15. 高級な霊能力者とは  (2000.08.18)
     -高級な霊能力者の欠点 - 


 すでにご存知のように、高級な霊能力者には二種類ありますが「14.高級な霊能力者とは」参照)、実は、この両者にはそれぞれに欠点があるのです。

 まず、一つは相談者から見た高級霊能力者です。これは、霊魂を探求する立場から見ると、高級というよりもむしろ、良い霊能力者と言った方が妥当です。とはいえ、一般の人達の視点からすれば、高級霊能力者と呼び得ると思えます。
 この相談者から見た高級霊能力者の欠点は、ほとんどの場合、霊能力者に関与している霊魂が、霊的な基準から見ると、それほど高級ではないという点にあります。

 霊能力者が高級な霊的身体やオーラをしていなければ、高級な霊魂は関与できませんから、必然的に霊的にはそれほど高くない霊魂しか関与できないのです。
 そうなりますと、良く当たるとか、良く見えるとか言っても、その事が相談者の人生にとって本当に良い事かどうか、といった大切な事がなおざりにされて、目先の利益ばかりが追求されてしまうことが多いのです。
 そのような場合、霊能力者は、都合の良い相談相手にはなっても、人生を長い目で見ると、かえって悪い結果を招くことも多いと言わざるを得ません。
 特に、関与している霊魂の質が低い場合には、それどころではなく、霊能力者に関わる霊魂によって、相談者は低い幽気というものを付着させられたり、あるいは、悪い霊魂が新たに付いて来たりすることすらあるのです。
 
 相談者に都合の良い霊能力者とは、本当は、高級とは言えないのです。


 一方、霊的視点から見た霊能力者はどうなのでしょうか。やはり欠点があります。
 高級な霊能力者は高級な霊魂に関与されています。そのために、人間の私的な利益のためにはなかなか動いてくれないという側面を持っています。その上、高級であるがゆえに、地上の細部には目が届かないことが多く、いわゆる、 “当てる” ことはあまり得意ではないのです。むしろ、意識の低い霊魂の方が、人間の社会を頻繁にうろついているために、ずっと多くの、様々な情報を持っていたりもします。そうした意味では高級霊魂は、たとえ、部下を使っていても、低い霊魂ほどには人間社会の事に詳しくないものなのです。


 そうなると、一般の相談者の人気はやはり、相談者の側から見た高級霊能力者に集まりやすいのです。
 霊的に見た高級霊能力者は、高級霊魂の想念の影響下にあります。その高級霊魂は、人間が霊的生命体として進歩向上することを目的として、人々を指導したいと考えています。そのために、悪い霊魂が憑依していれば除霊しようとしますが、入学試験に合格させてくれ、と言われても、それが霊的な進歩につながらないと判断すれば、手を貸してはくれないのです。霊能力者がそれを理解せず、無理に祈願しても、良い結果は出ません。そのため、あの霊能力者は力がない、と言われやすいのです。

 さらに、高級霊能力者にはもう一つ、大きな欠点があります。それは、無意識的に高級霊魂の影響を受けるために、自分の表面意識の持つ感情とは異なる心情が涌いてくることがあり、その心情を良く処理できないこともあるのです。そうなると、自分の人生をきちんとこなす事さえ難しくなってくるのです。
 なぜなら、自分を超えた意識との遭遇は、一つ一つが新しい修行を作ってしまいます。そして、それに全て打ち勝たなければ、霊能力とは、維持しにくいものなのです。

 当たる外れるとかではなく、真に霊的に高級と言える霊能力者はほとんどいないのであり、また、もしもいたとしたら、その人は、日々、試練に打ち勝っている人ということになる、と言っても過言ではないでしょう。

 単なる霊能力者には成れても、霊的に高級な霊能力者には、それに相応しい努力をする気がなければ、決して成れないのです。チャクラを少しイジッたくらいでは、高級な霊能力者には決して成れないのです。

 それでも、真剣に高級霊能力者に成りたいという方は、なぜ、そこまでして霊能力者に成りたいのか、それをよくよく考えられ、その上で、霊的な身体と霊的な意識を進歩させるための訓練を充分にこなし、それが終わってから、世の中にはめったにいない、最良の師を探すしかないのです。