第1ステージ MTB前後車輪スポーク組み直し前段階

スポークの錆びがひどく、タイヤの劣化も確認
まずは、後輪のギア(ボスフリー)を車輪軸(ハブ)から外さなければならない。ハブの種類は、「ボスハブ」という種類のものであることを確認。ボスフリーは正ネジで、後ハブにかなり強力に固定されているので、浸透力のあるスプレーオイルを注油。しばらく置いておく。
手に持っているのは、このタイプのフリーギアを外す「フリー抜き」という工具。この工具がなければ、外せない。(外そうとすれば外せるがとても面倒。ボスフリーを分解しなければできないし、再度、このフリーギアを使用することはできないかもしれない。)
モンキー等で、「エイヤートー」と渾身の力を込めて左に回すと外れる。外れないときは、「僕は知らない〜っと」。まあ他にも、万力を使ったりするとたいていは外れる。 たま〜に外れないものもある。そのときはあきらめる。 当店などでは中古部品をストックしているのでそれを流用。
こんな感じ。ハブ軸のゆがみなどの劣化の具合を確認。この時点でこのハブが使用可能かどうか、決定する。問題なかった。さすがジャイアント、しっかりした剛性のシャフトを採用している。
リムからタイヤチューブを外して、フリーギアも外した段階。
タイヤは、十分、トレッド(溝)があるが、タイヤサイドが劣化している為に流用できないことを確認。
前輪からスポークを1本、後輪からスポークを2本(1本はギア側、もう1本は反対側)を、ニップル回しで外し、スポーク長を測っておく。組み方は6本組(後日、説明する項目)スポーク数は各36本
前輪は264mm、後輪 ギア側スポークは262mm、反対側は263mm
スポークをカットする。リムやハブ等を金属磨きなどで磨く。
このステージはこれで終了。
自転車いじりは、新しい部品を組み立てるよりも、古い部品を外すことが予想以上にに困難だということを体験学習する事になると思うよ。

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