(01.03.16) 霊術室のご案内へ








Q.  霊術家になりたいのですが、それに伴うリスクを教えてください。


A.  まず第一に、世間の冷たい目があります。

 たとえば、あなたが、自分は霊術家であるとか、霊術が出来るとか、あるいはそれに類似した事を口にしますと、ほとんどの場合、まわりから白い目で見られます。場合によっては、露骨に詐欺師扱いされることもあります。

 次に考えられるリスクは、霊魂に狙われる可能性が増えることです。

 霊術家とは、意識の低い霊魂をも扱う仕事ですので、霊魂に狙われることは常にあります。ですが、高級で強力な霊魂の集団に連なっている方の場合には、まずそうした心配はありません。(「応接室」 参照)

 むしろ、過度に心配しすぎて、その気持ちが自分に協力してくれる霊魂との信頼関係を弱くし、その結果として霊力を下げてしまい、反動として、依頼者の低い幽気を吸ってしまうことはあります。

 つまり、信仰心や、霊魂との信頼関係が弱い人は、霊術家にはなれないのです。

 霊術家は自分の身よりも、依頼者の事を真剣に心配するような人でないと、なかなか勤まらない仕事です。また、そのような人にこそ、高級な霊魂団も霊力を降ろしうるようです。

 そして、もう一つ、触れておきたい事は、霊的技法にもいろいろなものがありまして、技法それぞれにリスクが異なるという事です。

 たとえば、除霊や霊的治療などの場合ですが、高級な霊魂団に連なって、正しく指導を受けた人の場合は、精神的な疲労や物理的な肉体疲労などを除けば、それほど大変ではありません。直接、人と対面するわけですから、人と接する事による疲労はかなりあります。けれども、霊的に自分が障害を受けるわけではありません。

 ところが、霊査をしたり、霊言や自動書記をすることは、大変に自身を疲労させます。やはり、物理次元ではない存在と、直接交流する事は、容易なことではないようです。霊査や霊言は、決して間違いや行き違いがないように注意しなければなりません。常に霊魂と一体であるように努力しなければならないのです。ですから、その分、慎重になりますし、人間も霊魂も大変な努力を要求されています。

 また、除霊や霊的治療であっても、その場で技法を考案するといったような霊的な達人の場合は、その分、エネルギーを大量消費しますので、その疲労は甚大なものとなります。

 いずれにしましても、特別な達人以外の方は、習った技法をそのまま行なうだけですので、高級な霊魂団と密接に交流する限り、霊的側面では、それほどのリスクはありません。

 たとえ除霊であっても、背後に控える霊魂集団が強力であれば、何の心配もありません。もちろん、決して油断してはならない事は、言うまでもありません。

 つまり、霊術家にとって大切なのは、まず、指導霊団の質、次に、自己犠牲の気持ちと信仰心、それこそが霊術家の本当の能力なのです。



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