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霊をさぐるためには

霊魂学の主張

悩み編


1 霊的な現象

 世の中には、どう見ても普通ではない、霊魂が関係しているとしか言いようのない現象が起きる人がいます。そうした人達は、周囲が何と言おうと、霊魂による不幸ではないかと考えます。

 たとえば、同時期に一緒に住んでいない家族が次から次へと不幸に遭ったり、(あんな人は不幸になれば良いのに)と、強く願ったら相手の人が事故の遭う、という事が二回も続いた、というように、霊魂を無視しては考えられないような現象に遭遇する人がいます。

 このような人達の悩みは、心理カウンセラーや病院では、まず解決するとは思えません。偶然です、としか答えて貰えないからです。やはり、より信頼できる霊的能力者に相談するしかありません。もちろん、その信頼できる霊的能力者の選定が実に難しいのです。ですが、いずれにしても、霊魂の専門家に相談するしかないでしょう。

 問題なのは、どちらに相談して良いのか分からないような事例です。 

 たとえば、金縛りに遭ったとします。本人は毎晩のように霊魂に襲われているので助けてほしいと思っています。ですが、家族はそうは思いません。病院やカウンセラーに相談すると、脳の問題で、霊魂とは無関係であると言われます。ですが、それでは、悩んでいる人は納得できません。無料とか、相談料三千円とか書いてある霊能力者に相談します。そして、そこで結果的に何百万円も請求されたと言って、これは詐欺だ、と怒るのです。家族は、また騙されるかもしれないからと霊能力者を警戒するので、いつまで経っても何も解決しないのです。これでは、結局、どうしようもありません。

 科学的に言えば、金縛りはレム睡眠の時に起きる脳と身体機能の問題と言えるのでしょう。ですが、霊魂学は、それが全てとは限らないと主張するのです。

 つまり、多くの金縛りは肉体的な問題だったとしても、中には本当の霊魂による現象もありますので、その場合は霊的な対策がないと改善する可能性は低いと主張しています。

 そして、実際には更に複雑なようです。初めての金縛りは霊魂によって引き起こされた現象であっても、霊的な対処を講じて霊魂現象が起きないようにしたり、あるいは、霊魂が悪戯に飽きたり、目的を達したと感じた場合には、その霊魂はもう来なくなります。であれば、金縛りは起きないはずです。ところが、現実はそうでもないようです。

 何度か霊魂に干渉されて金縛りが起きてしまうと、その後も身体が何かの刺激に反応して、今度は物理的な次元での金縛りが起きる事もあるらしいのです。そのような人は、霊魂が居なくても、ずっと霊魂に襲われていると恐怖してしまいます。それでは、やがては心理も不安定になってしまい、心理病にも発展しかねないのです。

 ですから、霊魂学では、霊魂が原因の金縛りに遭った場合は、たとえ、霊魂が去っても、身体や脳の記憶は霊魂現象を何度となく再現してしまう傾向がありますので、その場合は、霊魂に恐怖せず心理を安定させるよう指導するのです。

 霊魂現象は実に複雑で、物理的、心理的な不調と合併している事も少なくないとの事です。

(110829)