霊をさぐる





ここでは、霊を信じるあなたに、まず最初に知っていただきたい事柄を取り上げます｡


Q&A１８　　高級霊魂って？ (2001.01.08)
Ｑ. 高級霊魂という言葉がよく使われますが、何が高級なのか、この言葉だけではよく分かりません。
Ａ． 心霊を語る人達は一般に、「意識が高級だ」とか「霊格が高い」とか言うようです。

一方、霊魂学では、霊魂としての進歩のレベルが高く、霊魂の世界でも上の方の世界に住んでいる霊魂を｢高級霊魂｣と呼んでいます。
Ｑ. 霊能力者でも高級な霊魂の考えを知ることはできませんか？
Ａ． 高級な霊魂といっても、いろいろです。地上の人間の守護霊も高級霊魂といえますが、はるか上の霊魂も高級霊魂です。したがいまして、この問題は一概には答えられません。
Ｑ. 高級な霊魂の思想を本のようにして読むことは出来ますか？
Ａ． 不可能ではありません。事実、高級な霊魂の集団がそうした技術を使える人間を養成してきました。けれども、実際には、なかなか成功してきませんでした。
Ｑ. では、どのような人が高級な霊魂の思想を文字にすることが出来るのでしょうか？
Ａ． ヨーガや古神道、密教といった高度な修行法をこなした人で、かつ、霊魂を受け入れる人でないと、なかなか通信を取ることは出来ないそうです。

そのため、西洋には比較的高度な霊魂からの通信もまれにはあるそうですが、ほとんどは霊媒の無意識が引き起こした人間的な通信にとどまるそうです。

霊魂学では、東洋の修行法を充分にこなした人が霊媒となっていないと、真に高級な霊魂からの通信は得にくいと考えています。
Ｑ. インチキ霊媒とは別ですか？
Ａ． 必ずしもインチキなのではありません。自称霊媒の中には､真剣に霊魂を研究するうちに、それまで読んだ本や自分の考えを霊媒現象として表現してしまう人もいるようです。

こうした人は真面目なので、その人が高度だと考える霊的な思想を自分の中で理解し、霊魂の思想として表現してしまうことがあるようです。

そのため、似たような霊界通信が多数出ます。そして、読む人達に感銘を与えることもあります。

ところが、高級霊魂から見ると、実際にはそんなに数多くの高級な霊界通信はあるはずがないということです。
Ｑ. それらの真偽を見分けることはできますか。
Ａ． 普通の人にはまず無理でしょう。たとえば、仮に世界一高貴な思想があったとします。それに陶酔した人が自分を霊媒だと錯覚すると、似たような思想を霊界通信として発表します。第三者がそれを読むと大変高貴な思想だとしか考えられません。ところが、それは本当の霊媒現象ではありません。

つまり、西洋から霊界通信なる書物が多数紹介されていますが、その大多数は本物とは思えません。全てが偽物ではありませんが、それらの真偽を分析することは出来上がった書物だけを見ても、とうていできないことです。霊界通信の現場に立ち会った人でさえ、霊魂が見えるわけではありませんから、正しく見分けることは出来ないのです。

科学的な考察などは、言うまでもなく、不可能です。
Ｑ. では、霊界通信は宗教なのですか。
Ａ． もちろんです。霊魂からの通信は科学的に証明できません。あくまでも受け手の各個人の主観による善し悪しと信憑性があるだけです。それは、霊魂学といえども同様です。

霊媒現象は、現象自体を分析する場合は科学性を持ちます。しかし、今のところ、完全に霊魂の実在が立証できたとは言えません。

科学で証明できない上に、一般には実在しないと言われている霊魂や神を語る通信の内容を信じることは、宗教を信じていることと言えます。

ですから、西洋の霊界通信であれ、日本のご神示やお筆先であれ、全ては宗教であり、団体を作ると宗教団体となり、作らないと団体のない宗教思想と言えます。
Ｑ. では、高級霊魂からいろいろな事を教えていただくことは宗教を信じることなのですか。
Ａ． そうです。そして、宗教しか霊的な真実を示すものはない、ということなのです。
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