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OSAMU TEDUKA |
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手塚治虫 |
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■ワンダースリーという3人の宇宙人の特派員が極悪と噂される地球はいるかいらないか審査するというSFコミック。 数ある手塚漫画の中で最もバランスのとれた作品ではないかと思います。 主人公の真一少年を初め、動物の姿の宇宙人(ボッコ、プッコ、ノッコ)の魅力溢れるキャラクターは最高に可愛いし、悪の組織とのアクションシーンも満載、宇宙人達の作るメカもどこか懐かしくて可愛い。 そしてこの漫画の凄い所はただ楽しくて面白いだけでは無く、「地球を審査する」という形で地球全体の問題とかいい部分を浮きぼりにして読者に伝えている部分。決して難しくしないで学校教育、地域社会など色々と考えさせられる。 主人公と宇宙人は徐々に心が繋がっていくんだけど、地球を裁かなければいけない皮肉な運命…そして思いもよらないラストは漫画史上に残るものでしょう。 笑って、ドキドキして感動できる漫画なのです。(クロブチ)
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手塚治虫の漫画で初の週刊誌連載。途中で雑誌が変わったりした。 テレビアニメ化され人気を拍す。当時放映されたものは描写が過激なため現在では編集されたものしか見ることができない。 ■手塚治虫の漫画で俺が一番好きなのが「どろろ」。 ■‘どろろ’の一番の魅力とはやっぱり百鬼丸とどろろのキャラクター自体の魅力だろう。
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■手塚治虫という作家は「ブラックジャック」や「火の鳥」など感動作が有名であり、それの印象が強い。 では、ギャグはどうだったのか?実際の所漫画の笑いというのはその時代時代で質が変わり、最新のセンスだったりする。手塚治虫の笑いははっきりそういうギャグ漫画から見れば「おやじくさい」感じがどうしても拭えない笑いなのです。 しかし最新をいっていたギャグ漫画達は新しいタイプのギャグ漫画の出現によって「古臭く」なり面白みが薄れていくのに対し手塚治虫の漫画はいつ描かれたかわからないほど時代を感じさせない。そして読者の年令が変わっても楽しめるドリフのような動きのある楽しい笑いだといえる。 そしてこの「ドンドラキュラ」はそんな手塚ギャグの面白さが凝縮された漫画のひとつだと思います。 ルーマニアのトランシルバニアから日本に不法滞在しているドラキュラ親子のコミカルな日常を描いた漫画で‘どたばた’という言葉がしっくりきます。 でもさすが手塚治虫泣かせる所では泣かせる人情劇もたっぷりと入ってます。 面白さの理由にキャラクターに感情が入る程魅力があるからだと言える。 プライドが高いけどどこか間抜けなお父さんと思春期で反抗気味だけどとてもその父を愛している娘。そして執事のイゴール。 その中でも娘の‘チョコラ’が可愛くて可愛くてしかたがないのだ。 子供キャラを描かせたら右に出るもののいない手塚治虫。その数々のキャラの中でもピノコと肩を並べるぐらいの可愛さなのだ。もうファンクラブがあったら入りますね。 ドラキュラだから太陽の光に弱いので中学2年だけど夜間学校に通ってる。しかもSF研究会に所属。 好きな彼の為に太陽の下に出ても大丈夫なように日焼け止めクリームやコートを着込んだり色々実験するも無惨に灰になってしまう(掃除機で吸い取って棺で再生できる)悲観して夜の街に飛び出し泣いていると新興宗教に勧誘され監禁されせっせと奉仕させられてしまう。 こんな健気で可愛いキャラがいるだろうか? このチョコラを見るためにもドンドラキュラは読む価値があると思います。 1話読みきりタイプの連載で残念ながらラストらしいラストが描かれていなくて、突然終わっているのだが実際今でも外人墓地の近くの古い洋館で暮らしているような気がしてなりません。(クロブチ)
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■いまさら説明不要の名作ブラックジャック。 これを読まずして漫画を語るなかれ!漫画の面白い要素すべてが入った漫画の中の漫画といえるだろう。世界を通してみてもこれ以上に漫画だと言えるものがあるだろうか。 言葉ではかたり尽くせぬほどの魅力のある主人公ブラックジャックと命を扱って重くなりがちな雰囲気を軽くしてくれる存在の可愛いピノコ、そして作品をぐっと深く考えさせるものにしてくれる脇をかためるキリコや本間先生、琵琶丸そしてすべてのキャスト達、、、 人間の生きるための力、醜いものをガチンコでぶつからせているストーリーは素直に感動してしまう。 ほんと語り尽くせぬので僕の好きな話のタイトルを羅列
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