(01.07.10)


 霊的な身体は肉体と重なっている幽体ばかりではありません。更に高貴な身体もあります。

 なぜかと言いますと、人間は死んで霊魂の世界に入ると、最初は幽体で生活する世界に入ります。ところが、更にずっと進歩すると、まさに霊魂として進化することになります。それが幽体としての死です。

 つまり、物質の世界で幽体を脱ぎ捨てたように、今度は更に高貴な身体を持って生活することになるのです。そのために、地上に生きているうちに、高貴な身体で生活するための身体が未発達ながらも育っているのです。

 もっとも、実際にそうした高貴な身体で生活する霊魂は、まさに神とか天使とか菩薩とか呼ぶにふさわしい高貴な霊魂方です。ですから、一般の人間には夢のまた夢のような話です。

 ですが、未発達ながらも、こうした高貴な身体を所持し得るのが、人間という霊魂の神秘なのです。

 実はこの高貴な身体を成長させないと、同じ次元の存在としての高貴な霊魂と交流することはできないのです。

 つまり、高貴な霊的身体を成長させる方法も知らずに、実在の上級の霊魂と、直接的に会話し得る人はいないのです。

 また、霊的身体はただ人格を立派にしても成長はしません。それはあくまでも身体なのですから。

 そのため、それを可能にするためには、そのための技法がいります。そして、その技法は、上級の霊魂でなければ示すことができません。ところが、上級の霊魂が人間を指導しようにも、そうした霊的身体を持つ人間はいません。だからこそ、これまで人類はそうした技法を知ることができなかったのです。

 それが現れるには、高貴な霊魂の皆さんの数千年にわたる計画が必要だったのです。そして、今、ようやく、それが地上に現れたのです。



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