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霊魂学の主張
霊障 (霊的障害) 編

5 霊的障害は霊魂の仕業?



霊的障害は簡単に言うと、幽体の病気や怪我のことを言います。これは、必ずしも不道徳な霊魂が側に居なくても起きることなのです。

 

たとえば、排気ガスの中で暮らしている人が呼吸器を患うことがあるように、汚れた幽気の中で生活していると、幽体が不調になることがあります。また、幽体に傷のようなものが出きる事もあります。                              

また、『間気』という気が身体外部に漏れることにより、霊的障害が起きる事もあります。心霊研究で言う『エクトプラズム』が実際にあるとすれば、霊魂学で言う『間気』が身体外部に漏れたものではないかと推測されています。実際に、同一の物であるかどうかは別としましても、心霊実験を認める人であれば、『エクトプラズム』の存在を否定する人は少ない筈です。

心霊研究では、『エクトプラズム』という半物質とも言えるものが作用して、直接談話などの様々な心霊現象が起こったとされています。要するに、霊魂は肉体を持っていないので、人間や物に直接作用することができませんが、幽質と物質の中間的なものを使えば、物を動かしたりすることが出きるとされているのです。それが事実であるとすれば、霊魂は『エクトプラズム』を使って人間に悪戯する事も不可能ではなくなるのです。つまり、心霊実験を肯定するのであれば、人間は誰であっても、身体から『エクトプラズム』が漏れてしまうと、霊魂に干渉される危険があるという事になるのです。それは、心の性質が高いとか低いとかではなく、身体そのものの問題なのです。

ですから、心霊実験を認める人達は、心ばかり強調する偽りの霊界通信に騙される事なく、心が霊的障害を引き起こすのではない、という事実を知るべきなのです。

たとえば、こんな人がいました。どこかで霊的に穢れた幽気を多量に吸い込んでしまい、その結果として、幽体からその穢れた幽気が出たり入ったりするような状態になっていました。その人は、それまでとは「幽的な意味での雰囲気」が変わってしまいました。すると、その時交際していた相手の方は、何となく、口では言えないけれども、雰囲気が変わったという違和感を感じて自然に心が離れてしまうのでした。二人には、お互いにそうした事は分りませんので、どうして別れることになったのかは、まるで分らないのです。霊魂が関わっていなくても、これは立派な霊障 の一つと言えるでしょう。

霊的障害は風邪を引くのと同じで、心が低いから起きるのではありませんし、心を変えたから治るのでもないのです。病気や怪我は、薬を飲んだり手術を受けたりして治せば良いのです。そして、何よりも、予防として、日常における健康になる為の注意が必要なのです。それには、霊的な栄養としての「質の良い幽気」を吸収し、運動としての「幽体の育成法」を行なえば良いのです。

昔は質の良い幽気もたくさんあったのだそうです。日本の場合で言えば、神社にも、寺にも、霊山にも、たくさんあったそうです。ですが、今では、無信仰者が増えたためか、どこを見ても、なかなか見当たらなくなってしまったそうです。

昔は村祭りなどの生活の中でも、充分、良い幽気が吸収できたのに、今は、捜しても、なかなか見当たらないそうです。

仕方がありませんので、このHPでは、『幽育』という幽体の育成法を奨励しています。

(110729)

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