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霊魂学の主張

悩み編

6 受験

  受験戦争は、なかなかなくなりません。世が、競争社会である限り、消えようがないのでしょう。

 競争して勝つのは自由です。ですが、勝つ人がいれば、負ける人もいます。順位を付ける限り、たとえ、全員が優秀であっても、1番がいれば、必ず誰かが最下位になるのです。

 世の中には、能力を伸ばす事が第一、という宗教もあります。競争社会では正々堂々と戦うしかありません。ですが、それで全員が勝者になれるわけではありません。世の中の人皆が能力を発揮しても、必ず誰かが最下位になるからです。

 つまり、全員が医学部に入れるような学力を身に付けたとしても、何割かの人は、大学に入らなくても就けるような仕事をするしかないのです。

 学力が付き、哲学を持つようになった人でも、能力に合った仕事に就けるとは限りません。それでは、人は努力した分だけ悔しい思いをしてしまいます。まして、採用が縁故で決まっていたのを知ると、辛い勉強が空しくなってしまいます。

 世の中にはいつも矛盾があります。それでも、私達はこのような社会の中で生きて行くしかありません。

 この世で終わりだと思うと、競争に負けた人は投げやりになってしまいます。ですが、あの世にまでも人生が続くと思うと、そうも行かなくなります。今、どうあるべきなのかを知らなければ、霊魂の世界で苦悩する事になるからです。その為には、霊魂の世界では、どんな人がどのようになるのかを知らなければなりません。(「死後の世界への入り口」 参照)

 この世の競争の勝ち負けとは別に、人間には霊的生命体としての価値や存在意義があるのです。

 やはり、まず、霊魂の学を学ぶ事から始めなければなりません。


(110912)