--------------------------------------------------------------------------------
 お待たせしました...今回は時間を延長してお送りします.....
--------------------------------------------------------------------------------

アスカは、その指先に新たなる変化を感じ取った。


◇◇◇ シンジ・・・大人への脱皮・・・最終回 ◇◇◇


「ねぇ・・・アスカぁ〜・・・」
シンジは、先ほどと同じ現象が始まり出した事をアスカに伝えたかった。
しかしアスカは、一体何が始まり出したのかが気になり、シンジの股間を凝視している。

シンジ自身の根元をつまんでいるアスカの指先に、ドクッ、ドクッとした振動が伝わり始めた。

や、やだ・・・ここに心臓があるみたい・・・

あっ!・・・これが、勃起なんだ・・・シンジったら私を見て・・・

アスカの頭の中から飛んで行った知識の一部が、彼女の頭に戻ってきた。

シンジは、弱々しい声でしつこくアスカを呼んだ。
「ねぇ・・・」
「何よ、シンジ!! ちょっと静かにしてくれる!!」
アスカは、怒鳴った。
今、アスカにとっては、その呼びかけてくるシンジの声が邪魔であったのだ。
すでにシンジの股間のモノは、隆々と頭をもたげ彼の下腹部に引っつきそうなほど
そそり起っていた。

男の人って・・・こうなっちゃうのか・・・

アスカに視線が、シンジの固くなったソレの根元から先端へとゆっくりと移動して行く。
そして、シンジ自身の根元をつまんでいる指先を離し、棒状に変化したソレの中間あたりを
そっとつまみ直した。

さっきと違って・・・固い・・・コチコチになってる・・・

アスカは、無意識のうちにシンジのその部分を握り締めた。

す、凄い・・・凄すぎるわ・・・コレって私の手首ぐらい・・・
こ、こんなのが入ってくるの?・・・私の中に?・・・

アスカは、驚きの眼でシンジの固く雄々しくなった部分を見ていた。
「アスカ・・・変だよ・・・」
ようやくシンジの悲痛な声が、アスカの耳に届いた。
アスカは、我を取り戻しシンジ自身を握ったまま聞き返した。
「変って、何が変なのよ?」
「何か熱くなってきたみたい・・・」
シンジは、早く伝えたかった。
自分の股間の奥が、少しずつ熱くなっている事を、アスカに伝えたかった。

「何が熱・・・・・・!!」
アスカは、シンジの状態を見て言葉を失った。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
シンジの呼吸は荒く、目を閉じ何か苦しそうな表情をしている。
「シ、シンジ・・・だ、大丈夫なの・・・?」
「う、うん・・・」
アスカは、恐くなってきた。
本当にこのまま続けていいのかどうか。

ここまで来たんだから、もう、やめられないわよね・・・

アスカの腹は決まった。
「じゃあ、続けるわよ」
アスカは、最後の言葉をシンジにかけた。

アスカの目が、シンジ自身に向けられた。
アスカは、注意深くシンジ自身の全体を細かく観察した。
すると、今まで全く気が付かなかったことをいくつか見つけ出した。
まず、大きくなったシンジの先端からピンク色の別の物体が顔を出している。
またその先端の中央部分には、小さな切れ目が入っていた。
さらに、そこから何か透明の粘液が染み出していたのだ。


はは〜ん、この部分がグランスね・・・
でも、あの本の絵とちょっと違うような・・・


アスカは、シンジの先端を覗き込むように顔を近づけた、その時。
シンジの固くなっている部分を握っていた手が、少し下に動いてしまった。

「うっ!!」

シンジは、うめいた。


な、何?・・・今、すごく気持ちがよかった・・・
アスカの手が少し動いただけなのに・・・


アスカのその僅かな刺激によって、シンジの股間の奥が一気に加熱された。

同じ時、アスカは、シンジのソノ部分が昔見た本の絵と何故違うのかに気が付いた。


分かったわ!・・・この部分って可動式なのね・・・

アスカは、シンジ自身を握っている手を微妙に上下に動かした。
すると、シンジの先端から顔を覗かせていたピンク色の部分が、その手の動きに合わせて
隠れたり、露出したりした。


「はうっ!!」
シンジは、アスカが動かす手の刺激によって声を漏らした。

や、やめてよ、アスカ・・・それ以上されたら、ボク・・・
・・・ボク、変になっちゃうよ・・・

シンジは、今度は股間の奥だけではなく、全身が熱くなり始めたことに気が付いたのである。


そのようなシンジの思いをよそに、アスカはシンジのソノ部分に意識が集中していた。
そして自分が握っているシンジの部分が、可動式であることを確認したアスカは、その手の
動きを止めた。

・・・でも、通常エレクト状態の時って、この部分は全部下がっているはずじゃ・・・

アスカは、自分の持つ知識を総動員させ考え始めた。

・・・シンジって、仮性包茎ってやつ?・・・
だったら、私が治してあげないとね!・・・

アスカは、ニンマリと悪魔の微笑みを浮かべた。
そして、シンジ自身を握っているその手をジワリ、ジワリと下に降ろし始めた。

シンジの先端からは、止めど無く透明な粘液が溢れ出していた。
その液体が、潤滑油の役目を果たしてくれている。
アスカのゆっくりとした手の動きに合わせ、ピリッ、ピリッと音を立てているような感じで
シンジの先端から、少しずつピンク色の物体がその全貌を明らかにしようとしていた。

もう少しね・・・

アスカは、息を呑んだ。
アスカの思惑通り、もう少しでシンジのピンク色の物体が全て彼女の目の前に出現するところで
あった。
「あっ! ダメだよ、アスカ・・・それ以上しちゃうと」
「えっ!?」
突然のシンジの声に、アスカは驚いた。
そして、その拍子に固くなったシンジ自身を握っていた手を、一気に根元まで動かしてしまった。

ペロッ!!

アスカの目の前に、シンジのピンク色の部分の全てが露わになった。
アスカは、見た。
シンジのその部分が、さらに膨れ上がったのを...

その瞬間、シンジは吠えるように叫んだ。
「アスカっ!!」

ドッピュッ!

ドッピュッ!

ドッピュッ!

アスカは、続けて見てしまった。
自分の顔にめがけて飛んでくる白い飛沫を...そして...

「きゃあっ〜!!」

アスカの美しい悲鳴が浴室内にこだました。
シンジの先から射出されたドロドロとする白い粘液が、全て自分の美しい顔じゅうに飛び
掛かってしまったからである。

シンジは、自分自身の先から噴出した白い液体を見て、大声でアスカに尋ねた。
「えっ、ええっ〜!! 何か白いものがいっぱい出ちゃったよ! アスカ、何なのこれ!」
「あんたねぇ、射精も知らないの? その年になって!!」
アスカは、目に入りそうになっている、ネバつくシンジの体液を手の甲で拭き取っている。
アスカのその声は、怒りに満ち溢れていた。

「射精? 射精って・・・でもさっきアスカは、男性陰・・・なんとか症って」
「あれは、ウソよ、ウソ! ウソに決まっているじゃないの!」
「え〜!!」
シンジは、もう何がなんだかさっぱり分からなくなってしまっている。
分かっているのは、白くてネバネバとした液体が、アスカの顔に沢山着いている事ぐらいである。

アスカは、今にも泣きそうな声でシンジに言った。
「もう、シンジったら・・・よりによって顔にかけなくてもいいでしょう!!」
「髪にも着いているよ、アスカ!」

プチン!!

アスカは、切れた。
いまだに何も理解していないシンジに対して。

「きーっ!! もう、このバカシンジ!! ちょっと出て行きなさいよ」
アスカは、立ち上がり腰掛けに腰を降ろしているシンジを引っ張り上げた。

「で、でも・・・」
シンジは、アスカに引っ張り上げられても呆然としたままである。
アスカは、自分の手の甲を自分の鼻に近づけ匂いを嗅いだ。
その部分で先ほど目の周りについていたシンジの白い液体を拭き取ったからだ。
「すぐに洗わないと・・・クンクン・・・くさ〜い!!」
アスカの顔が見る見るうちに崩れ、真っ赤に染まった。
「早く出ていってよ、邪魔なの!!」
アスカは、呆然と起っているシンジを浴室の外へと押し出し始めた。
「ねぇ、アスカ、射精って・・・?」
シンジは、アスカに突き押されながらも必死に尋ねた。

「そんなの保健の教科書に載っているわよ、自分で調べなさい!!」
シンジが聞いたのは、今日最後のアスカの言葉であった。
アスカは、浴室のドアをピシャリと閉めた。

「ア、アスカ〜・・・!?」
シンジは、しつこくアスカを呼んだ。
しかし彼の耳には、シャワーの水音しか聞こえてこなかった。


その日の深夜、アスカとミサトが寝静まった頃.....
シンジは、初めて保健の教科書を開いた。
彼自身、他の教科もそうだが教科書を開くのは、中学に入学してから初めてであった。
シンジは、黙々と保健の教科書を読みふけった。

そして....


だまされた・・・


シンジが、その事に気が付いた頃には、窓の外が明るくなっていた。



--------------------------------------------------------------------------------
         ・・・お・し・ま・い・・・
--------------------------------------------------------------------------------

最後にシンジさんから、読者の皆さん宛てのメッセージが届いております...

「ボク、これから・・・ひとりでできるもん!!・・・」

--------------------------------------------------------------------------------



すのー「たぶん、読者のみんなが思ったこと…」
アスカ「結局、アタシまたコメントに…ま、いいわ。何よ、すのー?」
すのー「さ、最後までやらんかいー!!(爆)
アスカ「凝縮されてるわね(笑)」
すのー「だまされた、って…シンジもアホすぎや(爆)」
アスカ「でも、おもしろかったわね!」

ついにシリーズ完結。シリーズ全体への感想をぜひ新人太郎さんに。

shinjin@tarou.club.or.jp
新人太郎の書斎


もどる