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霊魂学の主張

悩み編

8 心の病

 人は心理に不調を抱える時があります。

 霊魂を信じる人達の中には、こうした病気は全て、霊魂による憑依であると主張する人もいます。ですが、決してそのような事はありません。心の不調は誰にでもあり、それが慢性化したり、深刻なものであったりする時、それはまぎれもなく、心の病気なのです。

 たとえば、複数の人達から苛められ、怖い体験をしたとします。その人はその後、集団で歩いている人達を見ると恐ろしくなって、動けなくなったり、人前で話そうとすると、聴衆の目が過剰に気になって何も話せなくなったりします。

 この人の心の病の原因ははっきりしています。すでにお分かりのとおり、これを霊魂の仕業だと考えて何回除霊してみても、治るものではありません。

 ですが、霊魂や霊的な身体の状態が全く関係していないか、というと、そうでもないのです。実は、苛められている時に霊魂が関与している事もありうるのです。

 苛められた人の幽体を見ますと、他の人とは異質の幽気を放っていたり、『間気』という気が不調になっていて、身体外部に出ている場合があります。

 霊的に敏感な人にはそれが何となくわかり、「この人の側にいると理由はわからないが、何だか嫌な気分になる。」と言うこともあるのです。人によっては、「臭い」と感じる事もあるようです。

 一人の人が「この人、臭い」と言うと、周りの人達も面白がって「臭い」と言う事があります。物理的には格別臭くもないはずなのですが、数名の人が「臭い」と言うので、クラスで孤立してしまったという人がいます。

 実は、これは『間気』の流出がその原因だったのです。「臭い」と言って苛めたのではなく、本当に臭かったのです。たくさんの苛めの中には、実はこうしたケースも混じっていたのです。本来、身体内部にあるはずの『間気』という気が身体外部に流出し、それを敏感な人が感知してしまったのが全ての始まりだったのです。

 そして、月日が流れると、何回除霊しても治る事がない心の病気を抱えている事になったのです。心の病気はなかなか治りません。家族も協力して根気よく治療しないといけません。

 霊魂学はそうなる前に気付いてほしかったのです。霊的な障害は必ずしも悪い霊魂が起こすものではありません。そして、特別な人にだけ起きる事ではなく、実は誰にでも起き得ることなのです。そして、それに誰も気付いていない、という事なのです。(「霊的障害編」 参照)

 心の病といっても人それぞれです。中には霊魂が深く関わっている場合もあるでしょう。また、心理の障害と霊的障害が合併している場合もあるでしょう。その場合は二つの分野の対策が必要になるのでしょう。

 ですが、この二つの分野はなかなか協力できません。少なくとも、医学は霊魂を認めていませんので、本来簡単に治せるものも、治りにくくなっているのではないでしょうか。

 私達はまず、心の病にならない事から考えた方が良いと思います。

(110918)