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 霊をさぐる

霊をさぐるためには

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通信してこられる霊魂の方々が、地上に生きていた頃の思想と違う事を語られたり、その頃の事実と違う事を話されたりする場合は、偽りの通信ですか。


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そんな事はありません。むしろ、逆だと言えます。

同じ事を言う場合は、偽物の可能性が高いのです。霊魂は、もとは地上の世界を生きる人間でした。ですが、現在は肉体の脳を捨て、新しい身体で意識を動かされています。その何百年という期間、地上時代の事をずっと覚えていらっしゃることはないのです。

たとえば、生後ずっと同じ脳を使ってこの地上に生きている人間でさえも、この世で歳を重ね、長い時間が経つと、古い情報から忘れていってしまいます。また、長く外国にいると母国語が下手になるとも言います。全く異質の世界へ行き、まるで違う環境で生活する霊魂が、何百年も昔の事を覚えていなくても不思議はありません。

私達は、何回か転居しただけでも、以前の住所を正確には言えない事があります。霊魂になり、百年以上経過してから、地上時代の住所を正確に覚えていないのはもっともな事だと思います。

ある高級霊魂は、「自分の名前すら忘れた。」と言っておられました。それが現実なのです。ですから、他界後間もない霊魂ならばともかく、古い霊魂が自分の地上時代の人生をありのままに語れるという事は、実は、非常に稀な事なのです。また、自分の地上時代の考え方をしっかりと覚えている霊魂も、まず居ないそうです。ある程度覚えている方は、地上の世界の人間達の指導の為に地上に降りられ、再度勉強し直したという方のようです。

更には、地上の霊媒の知識に間違いがある場合には、霊魂も、自分の事でも同じように間違えてしまうことがあるのは当然の事なのです。

霊魂という存在は、霊魂の世界では地上の言葉を使用されてはいません。外国人の霊魂であっても、必ずしも外国語で話されるということはないのです。外国人の霊魂が日本語で話したから偽物だ、と決め付ける人がいます。ですが、それはあまりにも早急な判断だと言えそうです。

霊魂の世界は、地上の常識で考えていては、まるで分からないのだそうです。



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