![]() 脚本家でもあり、役者の上田真吾が久方ぶりに新作を書き下ろしました。本人曰く最高の出来でもあり、心を響かせる感動巨編との自信満々の出来に、一同唖然の作品となりました。 劇団 クルクルかんらん車 Revolution.04サクラの頃 士郎は悩んでいた。プロ野球に入って半年、高校時代には考えもしなかったスランプに悩まされていた。成績は下る一方でついに二軍落ちとなってしまった。 そんな中、士郎はあるひとつの約束を果たすために車を走らせる。向かう場所はかつての母校、大きな桜の木のあるグラウンド。車の中で彼は過去の出来事を振り返りはじめる。今の生活にはなくなってしまった熱く燃え、只まっすぐに生きていたあの頃を。 誰にでもある運命の選択の時。 人生にはそれが幾つもあり、時には気付かないくらいのスピードでやってくるものです。選択を誤り後悔する時もありますが、それを巻き返そうと努力し新たな道を見つけて、進んでいく人もいます。士郎は今分かれ道に立っています。選ぶ道により士郎は今の自分を変えられるのでしょうか?あの頃の自分を取り戻せる事が出来るのでしょうか? これから先で訪れる、数々の出会いに気づかないまま、士郎は車を走らせていく。あのサクラの頃へと…。
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