朝日新聞をみんなで叩き潰す掲示板

どうやったら本当に「朝日新聞」を叩き潰せるか、笑いながら考える板。



靖国とマスコミ(1) ※連続投稿失礼 投稿者:コアラのマーチ  投稿日: 8月15日(水)03時15分28秒

今日久しぶりにNステとN23を見た。Nステの方は相変わらず
一方的な主張の垂れ流しだったが、N23は靖国に関する座談会
をやっていた。座談会は靖国参拝の賛成派、中立派、反対派の3
者を招いて議論させていた。相変わらずキャスターのコメントは
妙なバイアスがかかっていた(韓国、中国の一部の市民のデモを
「アジア一斉に反発」と報道していた)が、座談会をやって各者
の意見を生で報道するN23の姿勢は(Nステなどに比べると)
一応は評価できると思った(甘いかな)。

「中立派」の桝添さんの主張は切れ味が悪かった。誰でも死ねば
神さんになり祭られるという日本人の宗教思想が海外に伝わらな
いから騒がれるのだ、というのはピントのずれた主張だ。そのよ
うな説明がまったく不要だとは思わないが、

むしろ靖国問題のポイントを挙げるとすれば、

1)国内の靖国反対派の反対理由は主に「政教分離」と「A級戦
  犯合祀」である。(どちらかと言えばここ10年は政教分離
  からの反対が主であった。ただし参拝は憲法違反ではない。)

2)海外で反対している国のうち、中国の反対理由は「A級戦犯
  合祀」である。一方韓国の反対理由はよくわからない。教科
  書反対の流れが、靖国参拝にまで影響を及ぼし、なりゆきま
  かせで非難しているように見える。(過去に韓国は正面から
  靖国参拝を非難していただろうか?)
  韓国世論は、教科書問題で日本の過激な左翼とつるんでしま
  ったので、その主張は「靖国参拝は軍国主義につながる」な
  ど、左翼の極端な意見の受け売りがほとんどだ。

3)国内の靖国参拝反対派は自分たちの主張を通すために、海外
  の反対世論を利用しているように見える。海外からの靖国批
  判が執拗なのは日本の左翼運動家と左翼マスコミが海外を煽
  り続けるからである。大衆ナションリズムがヒステリックで
  危険な状態にあるのは、日本ではなく韓国や中国の方である。


などポイントは他にいくらでもあるのではないだろうか。


靖国とマスコミ(2) ※連続投稿失礼 投稿者:コアラのマーチ  投稿日: 8月15日(水)03時14分17秒

座談会の中で、かつて社会党が靖国参拝やA級戦犯合祀に賛成し
たことなどを自民党の政治家が指摘したのは正しいと思うし、靖
国参拝がつい十数年前までは問題なく行われていたのに昭和60
年以降に急に騒がれるようになったことに触れるのも当然だと思
うが、それに触れるのであれば、どうして昭和60年以降にこれ
だけ騒がれるようになったかというその経緯について、もっと突
っ込まないのだろうか。 

これだけ大騒ぎになったのもマスコミにも大きな要因があるのだ
が、そういったマスコミの責任をテレビなどで全くと言っていい
ほど批判できないのは何故か。テレビなどマスコミに出て、マス
コミを批判するのが難しいからなのか。マスコミを批判したら最
後、お呼びがかからなくなることを恐れているのだろうか。

息も絶え絶えだった日本の左翼マスコミが、自分たちと異なる意
見を持った相手を叩くために、日本人の意識を誇張歪曲して海外
に伝え、海外でくすぶる反日論者の日本非難に火をつけ、外交問
題レベルの騒ぎを起こすのを常套手段としてきたことを甘くみて
はいけないのだ。


靖国とマスコミ(3) ※連続投稿失礼 投稿者:コアラのマーチ  投稿日: 8月15日(水)03時13分02秒

左翼系マスコミが日本での異論を封じ込めるために、海外の圧力
を利用したケースには枚挙にいとまがない。

1998年4月に日本近代史専攻の歴史学者であった福地惇氏は
大学を辞職して文部省の教科書調査官(歴史教科書検定を担当)
に赴任した。

その後、某雑誌(9月号)で行われた座談会に福地氏が出席し、
そこで氏が歴史教科書について若干の発言を行った。

その雑誌が発行されて数ヶ月たった98年11月に(中国の江沢
民主席の来日がせまった時期に)その雑誌の座談会での福地氏の
会話の一部を(例によって)共同通信が悪意を持ってつまみ食い
して配信した。(これは問題ですよと、江沢民来日に合わせるか
のように、国内左翼と中共を扇動した。)

そして、その記事が出てからわずか数日後に、文部省は福地氏の
処分を決定した。

その処分の対象になった福地氏の発言は次のものである。
(座談会に出ていた岡崎久彦氏から、歴史教科書の偏向を正すこ
とは出来ないのですか、と聞かれて答えたものである。)

「ちょっと無理ですね。私は今年の4月から文部省の教科書調査
官になったんですが、平成10年度は小学校の社会科で6年生か
ら日本史が入っていまして、それを読むと、近代史が幕末から現
代までの半分ぐらいあって、ほとんど戦争に対する贖罪(しょく
ざい)のパンフレットなんです。それで、侵略戦争を二度としな
いようにするためには、どうしたらいいかということが最後の結
びになっている。僕はちょっと気が滅入りました。あの戦争はよ
かったとはいえませんが、わけありでああいうことになったわけ
で、日本だけが悪いという感じで書かれると、子供たちが本当に
どういう気持ちがするだろうかと思いますね」


靖国とマスコミ(4) ※連続投稿失礼 投稿者:コアラのマーチ  投稿日: 8月15日(水)03時12分07秒

福地氏は、教科書の偏向を正すことができるか、という問いに対
して、無理だと思うが偏向のようなものがあることは感じるとい
ったようなことを言っただけなのだ。それで処分にまで追い込ま
れるような容赦無いバッシングを受けた。

マスコミが一方的に悪意を持って、特定の個人を悪魔化しようと
すれば、無名の個人はもはや防ぐ手立てが無いのが実情である。
相手の言説の中から、やっつけやすい部分を一方的につまみ食い
出して、相手を単純化し、しかも相手に反論の機会が無いところ
で陰険に叩きのめす。

こういう奴らは「報道機関」ではなく、「活動家」を名乗るべき
なのだ。

頭が鈍く複雑で多次元的なものを整理し消化する力量も無いから
レッテルはりのような単細胞的思考しかできない。
「つくる会」が戦争肯定派で、「反つくる会」が戦争否定派だと
いうレッテルなどがその例だ。

「新しい教科書」を支持したら「戦争肯定派」だとののしる連中
は、かつて戦前に軍部を批判したら「非国民」だとののしった人
々と大差ない。

戦中にまでさかのぼらなくてもよい。
ちょいと10年くらい前にも、憲法9条を検討しようと問題提起
しただけで、「戦争をやる気か」という狂ったような怒号がマス
コミに燃え広がった。

日米安保がある以上、集団安保に目を防ぐことはできない。であ
れば、集団安保が危険な方にいかないように、冷静に議論するの
が当然ではないか。その際に法律の整備も議論の対象になるのだ
から、常識的に考えれば憲法も9条を含めて論じられるのは当た
り前のことである。


靖国とマスコミ(5) ※連続投稿失礼 投稿者:コアラのマーチ  投稿日: 8月15日(水)03時11分10秒

ところが偏向マスコミは、憲法9条改正を議論するだけで「戦争
肯定派」だと決め付けた。そして、議論する政治家は好戦家だと
いう偽りのメッセージを海外に流し続けた。そのためアジアの一
部の国では憲法9条改正はまかりならぬという非難まで出るよう
になった。

常識的に考えれば、実際は軍隊が存在するのに、憲法で存在して
はならないと決め付けるのは大きな欺瞞であリ、自衛に限定して
軍事を認めるなど憲法を手直しするべきと考えるのも自然な発想
の一つである。憲法9条改正は日本の軍国主義化につながると考
えるのが異常で本来そんな主張は間に受ける必要が無いものだ。
また他国がそういった言いがかりをつけてきても、毅然とそれは
内政干渉であると撥ね付けるのが当たり前だろう。

それが当時の左翼は違った。日本はアジアに迷惑をかけたのだか
ら、憲法9条を改正すべきではないという相当な論理の飛躍が、
偏向マスコミの一方的印象操作の前ではもっともらしく見えた。
国民の多くがそういった左翼マスコミの情緒的報道により思考の
停止を余儀なくされた。(海外での、憲法9条改正は慎重にとい
う意見をつまみ食いし、さもそれが国際的世論であるかのように
報道していたのも偽善的だった。自分たちと同意見が国際世論で
あり、異なる意見は国際世論ではないのだった。)

だが現在はどうだろう。そのような現象はもはやない。憲法9条
は実態に合わせるべきだというのを政治家が発言するのも可能に
なった。

それは何故だろう。
理由はいくつもあるだろうが、大きいのは旧社会党の衰退だ。


靖国とマスコミ(6) ※※連続投稿失礼(これ最後です) 投稿者:コアラのマーチ  投稿日: 8月15日(水)03時10分13秒

当時の旧社会党が国会でどんなことをやっていたか端的に示す。

 自民党:「日米安保は〜です。」
        ↓
 社会党:「戦争でアジアで何千万人死んだと思っているのか」
        ↓
 自民党:「しかるに集団安保は〜です。」
        ↓
 社会党:「中国大陸で何人死んだと思っているのか。」
        ↓
 自民党:「また憲法9条は〜です。」
        ↓
 社会党:「戦争で、日本人何人死んだと思ってるのか。」

シュプレヒコールをやるのなら、どっかの空き地でやってろと
言いたくなるような代物だった。

旧社会党の情緒的反応の前では、冷静な議論は不可能だった。
そして、その旧社会党を左翼マスコミが煽り続けた。国会で安
全保障について、冷静な議論ができるようになったのも旧社会
党が衰退し、マスコミに煽られるような政治家がいなくなった
からだ。(民主党党首の鳩山氏でさえ改憲論者と言われるよう
に政治勢力図が変わった。これを「右傾化」などとマスコミは
言う。思考停止もいいところだ。)

安全保障問題でやっと左翼マスコミの偏向的・情緒的・クソま
みれの報道がおさまったと思ったら、今度はまたぞろ歴史認識
問題だ。あと何年マスコミのアホ報道につきあわされなければ
ならないのだろうねェ〜。