アクロポリスの丘の前にある喫茶店で休憩


前門のプロピュライア

11.6(月) ベネチア軍によって、パルテノン神殿が砲撃破壊されたものである。


アクロポリスに立てこもったトルコ軍を攻撃するベネチア軍によって、パルテノン神殿が砲撃破壊されたものである。
西暦1,687年のことで、誠に残念なことをしたものである。
このパルテノン神殿は、アテネが都市国家を形成する民衆によって打ち立てたものであるということを、世界に向けて情報発信する目的で作られた都市国家の象徴的建築物であった。
今でいうと民主主義体制のを象徴的建造物ということになろうか。
この神殿には高さ12メートルにも及ぶアテネの守護神が祭られていた。
この神殿は屋根の下にある切り妻の3角部分の破風に神々のを彫刻類を配置している。
また内部の神の部屋には帯状の浮き彫り装飾としてフリーズが描かれている。

前門のプロピュライアをすぎれば、そこは神の地

また、神殿内部の後ろ半分には、大理石の4本の柱からなる内部の部屋が作られており、ここに宝物館が収められていた。
われわれを訪れたときにはちょうどこの部分は修理が行われていた。
また大理石の円柱の上に乗っている梁の上部には、神話や伝説をテーマにした浮き彫りの彫刻石板メトーブを配置していた。
これらはいずれもアクロポリスの博物館に展示されている。
ちなみに、アクロポリスという意味は上の都市という意味である。
このアクロポリス、すなわち上の都市への入り口が白と青の大理石からなる前門のプロピュライアである。
前門のプロピュライアをすぎれば、そこは神の地、パルテノン神
殿があり、アテネの守護神アテナを祭るエレクティオン神殿がひかえていた。
この前門のプロピュライアの横には、アテナ・ニケ神殿が配置されていた。

白と青の大理石からなる前門のプロピュライア
喫茶店からアクロポリスの丘を眺める
アクロポリスの丘の前喫茶店

アクロポリスの丘の前にある喫茶店で休憩


アクロポリスの博物館の見学が終わった。
アクロポリスの丘を降りていくと、入り口の正面に、喫茶店があった。
駐車場の前の喫茶店である。
見学で疲れたのでここで休憩をしようということになった。
オープンスペースの喫茶店でちょうど目の前にアクロポリスの丘が見える。
この立派な世界遺産を見ながらお茶をのめるわけである。
われわれのほかに数名の客が休息してお茶を飲んでいた。
いすに座るとボーイが注文を取りに来た。
私はここで休息をして時間を費やすよりも早く次の見学場所に行きたいと思ったが、女性3人もいるため、少し疲れたのだろうということなので、ここでお茶でも飲んでゆっくり休息をとることにした。
30分ぐらい休息したであろうか、やっと車に乗って国立考古博物館に行くことになった。
喫茶店の6人の料金はDR125000
アクロポリスの丘の前喫茶店で休憩
喫茶店で休息する西田さん

美穂ちゃんにNavigatorを頼みながら出発


美穂ちゃんにNavigatorを頼みながら出発をすることにした。
ここに来るのに大変道路に迷いながら苦労したが、とりあえずわれわれが来た道を戻ることにして、地図を頼りにしながら次の博物館に車を走らせていった。
アテネの市街は、やはり車の渋滞が甚だしい。
そこかしこに渋滞が信号でおこっていた。
何とか、このを渋滞の中を博物館まで車を運ぶことができたが、博物館のところによって来て、はたと困った。
博物館の駐車場を持っていないのである。
街のど真ん中にある博物館なので、車の流れが激しく道路に車を止めるわけにもいかない。
博物館の周囲に沿って、道を車を走らせていくと、東側と西側の道だろうか、道路の路側帯が有料駐車場になっていた。
すべて車が駐車をしており、われわれが車を止めるすき間は全くなかった。
時計の時刻を見ると、すでに時刻は4時近くなっており、博物館を見学する時間がだんだん少なくなってきていた。
気が気ではない。
ごろごろ博物館の回りを回っていると、ふと民間の有料駐車場のスペースが視野に入ってきた。

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