Korpus仮着け中の作業 #1 Randの仕上げ





Randを仕上げます。
Zargenから2.25mm(21/4mm)の幅が残るようにBoden、Deckeの縁を削ります。




写真のようにガイドをヤスリにはめて規定の寸法に仕上げてください。
ガイドは2.5mm(荒削り)2.25mm(仕上げ)と二種類作ると良いと思います。





以下ヤスリガイドの作り方。

<平ヤスリ用>
仕上がり寸法(2.25mm、2.5mm)より多少厚いAhorn(カエデ)の板を用意します。
まず一面の平面を出しケヒキで所定の寸法にケガキます。


測定器で測りながら正確な厚みを出してください。



一方の縁に適当な木片を接着します。



ヤスリの幅に合わせて残りの縁にも木片を接着してください。
あまり幅をきつくしないようにしてください。



<丸ヤスリ用>
厚めのAhornを用意してください。





外丸ノミ、カンナ等を使ってヤスリの丸みに合わせてAhornを削ります。





ヤスリのカーブと平行に所定の厚みをケガキます。





線をガイドにノミ、カンナ、ヤスリで削ります。
最終的には測定器で測りながら所定の厚みに仕上げてください。




平と同じように木片を接着します。



ゆる過ぎてもいけませんが、あまりきつくない様に残りの縁に木片を接着してください。



ガイド完成。



硬いBodenにより力を入れて削ってください。
均等に力をかけると軟らかいDeckeが余分に削れて正しくRand(縁、アウトライン)が仕上がりません。
ノギスでの確認も忘れないこと!


   



BodenのZapfchenの部分は、写真の様にヤスリをずらして削ります。
Zapfchenにヤスリの先で傷つけないようにしてください。

   

Eckeの仕上げ


まずC字部以外のRandをガイドをつけたヤスリで2.25mmに仕上げます。
Eckeの先(矢印の部分)まで同じ幅に削ってください。



C字を仕上げます。
C字のカーブの最下点(矢印の部分)まで同じ幅(2.25mm)で削ります。
矢印からEckeの先までは、バランスを見ながら徐々に幅を広げ規定の寸法(6.8mm)に仕上げてください。




ヤスリに削りカスが食い込んだまま作業すると正しく削れないばかりか、キズが付いくことがあります。
時々真鍮ブラシなどで取ってください。
ヤスリのガイドに付くこともあります。
その場合は、適当な方法できれいにしてください。(決して真鍮ブラシは使用しないでください。)




Zapfchenの両側も規定の数値に仕上げてください。




Eckeの先端の幅は6.8mm、Zargenの先から1.5mmに仕上げてください。




Eckeの角度も同時に確認しながら作業しましょう。
Eckeの先端はどの部分から仕上げるというのではなく、全体を削りながらバランスを見て規定の寸法に近づけていってください。




Eckeの仕上がり。

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