97年5月 オーストラリア旅行
 5月は冷たい雨が降っていて寒かったぁ

97年5月 甥と二人でオーストラリアへ行きました。南半球への旅ははじめてです。新聞の広告をみて申し込みました。初日はJALで成田からシドニーへ、シドニーからローカル線に乗り換えてメルボルンへ向かいました。メルボルンに到着後、市内観光のあと夜のペンギンパレードへ向かいました。
ペンギンパレード
メルボルンからバスで2時間ほどでフィリップ島という島へゆきます。この島より南は海を経て南極大陸です。島といってもオーストラリア大陸とは橋でつながっていました。

←途中でカンガルーと記念撮影
フィリップ島へ向かう途中のドライブインでカンガルーやコアラと記念撮影をしました。
ドライブインにはコアラやカンガルーが無造作に飼われていました。カンガルーと同じところにいたコアラ(右の木の中)と一緒に記念撮影をしました。 コアラは木の中に雨をよけてひそんでいます。だって凄い寒いんだもん。
木の葉に隠れているコアラがわかりますか?5月のオーストラリアは秋です。これからもっと寒くなるんですよね〜 おお寒い寒い。

再びバスでまっすぐな道をどんどんとばして行きます。夜6時半、フィリップ島へ到着しました。バスを駐車場に停めて海岸まで歩いて行きます。ペンギンは暗闇に生息する動物なので明かりは厳禁、薄暗い明かりの中で観察します。
夜7時頃、あたりがすっかり暗くなるとフェアリーペンギンという小型(立ち上がった高さが30cmほど)のペンギンが巣に帰って来ます。

←暗闇の海からペンギン達が群をなして
 ぞろぞろ海岸へあがってきます。

でも暗いのでわかりにくいですね?
ペンギンが帰ってくるのは辺りがすっかり暗くなってからです。最初は偵察のペンギンがちらほらとみえます。
異常がないとわかると、あとからぞろぞろあがりはじめます。グループごとにあがって来るようです。一つのグループは30〜50羽でしょうか。
いったん海岸でグループ単位にまとまってから、グループ単位で一斉に我々に向かって走り(歩き?)はじめます。私たちの足元を通過して、ねぐらである後ろの草むらの中へと入ってゆきます。

この状態が夜9時ころまで続くのだそうです。

ペンギンは『フェアリーペンギン』という小型のペンギンです体長は30cmくらいでしょうか。

ここから南は南極、というだけあって5月(秋)のオーストラリアの海岸はとても寒いんです。特に今夜は雨、冷たい雨のかなでペンギンを観察します。ホテルでは、寒さよけの毛布を貸してくれます。これをバスに積んで出かけます。

←草むらまで帰ってきたペンギン
海岸からあがってきたペンギン(体長20〜30cm)がねぐらの草むらまでたどりついています。 小さな声でギャーギャーと鳴いていました。1日冷たい海の中に居て夜中に海岸へ帰ってくるなんて変な鳥ですねぇ。聞くところによると南極に居る殿様ペンギンは3ヶ月も真っ暗な冬の南極でじ〜っとしているんだそうな。しんじられないほど辛抱強い鳥なんですね

寒い海岸で2時間ほどペンギンを見てから夕飯となります。
←レストランにて
夕飯に大きなエビを前にしたゆうたくんです。

島の中のレストランで夕飯を食べて、冷え切った体を暖めてから1時間半ほどかけてメルボルンへ戻りました。
戻る途中で【南十字星】を見上げながら暖かいバスの中では、うとうとといい気分でした。

メルボルンの古い監獄にて
(甥の『ゆうた』君です)→
メルボルンには、古い監獄があり、中に入ることができます。大きな石でがっちりと作られた小さな部屋(独房)に入ると『こんなところで長い時間生活するのはいやだ』と実感します。学生など、若いうちに、社会見学や修学旅行などで監獄を見学する事を勧めます。監獄をみると、この世の中から悪い人が減りそうな気がしました。誰だって、こんな所へ閉じこめられるのはいやだ、と思うでしょう。
監獄を見たあと、クイーンズマーケット(青空市)へ回りました。いくつものテントを張った大きな市場です。昨日、街の中で買ったコアラのぬいぐるみが、定価の半分で売られていました。値切って50ドルにさせたのに、ここでは最初から30ドルです。やはり観光地ではなく、地元の人が買うところは安いですね。
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