プロフィール 手塚治虫が作った伝説

ギネスブックに載っている
手塚治虫全集(講談社)は個人の作品集としては世界一の巻数。現在も新しいのが出ている程。約500册ぐらいあるのかな?

医者の免許も持っている
大阪大学の医学部を卒業すでに漫画家デビューしていたにもかかわらず、しっかりと医者の免許も取得している。結局漫画家の道を歩むことになったので、いかされることはなかったが、、、
「きりひと賛歌」や「ブラックジャック」にあれだけのリアリティがあるのも納得がいく。

国内初のテレビアニメシリーズを作る
誰もが知っている「鉄腕アトム」は実は日本で初めての連続テレビアニメ。当時アニメは日本ではそんなに今のようにテレビをつければやっているものではなかった。手塚治虫は漫画はもちろんアニメについても基礎を作った人物といえよう。
ちなみに視聴率の最高はなんと40.3%、平均25%。脅威です。

ウォルトディズニーとあう
今や世界で一番大きなアミューズメント施設のディズニーランドは元々ディズニーの作ったアニメの世界を実体験するための物だということを忘れていないか?しかも今の子供達はディズニーが人だとも知らないかもしれない。
そのディズニーさんはアニメ界の神様といえる。手塚治虫もディズニーがいなければ漫画やアニメを作っていなかったかもしれない。その神様のディズニーさんとアメリカで手塚治虫は一度だけ会ったことがある。ディズニーさんも手塚氏のことを知っていたようだ。

・漫画の連載を同時に7本抱える
手塚治虫は漫画を描くのが早い。当時はまだ月刊漫画が多かったとはいえ同時に連載を7本も抱えているなんて考えられないこと。よくストーリーや人物が混合しなかったものだ。
それでも「アイディアは沢山あるのに手が追い付かない」と言っていたそう。凄すぎる、、、。

・アシスタントシステムを作る
今、漫画の制作では当たり前のアシスタント。実は手塚治虫が作り出したものらしい。最初は原稿を取りに来た編集の人に「ベタ塗り」や「枠線」をお願いしたところが発端。
そして事務所でそのシステムを本格化した。バックの柄や雨の降り方、道にはえている草まで番号でパターンが決められていてその全てを暗記、数字で指示をしていたそうだ。

・速読ができる
小さい頃から読書が大好きだった手塚治虫。速く本を読む術を持っていた。学校で友達や先生に借りた本を通学の間だけで読み切るほどで、周りの人間はただ「パラパラめくっている」ように見えるスピードだとか。内容など頭に入っていないだろうと質問してみると、全てしっかり理解しているというから驚きだ。

・1年間に365本の映画を見る
映画好きの手塚治虫は漫画のネタやアイディアにも映画の影響がみれる。連載が忙しく寝る暇も無い程なのにしっかりと映画館に足を運びハシゴもする。本人いわく「1年間に365本の映画を見る」だそうで実際300本ぐらいはみていたとのこと。凄いっす。

睡眠時間は2、3時間
漫画の連載数が多いため睡眠をとる時間も惜しんで漫画を描き続けていた。編集の人がほぼ24時間体制で見張っていることもあり、1日中眠らないことはザラ。「眠っているのを見たことがない」と言う人も多い。
実際眠るのは2、3時間だけだったり、移動するタクシーや新幹線の中だけとの噂もある。当然健康に良くなかったと思う。

漫画で「スターシステム」を作る
よく手塚治虫の漫画を少しだけ読んだことがある人が「なんか手塚治虫の漫画って登場人物が同じに見える」 と言うことがある。そりゃそうだ。同じ人物なのだから。手塚治虫の漫画に出てくるキャラクターはテレビの芸能人と思ってくれればいいです。悪役専門や探偵、刑事専門。など漫画でキャラクターを探すのも手塚漫画の楽しみの一つといえる。

スタンリー・キューブリックに誘われる
有名な映画監督スタンリー・キューブリック(「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」「シャイニング」)がデビュー作の映画(2001〜)のスタッフとして手塚治虫に参加を呼び掛けた。キュ−ブリック監督は手塚治虫の漫画、アニメに深い感銘を受けたとのこと。
しかし手塚治虫は「1,2年ぐらい休んでくれ」という条件もあり「養わなければならない家族がいるため」と断わったらしい。「時計じかけのリンゴ」や作品の随所にキュ−ブリック監督のパロディなどを描いている。
参加していたらどうなったのかも見てみたい気がする、、、。

*ここは随時追加していきます。なにかあったら教えて下さい。

 

モドル
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