トーキョーN◎VA 2nd. Editionリプレイ 『Shining Sky』

  シーン3:《太陽》の沈まない町で

R:さあ、皆イントロンできたぞ。
アゲハ:あの……きちんとできましたか?
R:ああ。ところで皆さん、ウェブ内での姿は考えているのかな?
一同:何い?
R:そう。ウェブ内では普段とは別の姿になるんだ。
アゲハ:シャドウランのペルソナのような……。
R:そうそう、そういう感じ。
 (一同、しばし相談)
ルーファス:私からか?私は……アレだ。
R:(嫌な予感)……、あれって。
アゲハ:(嫌な予感)ミカエル?
ルーファス:そう(笑)。
一同:こだわるねぇ(苦笑)。
ルーファス:まあ、ハンドルが“セラフィック・フェザー”ですから。
闇零:だったら俺はサタン、もしくはデーモンってとこかな。
アゲハ:なるほど。だったら私はティターニア様にします。
七枷:んー、僕は軍神マルスです。
幻霊:(ルーラーに)あの〜、神様でないといけないんですか?
R:いいや、別に(笑)。
幻霊:だったら僕は胡蝶にします。
日月:綺麗。私は……(しばし考えて)ピカチュウにします(笑)。
一同:ピ、ピカチュウですかい(爆笑)!
闇零:す、すごい……(笑)。
アゲハ:(涙目で)この人達とイントロンするの……?
R:これくらい普通だよ(笑)。
アゲハ:(ルーラーの方を見ながら)……ピカチュウも……?
R:……。
ルーファス:まあ、気にしなさんな(笑)。

 一行は、タタラ街のナンバーにアクセスして、タタラ街の“門”までやって来ます。
門番/R:ん、新入りかい?キーコードを見せて貰おうか?
アゲハ:(一同に)嘘つかなくて、いいよね?
七枷:別にいいんじゃないの?
アゲハ:じゃあ、普通に出すね。どきどき(←プレイヤーが言ってる)。
門番/R:(キーコードを確認して)よっし。それじゃあ、楽しんでおいで。
日月:それで、どこに行けばいいんですの?
ルーファス:まあ、ウェブ内にも繋がりがあるから。
七枷:(言葉を引き継いで)それを辿っていくんですよ。
アゲハ:(なにやらさみしげに)……ルーラー、で、どっちにつながってますか?
R:(同じくさみしげに)……北に一つ。
幻霊:(びっくりして)ど、どうしたんですか?
闇零:気にしない、ただ単に拗ねているだけだよ(笑)。
 ウェブ内の位置関係を表すために地図を書きながら、ゆっくり慎重に進んでいく一行。ところが…。R:ええと、次のフロアに行くまでに、新し
 い門がある。

アゲハ:ん?一般の住居?
R:そう。
日月:あのー、通してもらえませんかあ?
タタラのお爺さん/R:ん、何じゃ?ここを通りたいんか?
アゲハ:ええ。
タタラのお爺さん/R:ほう。……だめじゃ(笑)。
闇零:(キレて)なんでじゃぁー。
七枷:(闇零を押さえて)どう、どう。
タタラのお爺さん/R:ん、どうしても通りたいんか?
ルーファス:ええ。
タタラのお爺さん/R:どうしても通りたいのなら……。
一同:どうしても通りたいのなら?
タタラのお爺さん/R:ワシとジャンケンで勝負じゃあー(笑)。
一同:なぁにぃぃー?
 突然行うことになったジャンケン勝負に、一行は大わらわ。結局、ジャンケンが一番強そうだということで、日月さん(のプレイヤー)がルーラ
 ーにジャンケン勝負を挑みます。
日月:お手柔らかにお願いしますわ。
タタラのお爺さん/R:よし、三本勝ち抜きじゃ。
一同:がんばれー(声援)。
ルーファス:大丈夫、彼女(日月さんのこと)だったら絶対に勝てますよ。
一同:それじゃあ、ジャンーケンー。
R&日月:ぽんっ。
一同:勝ったー(安堵)。
 といいつつ、ストレート勝ちでした(笑)。このお爺さん、やっと快く門を通してくれました。そ の時に、前に通ったニューロらしき少年のことを
 ちらりとこぼしたのですが。……誰も聞いていま せんでした。ところで、一歩次のフロアに進んだとたん……。

アゲハ:あー、二つに分かれたー(泣)。
七枷:(平然と)困りましたね。
幻霊:二手に分かれますか?
闇零:いや、それはやめた方がいい。下手に分かれた方が狙われやすいし。
アゲハ:とりあえず、相手の動きをトレースします。
R:(達成値を見て)うーん。それくらいだと……、4つ先ぐらいまでかな?
 4つ先にあったのは、ずっと昔に放棄されたデータバンク。何だってそんな所がと悩んだ末に……。
R:それで、行くんだね?
アゲハ:(黙ってうなずく)
R:それじゃあ、その場所に着くよ。
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