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 霊をさぐる

霊をさぐるためには

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テレビで有名な自称スピリチュアリストがいますが、本物でしょうか。あるスピリチュアリズム系のHPでは、偽者であると断じていました。たとえば、その人が霊媒となって語ったという霊言は、古代語で語っているが、霊媒現象ではそんな事は決して起きないのでニセモノだと断定できるのだ、とありました。

実際のところはどうなのでしょうか。テレビ等で有名な方なので、その影響力も大きいと思えます。ですから、批判すべきははっきりと、批判してほしいと思います。


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私の個人的な見解でよろしければお答えできます。

とうてい本物には見えません。あくまでもテレビショーのタレントさんだと思っております。実は、ただのタレントさんであると、監修者から聞いておりましたので、その方の番組をあまり見た事がありません。ですから、詳しくは語れませんが、間違いが多すぎるそうです。ですが、古代語で語っているから偽者だと断定する方も、本物の高級霊媒現象を一度も見た事がない方だと思います。

おそらく、そうした断定をなさる方は、霊媒が日本人であれば霊魂がどこの国の方でも日本語で話すはず、という考えをお持ちなのだと思えます。そうした根拠によれば、古代人であっても現代語を話すはず、という事になってしまうのでしょう。そのような考えをお持ちの方は、霊魂が霊媒の潜在意識を支配するのが霊媒現象である、と信じていらっしゃるのです。だとすれば、霊魂は霊媒の潜在意識を使用するので、話す時には必ず霊媒の言葉になるのだと思っておられるのでしょう。

ですが、それは、実際の霊媒現象を体験していない方の発想だと思われます。多分、シルバーバーチ等、西洋霊界通信の信仰者なのでしょう。判断の基準を活字から得た知識にだけ置かれていると、たまたま読まれた本に書かれている一霊魂の技術を、それが霊媒現象の全てだと錯覚してしまうのです。

ところが、現実はそうではありません。霊媒の訓練が高度になってきますと、技術も上がります。そして、通信できる霊魂方の数も増えて行きます。その結果、霊魂方が霊媒を使う技術も増えて行くのです。通信できる霊魂方の人数が増えるという事は、霊媒現象の起き方もそれぞれに異なるという事を意味します。霊魂方にも得意不得意があるからです。

たとえば、霊媒が現代人であっても、一つ一つの言葉をゆっくりゆっくり話す事で、古い言葉を使用する事が可能な霊魂もいらっしゃいます。

また、私がよく目にしましたのは、口を動かす事は不得手でも、手ならば上手く使えるという方もおられ、私達が知らない文字を書かれ、解説なさったり、また、別の方はいきなり、側にあった聖書のあるページをぱっと開いて、出たページの真の意味を解説なさったこともありました。

つまり、霊媒の言語が何語でも、言葉とは音を発する事なのは世界中で共通ですし、文字を書くとは霊媒の手を移動させる事なのです。ですから、霊媒の意識を調節すると、より複雑な事が可能になるのでした。ですが、それは霊媒を疲労させますので、一度、行なったら、何度もというわけには行きません。また、霊的な危険の排除が万全でなければなりません。

ですから、そうした事は、霊媒現象の価値や意味、原理等を霊媒や立会者が納得し、体験すれば、その後は行わないものなのです。幸い、私はそれに立ち会いましたので、皆さんにもこうしてお知らせすることができるわけです。その後、監修者は、自分が各種の霊媒現象を体験する事により、偽者がすぐに分かるようになったようです。

他の分野でも同じでしょうが、技術というものは、霊媒現象を行なう人が訓練し、レベルが上がる事によって、できる事も増えて行くのです。どんな分野でも、一流になれば、一般の人が考えられないような技を使う事が有り得ます。スポーツの世界でも、以前は不可能だと言われていた技でも、現代の選手はできるようになったという事は良くある事です。ですから、昔の人ができなかったからといって、現代の人もできないと断定する事はできないのです。

タレントさんの霊媒現象が本物だとは思えませんが、古代語だから偽者だと断定する事はできないと思います。





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