交通渋滞のトロント市内を出て、郊外の道路をしばらく走りました。道路には変な黒い物が落ちています。タイヤのゴムだそうです。時にはタイヤも落ちています。冬の間、雪を溶かす融雪剤をまくため、車が傷みやすいのだそうです。
途中、綺麗な田舎町などへ寄りました。のどかな街はワインとアイスクリームがお薦めだそうです。酒を飲まない私はアイスクリームを食べて、ぶらぶらと街を見物、でも、これと言って見る物はありません。単なる街です。
ず〜っと平坦なところを走っていたバスですが、左側に続いていた丘へと上りはじめました。
この丘を流れ落ちるのが滝なんですね。この丘へ登って行くと、すぐに滝が見えて来ました。
滝の手前で写真を撮って、いよいよ滝へと向かいます。
正面がカナダ滝、左側がアメリカ滝です。
今居るところはカナダですが、川の対岸はアメリカです。
滝へ到着しました。ここでの見物は滝のしたへ行く遊覧船です。この遊覧船は混雑するので予約制になっているようです。私は予約してありません。バスから降りて、切符売り場へ行くと、きょうは混雑していないので誰でも乗れます、との事。9ドル払って乗船券を買いました。
滝の手前を拡大すると船が滝へ向かっています。
さらに滝へ近づいて、上から船を見下ろすとこんな感じです。
青いカッパを来た観光客が船にイッパイ乗っています。まるで
ボートピープルみたいですねぇ。カッパは乗るとき貸ります。
船に乗るには、川岸へおります。
エレベーターで川岸へ下りて、船に乗る人の列に並びます。
待ち時間は15分ほどでした。
ここでビニールのカッパを貸してくれます。

船は、まず対岸のアメリカ滝へ向かいます。
左手がアメリカ滝、奥の方に少し見えているのがカナダ滝です。
アメリカ滝とカナダ滝の間には島?があり、この島には公園が出来ているそうです。アメリカ滝は岩が崩れ落ちており、滝壺がなく岩の上に水が落ちてきているように見えます。つまり、滝の裾が岩場みたいになっているんです。

2つの滝の間の島を過ぎて、カナダ滝へ近づいて行きます。
カナダ滝は崩れていないので滝のすぐしたまで船で近づけるらしい。
滝に近づくと流れが急なのか船のエンジンが高鳴ります。徐々にしぶきも増えてきました。借りたカッパをしっかりと着直します。
近づくにつれて、凄い水しぶきになってきました。
さらに近づくと周囲がほとんど見えなくなってしまいました。
うえから土砂降りの雨のように降り注ぐ水しぶきを我慢して見上げると、しぶきの隙間から滝の上の方が少しだけみえました。
ドド〜ッと言う音と、土砂降りの雨のような水しぶきの中にしばらく船が停まっています。停まると言っても川が流れているのでエンジンは回ってます。どのくらい居たでしょうか、数分かな?滝の下の感触を十分味わった頃、船は向きを変えて船着き場へ引き上げます。

滝から少し離れるだけで穏やかなもんですね。
あの音と、嵐の中のような状況はいったい何だったんだろう?って感じ。
右側がカナダ側、船はこの右手から出ています。

船着き場に向かって右手が川の
下流です。
船から下流を見ると橋が見えます。
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←船着き場の上の方に見える建物が 切符売り場です。
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アメリカとカナダを結ぶ橋です。
橋から滝を見ても良いんじゃないでしょうか?
滝の下の感触を味わい再びエレベータで駐車場のあるところへ戻ってきました。
ガイドブックを見ると、滝の裏側にトンネルがあるはずです。シーニックトンネルと言う物を探しましたが見あたりません。売店で聞くと、名前が変わったんだ、と言います。切符を買って、別のエレベータで再び下へ下りて行きます。エレベータの出口はトンネルへつながっていて、このトンネルが滝の裏にあるんです。
トンネルの中は『ゴー』っと言う水が落ちる音だけです。トンネルの所々に穴が開いていて滝を裏側から見ることが出来ます。滝の高さは70mくらいでしょうか?上の方から水(川)が落ちてきます。
ここでも、音と、水しぶきを肌で感ずる事ができますねぇ、、小さなトンネルをしばらく歩いて、順路にしたがってエレベータへ戻ります。エレベータを2〜3回待って、再び駐車場へ戻ってきました。
船と、トンネルを終わり、滝の横の公園(見晴台?)から滝を見ると、水しぶきが立ち上っています。ここで、これだけの水しぶきです。船に乗っていると土砂降りの雨のように水が落ちてきます。
少しだけ上流へ歩くと取水口があります。この落差を利用して発電しているんだそうです。発電にたくさん水を使うと滝の水が減って観光収入が減る。観光業者からの依頼で発電に使う水は控えめにしているんだそうな。
この付近には公園もあります、の〜んびりと周囲を散策してバスへ戻り、今夜の宿へ向かいました。
夕飯はホテルの近くでデニーズを見つけたので、ここで軽く食事をする事にしました。仕組みが良くわかりませんが、メニューを見ながらフレンチトーストのような物を注文し、なんとか食べたい物を食べられました。
これで全ての観光が終わり、明日は帰るだけです。
おやすみなさ〜ぃ。