけて、ハンマーでガンガンたたいてはみるものの、
びくともしません。

っていうか、ガンガンたたいているつもりでも、ご家庭サイズのハンマーでは
軽くはね返されていて、憎いあいつには衝撃が伝わっているような手応えがまったくありません。
「ガンガン」というよりせいぜい
「かんかん」ってくらいです。

これではらちがあかないので、またなんか探してみます。

で、見つかったのが重さ10キロほどはありそうな
柄の部分まで鉄でできたハンマーでした。
もう真っ赤に錆サビで、ふつうは粗大ゴミにしか見えないのに
さすがにこのときは
「先生!お願いしますっ!」
っていう感じでした。(笑)

もう一発です。余裕の勝利。力技です。

なんだかんだと、けっこう手こずりながら交換したわけですが、
やっぱ自分でやると満足感が違いますなぁ。
自分を褒めてやりたくなります。(爆)

見たカンジもだいぶローターが大きく見えるし、ついでにキャリパーも塗っちゃいました。
ごおるどに!
この辺は気分もんですが、ここ大事やね。

冬になってスタッドレスに履き替えるために、普段の17インチから
必然的に純正16インチホイールになります。
そこで発見したのは、ホイールの穴から見えるキャリパーの「ぱつぱつ感」!
もうギリギリまで詰まってますっ!っていうカンジがなんかランエボみたいでかっこいいかも。

純正ホイール好きになりました。(笑)


クリアランス3ミリぐらいです。よくない?


おまけ
[恐怖体験]

ブレーキ周りを交換した日、早速バイパスで少しローターに焼きを入れ、
その後ちょっと気が早いと思いつつもフルブレーキングテスト。
160キロぐらいから2、3回試してみるものの、まだローター表面の防錆のためのオイルが残っているようで、
ちゃんと効きだすのはもうちょと先だな、なんて思いながら一度家に帰りました。

クリアランスは取り付け時にしっかり見たのに、なんか干渉しているようなイヤな音が・・・。
「さっきは聞こえなかったのになぁ」と思いながら、窓を全開にして塀の横をゆっくり走ってみます。
小さいながらも「ギシギシ」と音が聞こえます。しかも一定のリズムで。
まさにタイヤの回転に合わせて鳴っているリズムです。

翌日は朝から仕事なので、点検するなら今日しかない!
さすがにこのまま明日乗っていくのは怖すぎるので、
なんとかしたいのですが、もう外は真っ暗闇。
自分の家ではちょっと不安なので、友達の工場に向かいました。

その途中、あることが頭をよぎりました。

ホイールナット、ちゃんと締めたっけ?

考えれば考えるほど、締めた記憶がありません。
てで大体のところまで締めたのは思い出せても、
その先の記憶がありません。

今も窓のそとからはギシギシ聞こえてきます。

うわああああぁあああっっ!

慌ててクルマを止め、ホイールナットを触ってみるともうユルユルです。
今日一日のことを思い出すと、めちゃコワです。
なんたって、これで160キロとか出してたんですから・・・。

その後、もう近かったので友達の工場に行って一部始終を話すと、
彼は笑いながら、
「あぁ、オレも2回ぐらいタイヤ飛ばしたことあるよ」
と話してくれましたが、その日は笑う気になれませんでした。(ToT)/~

彼は、自分の車を自分のタイヤが追い越して行くのを眺めながら「何だろう?」って思ったそうです。