Zargen(側板)を組む #2


鉈で割った状態のOberklotz(Unterkiotz)


鉋でFormに接する部分の平面を出し基準面とする。


定盤に接する部分底面となる木口の平面を出す。
先に削って出した基準面と直角になるよう、
スコヤで確認しながら削る。



木口は非常に削りにくく作業しにくいので、
使用するカンナはよく研いだもので行う。
(木口に少量の水をつけると削り易い。)
この面と基準面の冬目が直角になるよう注意する。
基準面と底面(木口)は高い精度で平面でなければならない。

Formに合わせて幅を決める。


片側をまずカンナで基準面と底面に直角に削る。


反対側をFormの幅に合わせてノミ等で大まかに削り、
カンナで片側と同じように仕上げる。
この時、ピッタリよりゆるく合わせること。
きつくすると、後の工程でFormから外す時苦労する。


Oberkiotz仕上がり高さ30mm(Unterklotzは31.5mm)
+1mmの余裕を見て31mm(Unterklotzは32.5mm)に
毛引きで線を引きH程度の鉛筆でその上をなぞる。



のこぎりで切断する。
今の時点では高さに関して多少の誤差は問題ないので、
切りっ放しでも良い。
(私自身は、カンナで正確に其々31mm、32.5mmにします。)


KlotzとFormの接着面の角を取る。これによりFormに接着し易くなる。


完了。(膠付けは、全部のKlotzを合わせてから行う。)

Obereckklotz(上部の角の柱)とUntereckklotz(下部の角の柱)の
ナタで割った状態。


作業前のOber(Unter)eckklotz


Oberklotzと基本的に同じ作業。
まず基準面を削る。

木口を削る。

両端を削ってFormに合わせる。

毛引きで高さを決める。Oberklotzより0.5mm程高くする。31.5mm。
(Untereckklotzは32mmぐらい)
Zargen(側板)は上部より下部のが1.5mm高くテーパーになっているため。


面を取り完成。(都合4個同じ作業をする。)

作業前と作業後。


6個のKlotz全部に鉛筆で線を引く。


線を引いた状態。

鉛筆はコーリン鉛筆ですね。

KlotzとFormの接着面をアルコールランプでよく温める。
(焦がさないように注意する。)

すばやくニカワを塗る。


Klotzを指で定盤に押し付けながら、Formに接着する。
このときFormを上から押さないようにすること。

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