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霊魂学の主張
霊障 (霊的障害) 編

1 霊障(霊的障害)とは?


霊障とは、単に霊魂に憑かれるという事だけを指すわけではありません。霊魂など、霊的なものが関わる事によって起きる障害なのです。簡単に言うと、ほとんどは人間の幽体に関する病気だと思えば良いのです。

人間は肉体と同時に幽体を持っています。そして、この幽体を持って死後の世界に旅立つわけです。ですから、誰でも幽体を持っています。肉体は病気になります。怪我もします。同じように、幽体も身体ですので、不調になる事もあります。常に好調でいられるわけではありません。

肉体は食事や運動によって健康を保っていますが、黴菌やウイルス、あるいは、食中毒や食べ過ぎなど、様々な事が原因で病気になります。そして、それは誰にでも起き得るのです。心が立派な人であっても、そうでない人であっても、腐った物を食べれば誰でも食中毒になるのです。             

つまり、肉体は何かしら物質が原因で病気になります。そして、薬品など、何かしらの物質で治療します。あるいは、手術のように身体に直接的に作用することで治療します。私達は肉体が不調になったら、それを改善しています。

地上の人間の幽体は、肉体と重なっています。そのため、幽体は、霊魂の世界とは違い、自由が利きません。いつも肉体の言うなりなのです。それだけでも、不調になりやすいのです。

たとえば、肉体は空気が汚い所には長居したくありません。不衛生な場所にいると病気にかかるからです。幽体も同じです。幽気が汚い所には長居したくありません。それでも肉体は、何もわかりませんので、ずっとそこに座っていたりするのです。

悪い霊魂が大勢いて雰囲気が悪く、気が狂いそうになっても、肉体は何も知らないので、仕事中だとばかりにそこを動いてくれません。そのうち、幽体は悪い霊魂の幽体と接触してしまい、その悪い霊魂の身体から出ている穢れた幽気を吸ってしまい、苦しくてどうしようもなくても、肉体は何も知らず、まだ仕事中だったりするのです。

幽体はだんだん不調になって行きます。その人は悪い霊魂に憑かれたわけではないのです。たまたま幽体同士が接触しただけなのです。その悪い霊魂とはその後、何の縁もありません。それでも、その日からその人の幽体は不調を背負う事になってしまうのです。

その人の心が汚かったわけではありませんし、マイナス思考だったわけでもありません。普通に仕事をしたり、娯楽を楽しんだりしていただけなのです。ただ運が悪く、たとえれば、インフルエンザのウイルスが多い場所にいただけなのです。

霊障とはそうしたものなのです。肉体の病気と同じで、誰にでも起きうる事なのであり、心が不安定な状態の人だけに起こる事でもなければ、特別な体質の人だけに起こる事でもないのです。



(110704)
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