| ホームへ | 会の活動日誌と写真紹介へ | 会が催した集会一覧へ |
野口英世記念会館で、「米英のイラク侵略糾弾! 日本の参戦を許すな! 4・6緊急集会」を開催しました。 380人が参加しました。集会後にアメリカ大使館抗議行動と渋谷反戦大行動をおこないました。 以下の抗議文を採択しました。 抗議申入書 アメリカ合衆国大統領 ジョージ・W・ブッシュ 殿 内閣総理大臣 小泉純一郎 殿
あなたは先日、マイケル・ムーア氏に「恥を知れ!」と言われましたが、 全然自分を恥じていないようですね。 独裁者に虐げられる可哀相なイラクの人々に、正義と民主主義を与えるためと称して、 彼らの住む町を空爆で破壊しまくり、無辜の民を大勢惨殺した。 あなたの言う「正義の戦争」に反対する国民を大勢逮捕した。 (その中には、あなたが所属する教会の牧師さんもいましたね) 自分は安全な場所にいながら、 「正義の戦争」の現場で戦う兵士達を、 安い給料と一日わずか一回の食事で人殺しにこき使う。 今、あなたの国では、「イマジン」や「花はどこへ行った」のような反戦の歌は全面放送禁止だそうですね。 まさに、アメリカの自由と民主主義の正体見たり!です。 イラクの人達は、そんな自由や民主主義なんか欲しがっていませんよ! ただちに兵を引き上げて、殺戮をやめなさい! ジョージ・ブッシュ、 私たちは、あなたの語る「正義」や「民主主義」、「平和」を許さない! 小泉首相へ あなたは「米英の戦争を支持する」と言う。 「イラク復興のために自衛隊を派遣する」と言う。 「北朝鮮の脅威に対処するためだ」と言う。 あなたは、イラクの次に、「北朝鮮の民主化のため」と言って、アメリカ軍と一緒に北朝鮮を攻めるつもりですね。 あなたは、そのために有事法を今の国会で通そうというのです。 私たちは、あなたの悪だくみを許さない! 在日朝鮮・韓国人は絶対に許さない! 日本および朝鮮・韓国の人々は、日本とアメリカの戦争政策を決して許さない! 民主化と正義の戦唱えども 人を殺めて何の正義ぞ 日本よ今こそ叫べ反戦を 被爆の国の威信にかけて 2003年4月6日 「米英のイラク侵略糾弾! 日本の参戦を許すな! 4・6緊急集会」参加者一同 「米英のイラク侵略糾弾! 日本の参戦を許すな! 4・6緊急集会」に寄せられたメッセージ たとえ困難な道であろうとも、平和な世界を創造するために、ともにたたかってまいりましょう 弓削 達 共同代表(東京大学・フェリス女学院大学名誉教授) アメリカとイギリスの両政府は、3月20日にイラクへの侵略戦争を開始いたしました。この戦争は、史上稀に見る残酷で非人道的な戦争であります。ブッシュ大統領は、「イラクの国民に自由をもたらすための戦争」だと称しております。けれども、実際に米英軍が行っていることは、殺戮であり、略奪であり、破壊でしかありません。アメリカは今、その巨大な力を背景にして全世界を激しい戦争状態に叩き込んでいるのです。 すべてのみなさん。私たちは世界中の貧困と抑圧におかれている人々とともに、自由と独立のために、アメリカの世界支配――「パックス・アメリカーナ」と闘わなくてはなりません。 そしてまた、このアメリカの侵略戦争の機会を狙って、アメリカの後押しによって日本を世界戦争に引きずりこもうとしているのが小泉首相であります。しかしながら、私どもはアメリカの追随者に甘んずることによって再びたくさんの血を流すことがあってはなりません。 私どもは、世界に誇るべき平和憲法を持っています。この憲法は、アジア・太平洋戦争を経験した世代にとっては、生きてこの幸せを味わえるとは思わなかった、珠玉のような人間の幸せの極と思われたものでありました。私は、あの体験を決して忘れてはならないと心から思うのであります。この平和憲法を守り、具体化し、平和な社会をつくるために、朝鮮や中国の人々と、そして世界のすべての人々と手をたずさえてたたかわなくてはなりません。アメリカにごまかしの「平和」をつくらせないために、そのためには仮に血を流しても、世界の平和のために貢献すべきだと、私は思うのであります。 私は声を大にして要求します。「アメリカのイラク侵略糾弾! 日本の参戦絶対反対! この地球上における永遠の平和を! 日本国憲法の絶対平和主義を!」。これが世界の原則になることを要求します。みなさん。たとえ困難な道であろうとも、平和な世界を創造するために、ともにたたかってまいりましょう。(2003年4月6日) 天人ともに許さざる侵略と征服の戦争を厳しく糾弾し、 力を尽くして反戦平和の闘いをつづけましょう 森井 眞 共同代表(元明治学院大学学長) 私たちはすべての戦争に反対しますけれど、それにしてもブッシュのイラク戦争は一応正当そうに見えるというような理由さえもない。天人ともに許さざる侵略と征服の戦争です。 この犯罪行為を、小泉は支持すると公言してみずからも戦犯になりました。小泉という人は法律もわからない。歴史の意味も、日本国憲法の深い意義もまるでわからない。50年先どころか、10年・20年の先も考えないで、目先の打算からアメリカの尻にくっついて次の戦争に向かって準備をしております。 私どもは、今後事態がどんなふうに展開しようとも、これまでにもましてブッシュや小泉らの非を厳しく糾弾し、力を尽くして反戦平和の闘いをつづけていかなければならないと思います。いま理屈を言うのではなく「人殺しをやめろ!」と、心から叫んでいる人がたくさんいます。私は、これはとても大事なことだと思うのです。私どもの闘いは、センチメンタリズムや場当たり的な思いつきとはまったく違いまして、人間を大切に思い、平和を求める人類の切なる悲願につらなるものです。 うれしいことに、いま、これまで歴史上なかったように、世界中いたるところで反戦の叫びが澎湃としてわき起こっております。私どもはこの全世界の心ある市民と連帯して、いよいよねばり強く戦争に反対をし、平和を求める闘いをつづけていかなければならないと思います。(4・6緊急集会の閉会あいさつ) 許すまじこの世界史を破り去る 暴挙を我は永久に許さじ 土屋公献 共同代表(弁護士・元日弁連会長) イラクでの殺戮と破壊は、アメリカの残虐と愚劣を我々に見せつけています。今、日本では、隣国への恐怖を募らせ、「自衛」熱を煽る動きが盛んですが、決して乗せられてはいけません。 指導者と体制を批判することは自由ですが、その国の国民には罪はないのです。過去に日本が朝鮮の人々に与えた加害(何十万人という拉致を含む)を、先ず謝罪し賠償することが平和への道です。国民同士仲良くすることです。 自他の殺し合いと破壊は、その何十倍という費用を要し、あとに怨念を残すばかりで、これ程愚かなことはありません。(4月6日) 情報操作に騙されてはならない 池田龍雄 共同代表(画家) 世界中の人々の反対を無視して、非道この上もない侵略戦争が始められた。 戦争は武器による戦いであると同時に、情報による戦いでもある。当事者は、不正を正義とすり替えるために、敗北を勝利に見せかけるために、敵だけではなく味方さえ欺くほどのえげつない情報操作を謀る。故に、戦争に関してはいかなる情報もそれを鵜呑みにしてはならない、騙されてはならない。 戦争は、どちらが勝とうが負けようが、非常・残酷であることに変わりはないのだ。被害を蒙るのはどちらの側も同じ「人間」である。だからこそ、戦争が終わるまで、同じ人間として叫び続けなければならない。戦争を止めろ! ただちに止めろ!! と。(2003年4月2日) ニヒルのはやめよう 死んでいく人は絶望すらない 目取真 俊さん(小説家) イラクへの侵略戦争に私たちは当事者であることを自覚すべきだと思います。アフガニスタンやイラクへの米軍の攻撃を支えている日本の支援に対して、私たちには責任があるはずです。デモや集会がすぐに効果をあらわさないからとニヒルのはやめましょう。死んでいく人たちには絶望すらありません。当事者として私たちは少しでも米軍の攻撃を止める努力をしつづけなければいけないと思います。 (表題は編集者) あきらめずに声を出して 吉永小百合(俳優) あり余るほど大量破壊兵器を持っている国が、持っているかもしれない国を攻撃する――私にはどうしても納得出来ません。許してはいけないことです。 あきらめずに声を出して、これ以上イラクの人々、子供たちが犠牲にならないよう訴えましょう!! (表題は編集者) |