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霊魂学の主張


真偽編



9 ニセ霊界通信の問題点
(110728)


偽りの霊界通信は世界中に多数あります。そして、本物は数が少なく、それほど有名になっていない可能性があります。(『霊魂イエス』 参照) これでは、人々は何を勉強して良いのか分かりません。

霊魂の世界に目覚めても、勉強する資料がないのでは困ります。霊魂学としましては、もちろん、霊魂通信を勧める事になります。ですが、多くの人達にとっては、宗教的、あるいは霊的団体と呼ばれる集団には警戒感があると思われます。そうした警戒感が邪魔して、霊魂通信を勉強する人が出ないことは大変に残念な事です。

つまり、ニセ霊界通信に共通した問題点は、読者に霊的な分野が読書のみによって知り得るものだと勘違いさせてしまった点にあるのです。そして、また、祈りや簡単な瞑想と、利他的な行為を繰り返すことなどで、あたかも霊的に向上できるかのような錯覚を与えてしまった事なのです。

西洋の神秘主義者がスピリュアリズムを批判するのも無理はありません。神秘主義者は神秘的な修行の重要性を理解している人達が多くいました。そうした人達はスピリュアリズムが精神論ばかりなので、低い評価しかしなかったと思われます。偽物が多い事もその原因の一つだったのかもしれません。

神秘主義の人達はヨーガや魔法の体系などを熱心に研究されました。その姿勢には真摯なものがあります。つまり、頭だけでは霊的な分野は正しく理解できませんし、霊的な進歩は難しいのです。ですから、師匠や先輩、指導システムが必要なのです。読書だけの人では師弟関係にはなれません。霊的な進歩や向上は読書家では無理なのです。

神秘主義もいろいろです。詐欺師のレッテルを貼られた人もいたそうですから、問題がある団体もあるのでしょう。私は詳しく知りませんので、個々の団体や個人については論評することはできません。ですから、私が知り得る霊魂学の霊的トレーニングを推奨しているのです。

偽物の霊界通信でも、書いてある内容が良ければ霊的に進歩できると考えている人もいるでしょう。ですが、現実はそれほど単純ではないのです。自称、霊的真理(もちろん間違っています)を学び、日々の生活を正している人でも、それで変わるのは肉体の脳を使用している心の性質だけなのです。幽体の脳は何も変わらないのです。もちろん、幽体が強化される事もありません、幽体オーラが大きく輝く事もありません。高級霊魂との接点が増えることもないのです。

高級霊魂とは、それに相応しい幽体オーラを発していない限り、接点が持てないのです。いくら善い事をしているつもりでも、霊的知識が間違っていたのでは、単なる倫理道徳を重視する人達と何も変わらないのです。むしろ、逆に高級霊魂に相反する立場に立っているのです。

やはり、間違った知識は捨てなければなりません。一刻も早くより正しい道を求める必要があるのです。


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