[戻る]
霊査とは Ι (2000.10.10)


霊査というと、一般には、テレビなどに出演している霊能力者の方が行なう「霊査」が有名です。そうした霊査は、霊査を受ける方について、どのような霊が憑いている、とか、あるいは、何かを言い当てる、といった事がよく行なわれているように思います。

しかしながら、霊査というものは、それぞれの霊能力者の方によって、方法も、考え方も違うもので、いろいろなスタイルがあります。

したがいまして、霊能力者の方の中には、側にいる霊魂はよく見えるけれども、人間のオーラはよく見えない、とか、また、その逆もあります。

つまり、いろいろな得意不得意があるのです。

ですが、一般に、信憑性の高い霊能力者の特徴としては、憑いている霊魂を指摘することはできても、相談者の家の中まで分かるという人は、まずいません。

なぜかといいますと、霊魂は物質の肉体を持っていませんので、私達が霊魂の世界を見ることができないように、霊魂の方でも、物質の世界である家の内部の様子などは、あまりよく分からないのです。もっとも、一部、性質の悪い霊魂の場合は、頻繁に他人の家などをうろついたりするものもいるようですので、そうした霊魂を使う方には、不可能とはいえません。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、一般に、霊能力者は占い師ではありませんので、物質の世界の事を言い当てる式の能力はあまりないのが普通です。が、世の中にはいろいろな特殊能力というものが存在しうるかもしれないのですから、そうした能力の持ち主をニセモノだと断定しているわけではありません。

実際、一般に言う、超能力的な力を活用すれば、そうした事も不可能とは言えません。

とは言いましても、霊能力者が行なう「霊査」というものは、やはり、霊魂やオーラといった霊的な事柄について、より正確に指摘できること、が重要だと言えます。

相談者が今朝、何を食べたか、を当てても、側にいる霊魂のことが分からないのでは、意味がありません。また、意識が高級な霊魂になりますと、無意味なエネルギーは使わないようですので、その時、最も大切な事を霊能力者に語らせようとするように思えます。

したがいまして、霊的な観点から何が大切かを考えた上で、より正確な指摘をすることが求められているのだと思います。

                
[戻る][霊を知るために][HOME]