9.死んだ人に会いたい。  (00.10.17)

Q. 先に死んだ両親や子供、伴侶に会いたい時はどうすれば良いのですか。

A.











































普通は会うことはできません。

霊魂の世界はそれぞれに住む世界が違います。それは、地上のように、同じ地球の中で距離が離れているというようなことではありません。むしろ、ぜんぜん違う宇宙にいるような感覚です。「次元」が違う、と言ったら分かりやすいのかもしれません。


通常「死後の世界」と呼ばれる世界では、「幽体」がそれぞれに魂の質を表しており、死んだ人はそれぞれ、自分の幽体に相応しい場所に住むことになるのです。この場合、肉親でも、親しい友人でも、死後住む世界は、その人の幽体の状況に応じて、それぞれに異なっていることが普通です。

また、神様のように高貴な霊魂が住んでいる場所へ、霊的な進歩の遅れた霊魂が住めることはないのです。

そうなりますと、「霊的に同じような状況にある人」でないと会うことはできない、ということになります。そのため、夫婦であっても、夫は上の方に住み、妻が下の方に住んでいるとか、あるいは、その逆、といったようになることがほとんどで、まず、お互いに会えることはないのです。



それでも、会える場合も全くないというわけでもありません。

たとえば、共に会いたがっている夫婦や親子がいて、その両方が比較的上の方に住んでいて、両者の霊的な成長にそれ程の差がないという場合です。

こうした場合は、先輩の霊魂に頼めば、探し出して会わせてもらえることもあるようです。また、両者の霊的進歩に相当な差があっても、両者とも下の世界に入っていなければ、会うことは可能です。この場合、より上の方の世界に入っている側が自分の霊的なパワーを落とすことにより、対面が可能になります。

ただし、そうした場合は、より上の世界に住む者は霊的な成長が下がるわけですから、それなりの心積もりがいります。   

いずれにしても、片方でも下の方の世界に入ってしまいますと、どうにもなりません。

下の世界の住人では、なかなか上方に上がることが出来ませんし、上の霊魂が下の世界に降りることも危険です。

それでも会いたいという人もいるでしょうが、下の世界へ入ってしまった場合、所在を掴むことも、上の世界より一段と難しいようです。


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